僕と麻雀 2浪編5本場
「I will be back!」
表題のは、ターミネーターでアーノルド・シュワルツネッガーの有名な台詞。
よく英語で比較されるのが、日本に駐留していたマッカーサーの言葉。
I shall return!
フィリピン駐留時に日本軍の攻撃を受けてオーストラリアへ脱出し、そこで失地回復を願って言ったのだろう。
僕は雀荘を離れる時、そんなカッコいい台詞は吐いてない。
強い気持ちを持ってはいなかった。
受験に失敗し、彼女から言われて仕方なく行かないようにしただけだ。
クラブ茶屋町に顔を出そうとしている時点で、僕の麻雀への未練はタラタラだったのは明白。
ちょっとしたきっかけで高島の代打ちをし、次にT山、I浦から呼ばれてひょいと出かけたが、それぞれ満更でもなかったのは言うまでもない。
そして、規律正しく通っていた予備校は、1浪目の頃と同じようにサボり始めた。
成績なんかを気にすることはほぼなかった。
いくつかのテストの成績は、相変わらず数学だけ国公立文系クラスでトップクラスだった。
興味のなかった他の教科は、中学生の頃の貯金で暮らしていた。
そして、僕は雀荘に戻ってきた!
タガが外れた僕は、雀荘に顔を出すうちにあっちこっちから麻雀の誘いを受けるようになった。
予備校のある十三なら、毎日クラブ、淀川クラブに風月荘。
梅田は、クラブ茶屋町とニュー明大。
ほぼ毎日のようにどこかで打っていた。
この頃すでに4人打よりサンマが多くなっていた。
1学年下の面子には、K学院のT山、I浦、T山、T口、Mあま、M田などなど。
ラ・サールのM木、N嶺、M井などなど。
母校の後輩は、O本、とみしま、マツキン、ピグなどなど。
河合塾や他の予備校から、H、M谷、 T光、A井、M島、 I谷、F井、いわなが、むろながなどなど。
同級生は少なくなったが、とにかく沢山いた。
連戦連勝なのに面子に困ることがない日々がまた始まった。
次回「つーやん道場!」