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労働時間について

パン屋さん含め飲食業は労働時間が長い。
薄利多売の産業で、発酵する時間も必要なため尚更縮めにくい。

しかしながら昨今、働き方改革の推進が行われ飲食業も例外ではない。
フランスでは、この影響でレストランのレベルが落ちたとか落ちないとか。
日本は移民文化もないし、パンは日本の文化ではないので補助金等で文化的に守られることもない。
どう時代に合わせた働き方にしていくのか。

日本人は、同調圧力が強いと言われていますね。
僕もそう思う、ディスカッションすることが苦手で空気を読んで合わせに行くし、意見の違う相手を攻撃する。
働き方も、主体的に働いている人が少ない原因がここにあると思う。

働き方については、二つのタイプがあると思っていて
①起業するor唯一無二の代わりのいない人材を目指す人
②仕事をしっかりこなしながら、趣味などプライベートあくまで優先する人
人それぞれ、どちらも尊重されるべきだと思う。

以前、そもそも8時間労働の根拠ってなに?ってふと疑問に思ったことがある。
謎の世界共通ルール。
調べると起源はイギリスの産業革命時代まで遡る。
詳しい事は書きませんが、8時間労働と休日の規定を設けたことで、
労働者(主に権利がなかった階級層)の生産性が上がりその会社は成功したそうだ。(それまでは、いかに長く働かせるかを重視していた)
経営者の戦略だったという事です。
要は労働者を効率的に働かせるためにフォーカスした法律なわけです。
(今は、労働者を守るセーフティーネットのイメージが大きいですが)

なので、②の人もあくまで高い生産性を要求されるわけです。
定時上りが約束されているからと言え、ただ8時間を消費している状態だと、他の生産性の高い人材に変えられてしまう事になります。
ですので、やはりステップアップしていくには、アウトプットに重点を置いた働き方をしていく必要があります。

そして①の人は8時間の概念が当てはまらない人だと思います。
規定の労働時間という概念で仕事をしてないで、自分の労働時間を自ら決めていく事になります。
ライフワークバランスが見直されているとは言え、資本主義なわけです。
そこは、弱肉強食なわけで、あくまで成果主義に徹しなければ負けてしまいます。
また、下積み時代は自分の目標達成のための必要な努力を逆算して、人生の時間をどれだけ掛けるかを考えた方が良いと思います。
大きな夢を叶えられる人に成りたいのなら、仕事の内容(成果も含め)が重要であり、拘束時間ではありません。
もちろん論外的な生産性のない長時間労働は否定しますが、世に出ている有名シェフたちは1日のうち、仕事のことを考えている時間が本当に長いように思います。(現場にいるかいないかは別にして)

あくまで主体的に働くことが重要で、自分の自己表現・自己防衛に仕事を使うのであれば、人に決められる労働時間ではなく、自分の成長を感じられる仕事内容や勉強にフォーカスするべきだと思います。

今日の仕事が自分の知的・技術的ストックになるのなら、将来の自分のために時間を費やしても良いと思います。
人任せの労働は何も生みません。
主体性をもった仕事ができているか、見直してみましょう。
(意識だけ高い系は、会社への要求ばかり高くなるがちなので注意してくださいね)

工房バゲットBIO


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