国士無双13門待ち
先日の放映で岡田プロがあがったようですね。放送対局で役満は映えます。しかも国士無双13門待ちでリーチというのもまた良いです。
そんな国士無双13門待ちですが、僕は複数回あがったことがあります。おそらく4人打で3回、3人打は5回くらい。
あれは、国士無双の2シャンテンからワクワクドキドキするんですよ。頭がまだなくて、あれとあれが入れば13門待ちだ!って。
13門待ちになるには、この2/13を頭になる11/13を突破することが第一関門。
第一関門を突破したら、1/13を頭になる12/13より先に引き入れないといけないわけです。
パチンコの一発台と似たようなシステムかと。
でもね、聴牌してそこで終わりじゃないんです。ここであがらないといけないわけですが、放送対局で空振りがあったとかなかったとか。(Mさん、ある意味で伝説になりました)
僕はというと、この国士無双13門待ちチャンスを何度も何度も経験しています。やはり1シャンテンから頭ができたっていうのがほとんどです。そして、晴れて1/13を引き入れた時には全て上がっています。プチ自慢です♪
国士無双13門待ち聴牌からの地獄
今から20年少し前に、今里の「I」という雀荘であったリアルのお話です。以下は、多少の脚色はありますが事実を元に再現しています。
ここは老舗の雀荘。貸卓と常連さんだけの関西サンマのフリーをやってました。オープンリーチあり、役満祝儀はW役満(四暗刻単騎、フリテンなしの国士無双13門待ち、複合役満など)なら倍づけ。本役満の祝儀は同卓者だけでなく、フリーをやっている人全員からというルール。この役満祝儀も近頃はほぼ見かけないですね。
ある日のことでした。東1局、山さんが9巡目に親で国士無双13門待ちを聴牌。フリーが3卓。役満祝儀は8人分!役満祝儀は4000。数え役満は2000。Wだから8000。8人だから祝儀だけで64000。しめしめとダマを選択。
すると、同巡で南家の浜ちゃんから「リーチ」。
すぐに、西家の松ちゃんからも「リーチ」。
山さんは、「ワシも聴牌じゃ!追いかけオープン!!」
山さんが開いた手に浜ちゃん、松ちゃんはびっくり‼️
浜ちゃん「なんやなんや!そんなごっつい手かいな」
松ちゃん「そんなん放銃したら、俺もう帰るで」
と二人が騒いだら、他の卓から「なんやなんや!どないしたんや!」
浜ちゃん「これ見てみぃな、山さんが国士無双13門でオープンや!」
松ちゃん「もうやってられへんわ」
山さん「そんなん言うてもお前らのほうが先にリーチやんけ!」
山さんは負けるなんて微塵も思ってないから、声のボリュームがアップ。
他の卓もみんな止めて、この卓の周りに集まり固唾を飲んで静かに趨勢を見守った!
国士無双13門は見たいけど、役満祝儀がやっぱり痛いから、みんな浜ちゃん、松ちゃんに肩入れ。
浜ちゃんの一発目は3s
松ちゃんの一発目は2s
二人続けてセーフ!
山さんは4s!
山さん「このヤマは索子ばっかやなぁ!」と少しトーンダウン。
浜ちゃんの2発目は7s
浜ちゃん「もう心臓に悪いわ」
松ちゃん「お前心臓に毛が生えているんちゃうかったか」と6pをツモ切り。
山さん「何やこれ!」といかにも厳しそうな5pを投げるようにカワに置く!
浜ちゃん「ドッスン!」
松ちゃん「ブリブリ!!」
山さん「なんでやねん(꒪⌓꒪)」
浜ちゃん「数え役満や!祝儀もよろしく」
松ちゃんは裏ドラを確認。裏ドラは9m。「裏はサービス!トッパンでトビは俺のもらいやな」
関西サンマでトッパンとは倍満のこと。Wロンは下家から順番に支払っていき、点棒が支払えなくなったらトビ。
この場合は、山さん35000からリーチして34000
→浜ちゃんに32000で残り2000
→松ちゃん16000で点数が無くなるから、松ちゃんにトビ賞がつく。
山さんはすっかり意気消沈して「これなんやねん・・・(;ↀ⌓ↀ)」
上下の大きい結果に項垂れる山さん。盛り上がる野次馬たち!
山さん「さあ、次や次!」
野次馬たちも、止めていた卓に戻り続きを打ち始めた。
さっきまでの緊張が嘘のようにいつものような猥雑さが返ってきた。
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