どうしたら。

無事父にあって
そこまで乗り換えは5回なんだけど
父の家にたどり着くバスは1時間に1本で
心細かったけどマックでコーヒーのんで
父に渡すもの渡して
3時間で帰った
もう
毎週あってるので交通費も高いし
お馬ちゃんが好きなので
私が居ると集中できないので
帰った
来週は馬券が当たったら行くと
言った
まだ結果は分からぬ父と別れて
電車にのった
ホッとしてゆっくりも出来て
座れた
満席だった

暫く停車すると
乗車してきた人がいて
私の目の前にたった
他の人の前も空いてたのに
真ん中に座ってる
私の前に立った

私は腰のあたりから
目線を下ろした
ピンクのAラインのコートで
その下に黒のロングスカートに
黒のブーツ履いてた
心の中で
（新宿でも行くのかな）
と腰の辺りをみてた
腰はギャザーが入ってて
Aラインコートには
リボンが散りばめてあった
（可愛い趣味ね、若い子だわね）
と思って顔はどんな顔だろう
ロングヘアで毛先巻き巻きかな
って思って

目線をあげたら

上げてみたら
その洋服をきていたのは

男

だった
それならまだわかる
許容範囲だ私の

違う
違うんだ
化粧して女装
いやそれもわかるんだ
どんなに化粧しても
男っ気ある人はいる
でも女装の努力は認めるよ
アタイでも

違うんだ
違うんだそれがないんだ
そのひと

綺麗な角刈りなんだああああああ！！

再度確認の為に書こう。

Aラインのピンクのスカート
黒いロングスカート
黒のブーツ

なのに
なのに

なんで頭は角刈りなの？

どう考えても
ジェラードンの
アタック西本にしかみえないんだよー

この姿で
角刈りは反則でしょうよ
それに
周りが空いてるのに
なんで私の目の前にたつわけ？

怒りというより
恐怖なのさ

なんかされるのかな
奇声上げられたらどうしよう
次で降りてくれないかな

という願いも虚しく
そのAラインで
独り言をいいながら
周りをキョロキョロし始めた

心の中でいったさ
そのAラインなら
普通は
ALFEEの高見沢さんなら
許せるんだけど

違う違う
そうじゃない

角刈りなの！！

なんで〜
って思ったら
今度は
いきなり小刻みに
ステップ踏み出すのよ
つま先が私の靴の先に当たるのよ

ひえ〜

周り立ってる人は
どんどんその人から
遠ざかってく
電車の揺れにあわせて
ステップがノリノリ

座ってる私たちは
逃げられない！

私なんて
途中下車したいけど
急行だから駅飛ばしてるし
急行は各停が駅いるから
乗り継ぎまで我慢なの

もうさ
一緒に乗ってきた小学生が
ドアにたってて
気がついて
3人組に笑われてるの

私祈ったよ！
知り合いと思われてるのかな
だって周りどんどん居なくなるし
小声で歌いながら
目の前でステップだもん

普通
やめてくださいね

とか言えるけど
角刈り
どんな反応するのかわかんないから
触れれない

次の急行停車駅まで

私は想像が始まって
要は逃避よ

この人の角刈りは
多分カツラを忘れたんだ

だからこの頭なんだ

そうだよ忘れたんだよ
だからさ微妙なセンスなんだよ

多分困ってるはずだよ
内心は
って自分に言い聞かせたのさ

でも
やっぱ違うん
やだ違うん

この人電車内の
窓ガラス越しに自分の姿見てる
その窓ガラスに話しかけてる
カツラ
忘れてないわ〜

だって見とれてるんだもん

もう私の方が降りれなくて
泣きそうで
急行3つ目で目的地に
降りるんだけど
待てなくて
ドアが開いたとき
私の両隣が同時に
居なくなったのさ

そうだよね
そうだよね
分かるよ

私も降りる場所では無いけど
ステップ踏まれるのやだし
独り言も聞くのやだし
友達だと思われるのも辛いし
この状況辛いし
自分でもパニくるし

だから

両隣と一緒に降りましたよ
降りるはずのない駅で

降りた後ホームで
車内を覗いたら
そのAラインの人

私たち3人が降りたんだけど
座らず

顔が？？？？みたいな顔してた

もうね
何が正解なのか
どうしたらいいのかわかんない

でも女装は認めるし
わかる気がするけど
角刈りはごめん
勘弁して欲しい

Aラインピンクのコートには

その後
各停に乗ったら
もじゃもじゃ頭の男の人が
暴れてた

電車乗らずに
ホームでおりたよ

なんて日だ！
です(´；ω；｀)