好きな子の遍歴

お疲れ様です、ボトルキャップの河尻です！
今回は自分が好きだった子について書こうと思います。ただ現実だと生々しくて少し気持ち悪いので当時好きだった漫画アニメキャラを振り返ります。

小中学時代
るろうに剣心　『雪代 巴』

緋村剣心の妻。最後は剣心をかばい死亡

物静かでどこか裏がありそうなおしとやかなお姉さん。常に品をまとい、多くは語らないけど心を開いた時に見せる笑顔が印象的。
作中でお酒を飲む姿が特に可愛くて、その場に居合わせたごろつき達がニヤけ顔で目を奪われるんですが、そのシーンを読んでる時は自分も全く同じ状態になってたかと思います。また着物姿もたまりません。

この時代はミステリアスな人に魅力を感じていて、小学生の頃とかは教室の隅っこでバトルロワイヤルを読んでる子に密かに心ひかれたりしてました。


高校時代
NHKにようこそ！　『中原 岬』

引きこもりの主人公を更生させようとする話。
この中原岬は宗教勧誘の手伝いを行っていて、ある日主人公の家に付き添いで宗教勧誘に。そこで主人公が自分が引きこもりだから馬鹿にしてるだとか見下してるんだとか言ってしまって勧誘員はひいて帰るんですけど、その姿を見てこの岬ちゃんは主人公の引きこもりを治そうと献身的に関わってくることに。そこから主人公が引きこもりから脱却できるように家の下にある公園で定期的にカウンセリングをしてくれたり色々と世話を焼いてくれるんですが、それには裏があり、自分自身がダメ人間で自分より下の人間を救うことで自分自身の存在意義を見出していたんです。
そんな岬ちゃんは学校に行かず、自傷癖などもあり、メンヘラ気質なダメ人間。
そんな子が心の奥底でどこかバカにしている感じが当時の僕にはとても刺さりました。また実際に高校時代好きだった子がいたんですが、その子は半分不登校みたいな形で岬ちゃんと少し境遇が似てたこともあり、自分はその子と岬ちゃんを混同していたこともありもう境目がわからんくなって岬ちゃんのこともその子のことも一層好きでした。
岬ちゃんの良さは献身さの中にある危うさ、僕も振り回されたい。
岬ちゃんは小説、アニメ、漫画版それぞれでメンヘラ具合が全然違い、アニメ版では比較的マイルドでメンヘラというより真面目すぎる感じだけど、漫画版では自分を天使と言ったり、常にリストカットをしてたりとかなりヘラってる。でも自分はどの岬ちゃんも好きだし、どれでもウェルカムですよふふふふ

高校の時もやっぱりまだミステリアスな子が好きだったみたいです。こうやって振り返ってみると


大学〜現在
魔法陣グルグル　『ククリ』

勇者と魔法使いのククリが魔王を討伐しに旅に出る話。ククリはかつて魔王を封印した魔法グルグルを使ったミグミグ族の末裔。ククリは作品内で
勇者と共に旅をすることでグルグル使いとして成長していくと共に勇者への憧れが恋心へと変わっていき、そこで葛藤する姿はおそらく全読者が心を持っていかれたんじゃないかと思います。
まず、この共に旅をしてることの吊り橋感
そしてククリが何か特別変わった子とかじゃなく、恋愛が好きな普通の女の子なのがいい！
特に好きなシーンはククリと勇者が魔物討伐の為、それぞれ別々に修行に励み久々に再開した時にお互い恥ずかしくて目を合わすことが出来なかったシーン。2人がここで初めて意識しだすんですよ。目の前に魔物がいるのにそっちのけで二人照れまくっちゃって、もうかわいすぎる！ときめくーーー
こういったシーンが魔法陣グルグルでは至る所に散りばめられていて、この思春期真っ只中の等身大の女の子の恋愛感が近くに感じられ勇者を自分へと変換して読んでしまいます。もうドキドキですよ
また魔法陣グルグルは連載期間が長かったこともあり、画風が初期と変わっていき、ドンドンと女の子っぽくなっていくのもよき。
読む度に僕をこの擬似恋愛の世界観に引き込んでくれる最高の作品であり、好きな子です。
ただ実際にククリと旅が出来ない切なさを読む度に感じ、愛情が増していきます。
いつか僕もククリと一緒に旅に出れたらいいなぁ


こうやって今回当時特に好きだったアニメキャラをさかのぼって見ましたが、性格の違いはあれどどのキャラクターにも共通してるのは純粋さ。自分は純粋な子が好きなんだなと改めて思いました。そして純粋さの中にあるミステリアスさ...たまりません。
今日は家の天井見ながら氷結飲んで寝ます、おやすみなさい。