【 お仕事 】SAKAEテクニカルペーパー株式会社 製品 iroful/イロフル 動画にてカリグラフィーを担当いたしました
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i r o f u l .
この度、SAKAEテクニカルペーパー株式会社の製品
iroful /イロフル の動画にて
カリグラフィーを担当しました。
Youtubeチャンネルにて動画が公開されています。
万年筆、カリグラフィーペン、ガラスペンなど数種類の道具と
インクを使用しました。
ご自身の持つインクや道具に近いものを想像しながらご覧になると
イメージも膨らむのではないかと思います。
発色はもちろんのこと、
インクが広がり濃淡が生まれる繊細な様子や
線や色彩の輪郭の美しさを間近で体感できるような
何度も見たくなる動画となっています。
書かなくたって
できることはたくさんあるのかもしれません。
けれど、
自分にしか出会えない
『 心の物語の景色 』があると私は信じています。
表に出たばかりの心は
まだ何かの形になる前の姿。
そうして紙の上に現れた心から物語が始まり、
生み出したものが景色として目の前に現れる。
この感覚を色で、言葉で、表すとしたら?
どんなバランスで、密度で、進もうか?
そんな風に書く前の準備からワクワクして、
書き始めたら夢中になって時間を忘れる。
そこになかった物語を
自分の手で形にすることが楽しい。
だから私は手書きが好きなのだなと
再認識することが出来ました。
このペーパーペーパー というブランドの
新製品の第一弾が iroful /イロフル です。
iroful の特徴は、
・発色の良さ
・濃淡が繊細にでる
・線がシャープにでる
・紙のテクスチャーはしっとり
が主なもの。ここをどう活かすかは
手書きを愛するものの楽しみどころでもあるのだろうなと
iroful に触れながら想像を膨らませ、
たくさんの色を用いて書かせていただきました。
発色の良さは、
今の「好き」を思い切り表現して堪能できるように。
インクの本来もつ色彩の魅力はそのままに、鮮やかさを感じます。
濃淡の繊細さは、
手書きの喜びを示すように。
ひとつのインクが持つ、魅力ある様々な表情が立ち現れます。
線や輪郭のシャープさは、
思案の道のりさえも美しい景色にかえるように。
細やかな書き込みもくっきりと表現ができ、頼もしいです。
しっとりとした質感は、
その心を止めることなく書き記せるように。
ペンが紙の上を
なめらかに滑るような書き心地は、
想いを外へと連れ出してくれるようです。
そして私はこのお話をいただいた時、
paper paper の言葉に惹きつけられました。
例えば
これまでの記録を見返して、成長を感じたり
上手く口にできない言葉を試行錯誤しながらも、文字にしたり
文字を見返す度に当時の気持ちを思い出して、嬉しくなったり。
そういう想いからはじまる景色に辿り着く過程で
自分や誰かのために手を動かすことは、
「紙だからできること」
だと思っています。
自分のために書くことも
誰かのために書くことも、
今の想いを言葉や形にしようと試みることそのものが尊いし
そこにはすでに意味も価値も重なっていて、美しいのだと思います。
たくさんの方々が携わって、ひとつのものが生まれ
またそこから多くの人の手を渡って新たな形になっていく。
まるで結晶が磨かれ光を宿していくような光景に触れていた時間でした。
手書きや色彩、物語を愛するものとして
紙の上で生まれることを通して
心を喜ばせる活動に
これからも励みたいと思いました。
ご担当の方が
撮影の際に「 iroful を世界中の人に知ってもらいたい 」と
静かに、強く話してくださった姿が忘れられません。
この動画がたくさんの方の元へ届き、
愛する道具たちと共につくる
『 心の物語の景色 』の喜びに出会えますように。
irofulが
自分のペンやインクでつくる、
新たな可能性を発見するきっかけになれれば嬉しいです。
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iroful イロフル
SAKAEテクニカルペーパー株式会社
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