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グローバル企業で感じるボランティア活動への意識の高さとは?

30以上の国と地域でビジネスを展開する当社では、毎年、世界中の従業員が合同でボランティア活動に取り組むボランティアデーを設けています。グローバル企業として、世界中のメンバーが力を合わせて社会やコミュニティを支援し、必要とされている場所に、より大きな影響を与えることを目的に実施しています。今年は、9月16日金曜日に開催され、世界各拠点で感染予防などを徹底し、工夫をしながら取り組みました。(ちなみに、イスラエルのメンバーは9月15日に開催:ユダヤ教では金・土が安息日で週末にあたるため)

ボランティア活動に取り組みやすい環境


社内の特設ポータルサイトには、世界中の従業員がボランティア活動のアイディアを自ら登録し、社内の参加を募る仕組みが設けられており、取り組みやすいボランティアの機会や場が作られています。(場所やバーチャル参加など、条件を入力し検索・登録ができます。)

ポータルサイトには、My Dashboardがあり、各自のボランティア活動時間や寄付金額を登録することで、社会への貢献を可視化する仕組みも設けられています。
(また、当社では、グローバルでボランティア休暇制度も設けられており、より柔軟にボランティアに集中し活動できる環境も整っています。)

コロナ禍以前は、従業員同士が集まり、オフィスがある地域のゴミ拾いや子ども食堂へ出向いて寄付や夕食を作るお手伝いなどに取り組んできましたが、コロナ禍以降は、医療従事者の方々のために市販のゴミ袋で作る「防護服支援」、視覚障がい等の理由で読書困難な人たちのための読書のバリアフリー活動「本のテキスト化ボランティア」、クリスマスを病院で過ごす子供たちへ贈る「手作りクリスマスカード」などリモートワークでも支援できる活動を中心に取り組んでいます。

日本オフィスでは、今年もリモートワークを中心に活動し、海洋プラごみ問題の解決・改善のための活動をしているプラごみ流出マップへの写真提供や、人道支援団体が利用する災害対応や救命活動に必要な世界地図データを更新する活動MAP FOR PEOPLE IN NEED、各自のPCやモバイルデバイスの不要なデータを削除してエネルギー節約+CO2排出量の削減に向けた活動などに取り組みました。

MAP FOR PEOPLE IN NEED / HOT Tasking Managerのマッピングシーン

まだまだ根付かない日本でのボランティア活動


イギリスの慈善団体であるCharities Aid Foundationが発表している世界寄付指数(World Giving Index 2021)によると、114ヶ国を対象に実施した2020年の調査では、日本は総合的スコアで最下位の結果となっています。当レポートによると、「日本は、歴史的に先進国としては珍しく市民団体が限定されていて、慈善寄付に関するルールは複雑であり、国による対策への期待が高く、組織的な非営利団体(NPO)は比較的新しい現象である」ことが主な理由として分析されています。

ランキングのワースト92位〜114位を抜粋
出典:CAF Charities Aid Foundation

当社がビジネス展開をする主要マーケットであるアメリカ、イギリス、オーストラリアなどは上位25位内にランクインしており、当社のボランティア活動の推進力や積極性などにも大きな影響を与えていると実感しています。

ランキングのTOP1位〜25位を抜粋
出典:CAF Charities Aid Foundation

近年では、日本国内でも企業内のボランティアデーの実施や、SDGs・サステナビリティの推進による社会課題解決に向けた取り組みなど、活発化がみられますが、より気軽にボランティアやチャリティーができる仕組みや環境の整備が進むことを願っています。


*Boundless株式会社(バウンドレス)は、米国に本社を置くYahoo Inc.の日本法人です。

30以上の国や地域で事業を展開する当社は、企業活動の中で、SDGsやDEI、LGBTQIAなど様々な考え方や視点が必要であり、新しい価値観がイノベーションを創出すると考えています。当社では、具体的に、SDGsの視点からdigital inclusion(デジタルで技術革新)、climate protection (自然保護) 、human prosperity (人々の平和と公正)などを指針に掲げ、全世界の社員が継続的にそのテーマに沿ったボランティア活動をおこなったり、社員自らLGBTQIAやWorking Parentsなど様々なコミュニティーを立ち上げ、積極的に社会に貢献できる行動を起こしています。


サステナビリティへの取り組み
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