米国債投資を終了し、Jリートに乗り換えた話

以前の記事で述べた米国債投資ですが・・・

まあ、こんな感じです。
ザックリ言うと、22年第四四半期あたりから米国債を買っていました。
生債券です(笑)
結局は、この生債券は急激な円高や円安、経済指標ごとの金利の上下に、結局は堪え切れずに二年で投げ売り・・・
ちなみに投げ売りしたことで証券会社の手数料が思いっきり取られて(おおよそ5%くらい)、二年間もリスクにさらしていたにも関わらず、トータルのリターンはほぼゼロに近い、という結果的に失敗しまくった投資になりました・・・
生債券は買わないようにしましょう(笑)

生債券に並行して、為替ヘッジ付きの米国債ETF(2621)を買っていました。
これは為替変動は受けませんが、何より為替コストがバリ高で、米国債の値上がりに対して、なかなかETF価格は上昇していきません・・・
一応、それなりに分配金が出ます。
最終的にはなんとか買値よりはわずかながら高く売れたので、分配金と合わせてそれなりにリターンが出たと思います。とはいえ、ほぼ低リターンであり、資産を増やす目的には適わなかったと思います。
しかし、この米国債ETFについては、単純に売ったというより、売った資金で買いたいものができたからです。
そう、Jリートをね・・・!

現在、Jリートの利回りは全銘柄の平均で5%近くに迫っています。
中には6%を超えている銘柄もあり、もちろんそれなりのリスクはあるからなのですが、それでもAAクラスの上級銘柄でも5%を超えて、中には6%を超えているものすらあります。
具体的な銘柄については、また語りだすと長くなるのでしませんが、個人的には物流リートを中心に投資を進めています。
4%台の優良リートに、6%超えたハイリスクリートを組み合わせて、ポートフォリオ全体で5%を確保してもいいし、5%台のそこそこのリートを買ってもいいし・・・
イオンリートも5%超えています。
イオンに行くなら、イオンリート!(唐突に意味の分からないフレーズ・・・)
三菱物流リートも、買いだと思います。まあ、ここは別の記事でまた分析したいと思います。
何買ってもいいじゃん・・・という状況なので、正直リートインデックスを投信かETFで買ってもいいでしょう。

・なぜ今更リートなのか・・・?
気分が変わったから・・・というのもあると思いますが(笑)、何より最近の本を読んでいて、「どう考えても政府債務と通貨ってやばいよね・・・?」という結論に至ったからです。
(過去の記事では、政府債務についてはまだもう少し持つだろう、と思っていましたが、最近の政治家の言動を見ていると、政府債務について全く何も考えていないように見受けられることから、考えが変わってきました)
米国の債務にしろ、日本の債務にしろ、もう持続不可能な段階になりつつあるのではないか?
だったら、そういうところにお金を置いておくのではなく、お金を実物の資産に交換しておきたい・・・
プラチナも買っていましたが、あまり買えてないし・・・
という段階で、なぜかリートが下落していきました。
不動産は実物資産なので、通貨価値の下落に対しては抵抗力があります。
さらに景気先行きも不安な中、企業業績はどうにも読みにくい・・・
となると、やはり安定した賃料収入をもたらす不動産ではないでしょうか。
確かに、突発的な災害に弱いのはありますが、企業だって突発的災害で被害を受けたら、結局は利益吹っ飛ぶのは同じですから・・・

・現状のリート下落は何を織り込んでいるのか・・・?
リート価格が下げ続けるのは、なぜなのか・・・?
たぶん、日銀の利上げではないでしょうか。
とはいえ、日銀が25%利上げするならともかく、0.25%の利上げでリートの固定金利にどこまで影響があるのでしょうか?
むしろ、リートの費用に占めている工事費用や材料価格や水道光熱費の上昇があるので、利上げで円高になれば、リートにとっては追い風になる可能性すらあります。
まあ、そこまで追い風になるとは思いませんが、過去にもっと金利が高かった時にちゃんと経営できているリートが、急にこれくらいの金利で経営が行き詰まるとも思えません。
正直、何を織り込んでいるのか、全く意味が分かりません・・・
不動産クラファンでは、あり得ない価格で売却することを前提としたような投資案件も普通にあり、そういう投資案件でも速攻で投資枠は埋まってしまいます。まあ、そこまで見てない、というのもあると思いますが・・・
でもリートになると、急にとんでもない悲観論が出てくるんですが、一体なんなんでしょうね・・・

・ただし欲張りすぎない
買いだと思いますが、欲張りすぎるのは良くないのは米国債で学んだので、あまりのめりこみ過ぎず、緊張感をもって市場を注視したいと思います(笑)
(このフレーズ便利なので、また使おうと思います。岸田政権の唯一の恩恵といってもいいレベル・・・)
 とはいえ、とりあえず米国債からは脱却し、不動産へと資産を移すことにしました。
おかげで、年間配当金額はかなり上昇し、ある意味そっちで精神安定剤となっております。
年間分配金がいくら安定しているといっても、しょせんは現時点での予想にすぎないので、そういう意味でも分配金に目がくらみ過ぎて欲張らないようにします。
欲張って頬袋に餌を詰め込み過ぎて褒められるのは、ハムスターだけですから・・・

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