つれづれなるままに キリムについて2 キリムとの出会い
今日はキリムとの出会いについて、お話ししたいと思います。
転勤で上京して2年が過ぎた頃、健康のために電車通勤を徒歩通勤に変更しました。ある日、途中に気になる雑貨ショップを発見。店頭に売り出されているクッションやランプが、以前旅行したトルコのお土産屋さんでみかけたものによく似ています。
その日は通り過ぎましたが、やっぱりずっとに気なって、しばらくたったある土曜日の帰宅途中に思い切って中に入ってみることに。すると、その中には、みたことのない柄の様々な敷物がうず高く積まれたり、壁にかけられたりする未知の世界が広がっていました。
最初は場違いなところに足を踏み入れてしまった感で一杯でしたが、ふとみると、窓辺に飾ってある花瓶の下に敷かれていた端切れがとても鮮やかでです。最初は非売品かと思いましたが、値札がついてて、お値段も普通のハンカチ2,3枚分ぐらい。お店の人は他の端切れもいくつか見せてくれましたが、やっぱり最初に見たものが気になって、少しほつれがあったものの、手に入れてみることにしました。
帰宅して調べてみると、どうもキリムという中東付近の織物で、その中でもガジャリというイランのテント布の一部のようでした。
それからキリムに興味を持って、ネットで調べたり、書籍を購入する日々が始まったのです。