『求めよ…運命の旅人算』が沁み渡る男性中間管理職の独り言
世間では色んな会社が年度末である3月31日、BEYOOOOONDSの新曲MVが公開されましたね。
良い。むっちゃ良い。好き。皆好き。
とこの曲を一曲リピートで聴きながらいつもと変わらぬ1日を過ごした今日、皿洗いをしながら今年度について想いを馳せておりました。
しがないオッサンの仕事や人生についての独り言なので、ここからはあまり気持ち良くない話が続くかもしれません。「ハローを聴きながら仕事のことなんて考えたくねーよバカっ!」という方はここで引き返して頂ければと思います…ごめんなさい…
何度かこの手の記事を投稿してますが、これは完全にセルフセラピーであって、世の中の誰かを救いたいわけでも諭したいわけでもない、ただの独り言です。どうかご容赦くださいませ。
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では参ります。
冒頭、BEYOOOOONDSお得意のポップなノリで下記の問題が読み上げられますね。
この歌は、上のように算数の問題をBEYOOOOONDSのメンバーがかわいく出題してかわいく計算してくれながら、人生や運命の出会いについて素敵に歌ってくれるトンチキ構造になってるわけです。ですが。そのトンチキ構造よりも何よりも「数字」そのものに私は過敏に反応してしまいました。
というのも。私事で大変恐縮ですが、今勤めている会社で、数年前からいわゆる管理職に人事異動が出まして。小さい小さい部署ですが、数字の管理責任を社内で負わされてるんですね。毎月予算数値に対して数字がどうなっているのか、達成していなければ来月以降どう対処するのか、お偉方に報告しなければなりません…オソロシヤ
そしてその数字の進捗を部下の皆と共有する。チーム皆意識を数字に向ける。皆で数字を達成する。毎日、日々の小さな積み重ねが一か月の数字を作るわけです。まさに足して引いて掛けて割って、を毎日確認しているわけです。
…はい。まぁそんな状況の私ですので、数字についてヤキモキしながら過ごした今年度を終えました。いや今年度はまじでやり切った。
そこで、要所要所の歌詞がオッサンの脳に突き刺さります。
コレは言ったことがある方も、耳にしたことがある方も多いと思うんです。
歌の文脈通りならよくある「学校の勉強って意味あんの?とブーブー文句言って勉強しない学生」像がコレにあたるわけですよね?多分。
実際僕も、中高と暗記科目が大嫌いでよくこんな事言ってましたね。赤点スレスレで辛うじて卒業できましたマジで。お恥ずかしい…
でもね、ココでも言われてる通りで。本当に思うのは、やってみて損はないんですよね(やった奴が言えというご意見は全身で受け止めます)
文句を言ってやらない自分を正当化したいだけなんですよね。
それって、本当に社会人になっても同じでした。数字を達成しろ、考えろ、話し合え、もっと良いものを、ある事ない事時には妄想のように聞こえるようなことをいろいろ上司に言われてきました。腹が立つこともあったし、納得いかずヤケ酒したこともしばしばありました。あ、ありましたというか未だにあります…
もうこの歌詞が別の意味に聞こえてきます…
何を足して何を引くのか。どちらにも限界があります…
ましてや。働き方改革の煽りを受けている昨今、自分も含めて部下にも残業を指示するにはいろいろと制約があります。私が入社当初はそんなこともなく、自分や上司がコレだ!と思った事には時間とエネルギーをぶつけることができました。それができてた頃はしんどさもありましたが達成感もそれなりにあったものです。とはいえそんな事を嘆いても仕方がありません。限られた時間の中で最大限の数値を叩き出すしかないのです。部下に対して「俺が入ったばかりの頃は…」なんて言葉は御法度です。そんなもうどこかにいってしまった過去のことよりも未来を作り上げなきゃいけないんです。
そんな事を色々考えながらも報告はしなければなりません。それが私の仕事であり、責任ですので。
「どうせ頑張ったって」よく、思う。
ほんっっっっとによく思います。
泣きそうになったこともある(笑)
でも計算。来る日も来る日も計算計算計算計算計算計算計算計算計算計算計算計算…
私は入社当初お世話になったAさんという方がいます。Aさんも管理職をしていました。事業所でも一目置かれていた存在で、マジですごかったんですよ。なんというかカリスマ性があるというか、人の心を掴んで引っ張ってく力が半端なかったんです。その分、衝突も多い人でしたが(笑)
で、Aさんは昇進、後任の方はすぐ退職されてしまい、その後任として私が管理職になりました。管理職になった当初は「Aさんはこんだけのプレッシャーを跳ね除けて、あんなに気丈に振る舞ってたのか…!」と尊敬と感心の連続でした。今でも時折相談させてもらっていますが、やはり別格のメンタルをお持ちです。
でも。でもですよ。そんなAさんの数字を、今年度私が管理した数字は超えられたんです!!!!(はい、拍手!!!!!)
なんで達成できたか?やった事はマジでひとつ。計算です。
はい。ひいてわったら、見えてきたんです。
本当に。冗談じゃなくて。
ガムシャラにやってた過去も、Aさんに付いていったあの日も、納得できなくてヤケ酒した日も。全部不正解でした。そして、今年度この結果も不正解です。今コレを打って達成感に打ちひしがれている私の姿勢その物も、全部不正解です。でも全部、花丸なんです。将来に意味がなくたって、損はないんだから。みんな頑張ったんだから。間違いながら、今ここにいるんだ。花丸だ。
プラマイパラッパーな一年間で、やっと一抹の光が見えてきました。
あと一歩。
もう一歩です。
私の人生に正解を見出せたことは未だかつてありません。勉強に意義を見出せたことも、大してありません。でもそんな頭足らずのオッサンでも、足して引いてかけてわることで人生に少しの達成感を見出すことができたんです。そういう人もいる。それだけです。
今自分がやってる事も
やらなきゃいけない事も
どうせやるなら楽しい方へ。
楽しむ方へ。
今は正直、そのステージに居ません。怠いな…が8割です。でもあと一歩で、光に手が届きそうなんです。
自分から見えている景色を変えられるのは、学校の先生でも、指示してくる上司でもなく、他でもない私自身。私の創る今が、未来の若者の誰かの光になれたらいいなと思います。
こんなこと会社ではぜっったいに発言しないのでここに書き留めておきました(そういうとこやないかダメなの?)
以上、頭パラッパーな某田中でした。
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