結構嫌な夢
たしか時系列としては夫が前の会社のキャバ嬢よろしくな女子会かなんかに深夜参加しててそもそも帰りが遅いところから始まっていた気がする。私は実家の手伝いをしながら少し自棄になっていたが、帰ってきた夫が現実世界でほぼやらないハグをしながら「大丈夫」と言ってきたので「大丈夫なわけないよ」と泣き出してしまった。そのノリで近くセックスでも再会しようかという雰囲気にはなったが、その時はまた今の夫ではない昔の人の顔になっていた気がする。特に過去に未練はないのだが、夢の中の性事情は毎回お前だなと思ったりする。
その後娘と息子をベッドに連れて行こうとする。娘をハグして頬擦りをすると照れながらとても嬉しそうだった。少し昔の人とワインを飲み(おそらくサイゼワイン)嫌な想像をしてしまう。先ほどの娘の笑顔だ。その後娘を呼ぶ、返事が遠い。声のする方に走ると玄関から外に出ていて、空のクーハンが傍に落ちていた。まさかと思いさらに下を覗くと、息子がコンクリの上に転がっていた。最悪だ、娘は泣きそうな顔をしていて、赤ちゃんを落としてしまったと言い、私は救急車を必死で呼ぼうとし、番号が119だかどうかを何度も誰かに確認している。震えが止まらない中なんとか電話は繋がり、ただしとても緊急とは思えない隊員から、やんわり救助を辞退されかける。「住所は△△△の、…近くの半袖短パンの方にお聞きする形ででよいですかね」「ちょっと待ってください、半袖短パンの人なんか近くにいません、誰ですか?正確な住所は△△△の…です!」「…でもおたく、ネコポス使えるんですか?」「使えますけど緊急だからこうやって電話してるんです!…」
のらりくらりとかわされ、私は携帯を粉々にしてしまう。だめだ手配してくれない、病院に急がなければ。両親と共に息子を抱いて病院に向かう、空港からタクシーを捕まえて飛ばしてもらう。なぜ異変に気付いたのか問われ、「私がもし娘だったら母の愛情を独り占めしたくなって邪魔者を排除する気がしたらほんとにそうしていた」と伝え、泣いた。布袋に入れられている息子がモゾモゾ動くが中の様子が見えず袋を取ると、新生児微笑を繰り返していた。外傷もなく、関節や手足もきちんと動いている、もしかしたら緊急性はないのかもしれない、安堵は早いと思いつつ、少しほっとしている、…
車の中で母がニヤリとし、父も母も煙草を吸い出す。「新生児目の前にして煙草吸い出しちゃってアタマどうかしてるよあんたのジジババは」と息子に言いながら、とはいえ今この車の中の光景はだいぶフォトジェニックで、立ちこめる煙と両親、息子を写真に撮っている。…
そんな夢を見た。
そういえば第二子産まれました。
言葉が好きです。音楽が好きです。好きな音楽をシェアしつつ文字を書いているだけなので、アーティストさんの歌詞などとあまり関係がありません。すみません。