大谷翔平とぼく
今、テレビの中の大谷翔平が、WBC決勝で三振をとった。
日本は世界一になった。
テレビやSNS、インターネット、どこもかしこも彼の話題でいっぱいだ。
そんな彼は僕と同い年である。
いろんなCMに起用されている彼と
家でテレビを見ている僕は同級生だ。
たまにタレントやスポーツ選手を見て、
「あ、この人同い年なんだ!」
何て気づいて驚くこと、みなさんにも経験あると思う。
よりによって僕は大谷翔平と同級生なのだ。
当時甲子園で活躍していた彼に対する憧れと
28歳になった今、彼に対する感情は異なっている。
彼と同じ時間を過ごして、子供から大人になった。
憧れというより、嫉妬というよりも、もう諦めに近い感情だ。
何を食べたらそんなに大きくなるのだ。
どんな生活をしていたらリアルキャプテン翼みたいな体型になるのだ。
自分で言うのも何だが、何がどう違ってこんなに彼と僕は違うのだろうか。
彼は岩手出身で、僕は山形出身。
同じ東北なのでほぼ一緒と言ってもいいだろう。
彼は193cmで僕は173cm。
四捨五入したら二人とも200なのでほぼ一緒だ。
彼はSHOHEIで僕はSHOTA
半分一緒だから、もうほぼ一緒だ。
生まれた日だって147日しか違わない。
彼は日本を背負って世界で戦っていて
僕はパソコンの前でよく分からない数字をポチポチしている。
圧倒的な努力の量と質
ここが大きな違いなんだろうな。
比べる事すらおこがましいのはわかっている。
でも、翔平くん、すげぇよ。まじで。
大谷翔平と同い年、って言ってる時に
誇らしいと感じる時すらある。
テレビに映る君を見て
僕はため息が止まらないのだ。