海外チームとうまく仕事するコツとは?
こんにちは。Boundless株式会社で広告オペレーション業務のリードをしております大西です。
今回はBoundless内におけるOrganization(組織構造)についてお話しさせていただきます。
日本のオフィスで働いている社員は、主にマネージングダイレクターの下にセールスチームとして在籍しているメンバーで多く構成されています。
しかし、私が所属している広告オペレーションのチームは、香港にいるAPAC組織のディレクターへのダイレクトレポートとなっております。
そして私の他に、マーケティング、Pricing & Yield Analyst (広告商品の価格管理)、Ad Exchange、Ad Techのメンバーも、私と同様に日本のオフィスに居ながら、それぞれ日本以外のディレクターやマネージャーへダイレクトレポートを行っています。
そんなダイレクトレポート先が海外にいる一部のメンバーに「いいところ」と「チャレンジグなところ」をヒアリングしましたので、紹介していきたいと思います。
■いいところ
日本という枠組みに捉われず、他の地域で起きている様々なプロジェクトに手を挙げやすく参加しやすい。特にまだ日本では展開していない最新の広告手法などに触れることができる。
ニュースやSNSなどでは伝わってこないようなグローバルや他国の様々な情報が共有されるので、視野を広く持ちやすい。
一つの英会話教室だけでは体験できない英語 (イギリス英語、アメリカ英語、シンガポール英語、etc.) に触れることができて、国によってそれぞれ特徴を見つけるのが面白い。
より多くのグローバルな人材と関われる。優秀な人や、尊敬できる人が海外にも沢山いて、日々の業務において非常に刺激になる。
■チャレンジングなところ
日本の祝日でもメールが飛んできたり、会議が開催されたりするので休み明けのキャッチアップが大変。なお、海外では1月2日から通常業務が開始されていたりするので、正月休み気分どころではない。
ルールづくりの際など、国ごとに商品・ビジネスが異なるので、差異を理解した上で、どの国でも機能するような包括的なルール・プロセスを検討する必要がある。
参加者のタイムゾーンが3つ以上にまたがる会議の場合、アジアは大体深夜の参加になってしまう。
本社(アメリカ)主導でプロセス等が決まっていく過程で、グローバルな視点からAPACチームとしての主張を伝える努力や、個人として認知してもらうプラスアルファの努力が必要。
なお、昨年は日本にいるマネージャー向けに「異文化理解の研修」が行われ、慣れない異文化の他者及び差異と付き合う認知管理の能力と経験(例えば、ネガティブに感じるものをどのように処理し、どのようにポジティブなアウトプットに繋げていくか、視点調整のスキルなど)を学びました。
またその際に、日本と異なる特定の状況・多文化環境の他者に向けて、ビジネスに関連する文化的要因を理解した上、相手の行動を予測、分析、 対応する力や、自分の文化を「第三者」のように論理的に説明し、相手に受け入れ て貰う発信力についてもワークショップを行いました。
特に文化の違いの中での業務は日々大変なことも多いですが、その分、グローバルな人材の育成としてのやりがいも多く、日本に居ながら様々な体験ができます。
多様性のある職場環境のBoundlessでは、現在いくつかのポジションで人材を募集しています。私たちと一緒に、グローバル環境でスキルを磨き、チャレンジしてみませんか?
*Boundless株式会社(バウンドレス)は、米国に本社を置くYahoo Inc.の日本法人です。