嫌いな上司
今まで嫌いな上司で悩んだことはあるだろうか?
恐らく多くの人が経験があると思う。
恥ずかしい話、高卒で入社した会社で生意気にもシェフに盾突いて、三カ月間最低限の返事で会話をしなかったことがある。(返事もしょーもないもの)
今思えば本当に申し訳なかったし、若気の至りという事で。。。
そんな時先輩に言われた一言で、一発で素直になれた事があった。
「自分の事が嫌いな人のことを、好きになってくれるわけないだろ、このままじゃ仕事になんねーぞ」
・・なるほど確かに!(素直か!!)
そのシェフは直ぐにタバコ吸いに行くし、仕事も汚いし、声がでかい。
それに対して無視という対応を僕は取っていた。
何も生み出さない事は明白で、大ベテランがその他大勢のいち新人に気に入られようと態度を変えてくるわけがない。
そもそも、自分の事が嫌いな相手に嫌な思いをする可能性があるのに、寄り添っていく奴なんていない。
そこには、「シェフ(上司)だから自分のことをわかってくれるだろう」「理解してくれるはずだ」という根拠のない慢心がある。
だから反抗期の子供のように無視を決め込む。
上司を変えることは考えない方がいい。
これは本当で、たとえ成功しても効果が出るには時間がかかるし、失敗する事がほとんどだ。
そして、反抗のつもりで辞めてもその上司は痛くも痒くもない。
腹落ちした僕は、とにかくシェフに自分から話しかけることにした。
始めは驚いたような、たどたどしい返答だったが、数日間経つと仕事の指示も飛んでくるようになり、笑ってくれる場面も出てきた。
そして、自分の中でも「すぐ楽をする・仕事が雑」の側面でしか見えていなかったものが、「仕事が早い・仕事を部下に振れる・80点ラインを目指す効率的な仕事(チェーン店では大切なこと、その意味では正解)」という様な側面で見れるようになってきた。
そのことは、のちのち自分の武器になる「仕事の速さ」につながってくる。
これには大いに助けられた。
確かに本当に害しかない上司も中にはいます、でもそこにいちいち腹を立てる必要はなくて、いずれ会社はあなたの味方になってくれるでしょう。
(足を引っ張ってくる同僚には要注意)
でも、その上司が何らかの形で会社や他の社員に信頼されているのなら、あなたの未熟さが彼から学ぶべき事を見えなくしているのかも知れません。
嫌いな上司が出来てしまったら、マイペースで良いので自分から合わせてみましょう。
そんな真面目なあなたの事を他の人は応援してくれるはずです。
そして、自分自身をきっと成長させてくれるはずです。
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