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投資戦略の見直し検討(銘柄数など)

個別株投資においては、銘柄数が話題になることが多いですね。
やはり、何銘柄に分散した方がいいのか、というのは気になるところです。
まずは株界のゴッド・オブ・ゴッド、バフェット爺さんによれば、「よく考慮して買うなら5~10銘柄」というのが、一つの出発点になると思います。
バフェットは集中投資を推奨していますが、それでも10銘柄程度には分散しておいた方がいい、というのは参考になると思います。
バフェットほどの達人でも5銘柄なので、普通の個人投資家なら、その最大の10銘柄程度が、とりあえずの目安になると思いました。
というのも、バフェットでも目算を外してしまうことがあることや、バフェットほどの資金力もない、さらにバフェットが今投資するのは大企業ばかりですが、自分は中小型株です。10銘柄くらいの分散を下限としておくのがいいでしょう。
とはいえ、今まで買ってきたポートフォリオを無理に削減する必要はないかな、と感じています。
かなりの含み益のものも多く、業績から見て割高になっているものもほとんどありません。
優良な企業で問題ないなら、無理して売ったところで、次の投資先がなければ本末転倒です。
ということで、これからの企業探しは、かなりシビアに儲かりそうなところを狙って、絞って投資していきたいと思いました。

ここでもう一つ参考にしたいのは、インデックスファンドです。
ポートフォリオ理論によれば、20銘柄程度でかなりの分散効果が得られるそうです。
ただ、これも異なる資産クラスも含めたものなのか、何なのかよく分かりませんが・・・
少なくとも、業界や業種など、「よく分散された」というのが条件なので、個別株投資で実現するのはけっこうハードルが高そうです。
というのも、個別株では投資家自身の知識の偏りや好みがあるので、20銘柄でそこまでバランスよく分散はできないだろう、と考えます。
株式インデックスも、今では割高ですが、これもいつまでも割高ではなく、いつかは割安な水準に落ちてくることもあるでしょう。その時は、インデックスで手軽に分散投資しつつ、そこそこのリターンを拾っていきたいです。
話がインデックス投資にそれましたが、個別株での分散の上限は、ポートフォリオ理論の20銘柄くらいが、一つの参考値になりそうですね。ただし、個人投資家の限界によって20銘柄だと、「理論的に最適な分散」には不足する可能性が高そうです。

とはいえ、分散しすぎると管理できない、企業分析ができない、などの弊害も出るため、結局は「10~20銘柄」あたりが、個人投資家の最適な銘柄分散範囲になりそうです。
当面は、過去のポートフォリオを除いて、新たな投資先は10銘柄を基準にして、厳しく厳選していこうと思います。
対象は中小型株ですが、場合によっては大型株でも構わないです。
「わが投資術」では、中小型株が推奨されていたので、しばらくはそれで行こうと思います。
まあ、何をもって大型、小型というのか、その線引きも多少は曖昧なところもありますが・・・(時価総額1000億円はどっち?)

そして、最近は円安が話題ですが、円に限らず全ての通貨はインフレ減価していくもの、というのを頭に入れておきたいと思います。「円安」と言う言葉に惑わされてはいけません。
「円が安いなら、ドル買うぞ!」みたいに、全く意味不明な行動になってしまいます。ドル自体もインフレで減価していくので、だから米国人は貯金ではなく投資に莫大なお金を回しているわけです。
通貨というのは減価していくもの、という性質なので、なるべく通貨ではなく、何か資産で置いておきたい・・・
そこで、最近下落しているリートも活用し、不動産に資産をある程度移しておき、そこからのインカムゲインでいきのいい企業に投資する、というサイクルを作りたい、と考えています。
実際にそのようにポートフォリオを作っているところですが、なかなかリートも調べていくと奥が深いです。
いっそリートもインデックスでポートフォリオ組んで、株式とリバランス、というのが良さそうな気もします。
あまりこういうリバランスってやってる人いないので、リバランス戦略としては面白そう。
株が高くなったら、株を売ってリート買う、リートが高くなったら逆ですね。今までの価格変動からも、リートと株って乖離することが時々発生し、乖離してもしばらくするとそれは解消されるという現象が見られます。
リートを見ていると、リート以下の銘柄に対しては「リートでいい」という判断を下せるので、さらに個別株を絞り込むのに使えそうです。
ただ、リートの欠点として、リターンが配当金に限定される、というのは大きいと思います。
さらに、リートは利益をほぼ分配金で吐き出すので、株式と比べるROAやROEなどの資本効率でどうしても勝ちにくい、というのは感じます。
利点としては、不動産賃貸なので、借り手がいきなり全部出て行く、というような極端な悲観シナリオは発生しずらい、つまり利益が安定しているというのはありがたいです。
とはいえ、中には経営に失敗して利益ダダ下がり、というリートもありますが・・・

今の相場では、「米国株に投資しておけば、結局は右肩上がりで安心できる」という意見が多いですが、その時点で米国株は、極論ですが終わった(いったんは終了したかな)と思っています。
投資家個人個人が、「リスクを避けよう」とするから、それなりに株価はリスクを織り込んだ価格になるのであって、投資家が安心して買い進む時点で、株式のリスクを無視した価格になってしまいます。
逆を考えてみると、みんなが「リスクがある」と思って売ってくる市場だと、価格が下がってリスクを織り込んだ価格が形成されます。
下がってリスクが織り込まれた価格で、長期前提で現物で買って行けば、まず負けることはないでしょう。もちろん、絶対ではないですが、かなり勝ちやすいはず。
インデックスで買うなら、少なくとも破綻リスクからは隔離されているわけです。

さらに、投資から外れてトレードに走ると、そこには機関投資家や世界最高ランクの大学を卒業したエリートやらアルゴリズムがひしめき合っているわけで、とてもではないけどいち個人投資家が勝負して勝てる環境ではないので、まずは勝てる環境を探し出し、そこで確実に有利な投資を積み重ねていく、と言うのを愚直に繰り返していくことに徹します。
「価値と価格の差の収れんを、時間をかけて取りに行くゲーム」、結局はこれしかないでしょう。
そのためには、様々な投資本を読み知識武装すること。
最近では、オフ会にも参加し、勝っている投資さんからじかに体験談を聞くのも、参考になっていいですね。
やはり、築き上げた勝ちパターンこそが、一番の財産だと感じます。

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