HiGH&LOW THE WORST X リアクション (感想文)
Government of the 不良, by the 不良, for the 不良!(全てのハイローはフリーダムである!ハイアンドロー・ファン解放宣言!)
不良の不良による不良のための政治、それが喧嘩だ抗争だ!ハイアンドローザワーストクロスビューティフルドリーマーだ〜〜〜〜ッ!!!!!
【敵に塩を発注しすぎたHIROさんのくだり】
こんなこと言うのもアレですけど……、HIROさん商売敵(と書いてダチと読むの?)にダンプ山盛りの塩送りすぎじゃないすか!?!?HIROさんともなると、差し入れがお店ごとやってくる(ex: コンビニが建つ)という噂は聞いてましたけど、それにしても気前良すぎますって!!
だって……だって……
【まさかハイローで泣くなんて】
(須嵜……っ!)(須嵜……っ!)(須嵜……っ!)
映画館の座席に「須嵜……っ!ボタン」が用意されていたら、間違いなく全員が連打していたであろう。しかし現実にはそんなものはないので、悔しいカイジみたいな顔して感情を噛み締めるしかない。真っ暗な映画館、どこかから鼻をすする音まで聴こえてくる。
須嵜……っ!
あンのさ????あんなビジュアルも喧嘩も最強の特級品の男がさぁ???傲慢小物ボンボンの言いなりになっているって、いったい何事よッ!?!?
「なにか弱みでも握られてるんスか、スザキさん……!」
「あんた、アマガイの下につくようなそんなタマじゃないでしょう……!」
「どうしちまったんすかスザキさん!!」
あの須嵜さんが360度どこから見ても格下の男の下についているところを見せつけられ、私の中の双鬼高旧須嵜一派の三下魂が屈辱を感じていた。くそっ、これみよがしに連れ歩きやがって!須嵜さんは色違いの伝ポケじゃねーんだよッッ!きっと卑怯な手を使ったに違いねえ!
天下井公平。怒り狂った獰猛なチワワのように目ん玉こぼれ落ちる寸前まで目をカッ開いて唇をめくれ上がらせ歯をむき出しにし顎をしゃくれさせて4DXなら水噴射されるくらいの勢いで唾を飛ばしながらキレ散らかし床を転げ回って自らの株を下げまくる天下井公平、本当に素晴らしいキャラクターだった。
カネカネコマコマ、天下井がイライラジタバタすればするほど、この作品のクライマックスがますます美しく、よりドラマチックになる。須嵜と天下井の「関係値」は、この映画の中で実写版「進撃の巨人」における石原さとみの存在のように光り輝いて見えた。
(ヨタ……ヨタ……)
「……まだ終わってねぇよ」
🎶Stand By Youイントロ🎶
「ッッ!!須嵜お前、どうしてそこまで…………ッ!!!(涙涙涙)」(←映画に引き込まれすぎて気づけばあの体育館のギャラリーになっていた自分)
どうしようもない卑怯なクズ野郎のために、ボロボロの須嵜はたった一人で鬼邪高連合軍の前に立ちはだかる。
(´;ω;`)ブワッ
孤高の天才須嵜はなぜ天下井なんかに従うのか?
しょっちゅう見せるあの意味ありげな視線はなんだ。どうやら須嵜は天下井のやり方に100%賛成しているわけでは無さそうだ。いつか須嵜の下克上があるのか?あ、子供時代は友達だったのか。優しかったころの公ちゃんに戻って欲しいと思ってるLv.999のワームモンてこと?いつもみたく、最後は天下井を殴って治すのかな?……と観客をミスリードするストーリー運びは効果的だった。そしてラストに明らかになる真実は、いい意味で観客の期待を裏切る。
……なんてことだ。満身創痍の須嵜の体を動かしているエネルギーの正体はあの日「友達だから」といじめっ子にやり返してくれた天下井への強い想い、一緒に上からの景色を見ようという遠い日の約束だったのだ!そんなの全然想像してなかった!麗しき殺人マシーンのようだった須嵜は一転、頼りなさげな声でひたすらメソメソし始める!くぅ〜〜!!彼の痛々しいほどの純粋無垢さに、ふたたび目頭ツンツーン!犬などの動物がヤバ展開になる感動映画の予告編をみてるときの感情に近い!
でもさっ!?そんなやつと友達でいる価値ないよ須嵜くん!!(両手を机にバン!!)なんて思っちゃうのだが、大人になった自分は大切なことをすっかり忘れてしまっていた。友達ってのは……、いや、ダチってのは「利用価値があるから一緒にいる」んじゃねーんだ。ビジネスじゃねーんだ、友情ってのは……。
事業に失敗した須嵜の父親を天下井グループが拾ってやり、金の面倒をみてやっているから「須嵜は立場上逆らえないので天下井に従っている」……と、天下井は思い込もうとしている。それが唯一、彼の安心できる人間関係なのだ。彼は非常に憶病なのだ。散々傷ついてきたから、誰かとまた対等な友人関係になろうとして傷ついたり、裏切られたりするのが怖い。これまで自分に寄ってきたのはお金や御曹司というステータスが目当ての奴ばかりだった。それ抜きに公平自身と心からの友達になりたいと思う奴なんていなかった。どーせどいつもこいつも心の底では金持ちのボンボンだと馬鹿にしてんだろクソ馬鹿野郎と思っていた。「お前をさらっても、誰も助けに来ない」そんなの天下井がいちばんよくわかっていることだったからブチ切れた。もはやタイマンを見守る彼自身も「なんで俺なんかのために、こいつは……」と思っていたのかもしれない。
喧嘩にナイフを持ち出し、本当に取り返しがつかないことをしかけた天下井を、須嵜は体を張って止める。自らの手を血だらけにしながら、それでもなお「友達になってくんねえか」なんて言ってくれるのだ。天下井は、心から自分のことを想ってくれている友達がそばにいてくれたことに気づき、救われる。須嵜は必ず最後に愛は勝つことを証明したのだった……。THE POWER……OF LOVEだな。須嵜くんも、顎クイ涙拭きされて表情は見えないけど嬉しそ〜じゃん?うんうん、よかったッピ!この感じ、須嵜はこれまでにもらったジュースのお釣りに1円も手をつけていないんじゃないかな。
この須嵜と天下井の関係の「謎」をラストバトルの山場までうまく隠して引っ張りつづけたことが、この作品の満足度を格段にUPさせている。ついついザワとの「比較」をしながら視聴してしまう現象については後述するとして、2作品のラストについてあえて比較をしてみる。
ザワで意外なのは最終決戦で楓士雄とボスキャラの金平兄弟とのタイマンが無いこと。鳳仙の佐智雄との強さ決定戦も行われない。それらのバトルを行わなかった理由もわかる。ラストは「非戦闘員の新太」を楓士雄が殴って治ふざけるなーっ!!まっすぐにされてたまるかーーーっっっ!!!と「突然様子のおかしくなった誠司が曲がったきゅうり説法を叫び出すシーン」をかぶせることでかなり癖の強い感動作に仕上がっていた。
一方ザワクロでは、主人公と最強の敵がタイマンを張るという教科書通りの熱きラストバトルにストーリー上の興奮・驚き・感動をシンクロさせている。観客の盛り上がりの最高点がラストに来るよう、「正気」により調整されているのが分かる。20分かけて回想に回想を重ね3人がかりでおかしくなった琥珀さんをボコスカ殴って治すような狂気もすっかり鳴りを潜め、これ以上ないほど優等生的で(しかもご丁寧にキャラの心情を歌う曲までかけてくれる贅沢っぷり!)満足感のあるラストだった。
【不気味の谷のザワクロ】
「@botishaken、お前は6ザワと共に生きていくことはできると思うか?」
「は……?」
(※LDHが誇る神アクション&神脚本&神演出舞台「ETERNAL2」の円盤を今すぐ発売してください!めっちゃ面白いんですよ!紹介記事あります)
6ザワとの抗争によって負った傷も未だ癒えぬ中、次回作では「HiGH & LOW」の「K」を担う久保監督と「O」を担う大内監督が抜けるという事実、6ザワを彷彿とさせる布陣が次回作を製作するという報せが世界をかけめぐった!ザワ……ザワ……!しかし、その不安はわりかしに杞憂に終わったのである!
今回の製作陣はどんどんクスリの量が増えて取り返しのつかないことになったハイロージャンキー共を黙らすため口に輪ゴムで丸めたハイロー・ザワの束をねじこみながら、一方でご新規さんにわかりやすい映画を作ることに成功している。それだけでも拍手モンダルォ!
パッと見で特徴的なのは、立木文彦(=あらすじ)も、SWORD地区の地図も、テッツとチハルも、定時のキャラも出さないという判断がなされたところだ。(これ意図的にそうしてるんじゃなかったらフリーメイソン関わってくる。)ザワクロはシリーズ待望の続編としてさらに作品の深度・濃度を強化することはせず、逆に「不良がわちゃわちゃしたり派手に喧嘩したりする青春映画」としてストレートに仕上げ、シリーズファンやクローズ/WORSTファン以外が観てもサクっと楽しめてスカッとする映画を作った!東京○リベンジャーズ2と勘違いしたおばあちゃんが孫をザワクロに連れていく姿が目に浮かぶ。(うちのばーちゃんはポケモンの漫画と間違えてギエピーの漫画をくれた。)
それでいてハイローっぽい要素は冷静に各所に配置してある。しかし同時に、それによって生まれる「らしさ」が初見の自分を微妙な気分にさせた……。
シュンッ(ここから回想)
「なんだこれ……?ザワっぽいのに、ザワじゃない……?」
……という「不気味の谷現象」に襲われる。監督の変更後も「らしさ」をキープするための工夫、そしてファンの「お気に召しそうな物」を出し惜しみしない気前の良さ、コロナ禍での撮影+海外キャスト。制作上のプロジェクトX的な奮闘は想像して余りある。様々な困難を乗り越えて観客を楽しませようと意気込んでいることがわかるからこそ、違和感を感じながらも一蹴する気になれず、じ〜っと考えた。
前作の楽曲を余すことなく盛り込み、アクションでも前回の「必殺技」的な動きをくり返し使い、キャラ萌えシーンを追加した。そのため、かえって(かえって)均衡が取れるどころか、それらが「ザワっぽいのに、なんかザワじゃない……」という印象を作ってしまい、もやっとしてしまうのだ。ついオリジナルと比較して鑑賞中に脳が勝手にまちがいさがしゲームを始めてしまう。轟一派の曲や鳳仙の曲がかかって巻き返すシーンで関係者以外が戦ってるとこ映るのもまぁかっこいいならOKです!というスタンスではあるが妙な気分にはなる。エンドロールの後日談シーンの情報量の差すら、前作と比較してしまう始末……。そして突然の「にゅうどう」、これは816あるハイロー七不思議のうちのひとつだな。
初鑑賞となるライビュの帰り道に思い悩んでいたのは、この作品のオリジナリティがどこにあるのか?ということだった。ザワクロの良さは、ハイローシリーズのこれまでの良さそのものだったからだ。派手な美術、カッコいい生身アクション、魅力的なキャラクター、サメ映画的なおかしみ。整理券キック・轟の飛び蹴り・脚立突進・殺し屋鳳仙だす2・小田島&轟……。今作は単なる「予算が減ってスケールダウンした、新キャストによる続編」と評されてしまいやしないか……?
「なんでもっとスカッと生きねぇのかな……」
ア、赤木……!?
年に何回か赤木しげるの声がするんだが、そのとき赤木しげるの声がした。そうか。比較する楽しみ方もあるし、比較しない楽しみ方もあるってことなんだな、赤木!自分はジャッジするために映画を観ているのではない。前作と今作の、どちらが上か下かを決めるために観に来たのではなく、この映画を全力で楽しむために映画館にやって来たのだ!これは甲子園みたいなものだ。毎年繰り返すドラマ、しかしひとつとして同じものはない。ひとつとして同じハイローもない!
シュンッ(回想終わり)
メンターの赤木しげるのおかげで晴れ晴れとした気持ちで公開日を迎える。2度目のザワクロ はめちゃくちゃおもしろくて、合計6回観たし、まだまだ劇場で観たい。無発声応援上映のペンラ芸も極めていきたい。エキストラヤンキーも含めたすべてのキャストが我こそはと存在感を発揮しようとしている熱量や、伝説的なシリーズの続編に挑む新体制スタッフというプロジェクトX感。部活・文化祭・体育祭のような熱量と青春感が伝わってくる映画だった。言葉で説明されなくても、観れば不思議と元気をもらえた。さんざん殴り合って車や校舎を破壊しまくった末の、わっはっは^^という大団円のように、最後にはあ〜よかったよかった^^と寝そべって映画館のみんなと同じ空を見上げてしまう。「むかつくな〜〜〜。空、見えねーじゃねーか……^^」(完)
【通常攻撃が全体攻撃2回のラオウお兄ちゃんなんて大好きに決まっとるわこのタコ】
最後に、ざっとキャラクターとアクションの話をさせていただきます!
ハイローあるある、「脇役のキャラが立ちすぎている」。ビンゾーやマーシーは映画ポスターの中でこそ扱いが小さいが、本編では存在感がグッと増している。これこれ、これですよ!サボテンはサバカンに並んで顔の作画が髙橋ヒロシすぎる!それにあの、憎っっったらしいしゃべり方!小田島は引き続き、雰囲気・話し方・ポージングなどなど、細部にわたって完璧に小田島になっており、ハイローあるある「原作通り」だった。「バルジ決定戦前哨戦」ということで大注目だったラオウのキャスティング。前回は役者の出す凄みが強キャラ「上田佐智雄」の格に説得力を与えていたのに対して、ラオウは本物の格闘家が演じておりその肉体とたたずまいの説得力で勝負をかけてきている。それでいて目つきには優しげな雰囲気があるところもぴったりだ。雷神は役者さんだから完成度高いのはわかる、が、アーティストが演じている風神が「輩」として完成度高すぎるのには毎回笑ってしまう。そのいかつい二人の真ん中にいる鮫岡は真実を見抜いているかのような視線をじっと送るキャラで、オラつかないことでかえってツワモノ感を出している。氷室はイケメンなのに、その表情には卑怯な悪役感、小物感がでていてよかった。「ヒヒヒッ!」とか言っちゃうからねイケメンなのにね。「ガンジー」なんてツッこんでくださいと言わんばかりの名前だが、この映画には他にツッコミどころがありすぎるため誰もそんなに擦らない。DEEP SQUADの比嘉涼樹さん(津田沼)が映るたびに「ヒガスズキ…!!!!」という気持ちになる。お前らは池の水でも飲んでろ!鈴蘭の同級生をライバル視しているモンジは、シンプルな鳳仙の制服を着た真剣・クールなキャラ。個性の強すぎる奴らの中では埋もれてしまいそうなものだが、役者のクールな顔立ちとスッとしたスタイルがぴったりキャラにはまっていて見事だった。鈴蘭の瀬田完介の先輩の中にいて気合入りすぎて空回っちゃってる下級生感は愛しく、孫六はガムを噛んでスカしているのだが、楓士雄にキックを止められどこか噛ませっぽさが出てしまうところがかわいかった。マスクキャラのカムイを見て、そういえば今までマスクキャラがいなかったことに驚く。顔がかわいくてナメられるから威嚇してるのだろうか。マーシーのよさは言うまでもない。続投しているキャストでは、泰志が映るたびにそのキャラづくりの細かさに感動した。泰志として映っている時間を1秒たりとも無駄にしない気概が感じられる。ビンゾーからも、映れるチャンスがあればそこで爪痕を残してやろうという気合が伝わってくる。こっちでは基晃もイキイキfeel so aliveしているようでオタク一同感謝しかありません。
今回はアクションシーンの分量の多くを主人公の楓士雄とボス格の須嵜に割り振ってしっかり目立たせ、次点で司と轟と小田島にフォーカスしている。その分他のキャラクターのアクションが減っていた。制作上の制限によりそうなっているだけなのかもしれないが、この優先順位付けがあまりにも「正気」で、一応主役のコブラを喰ってしまう奴らがバンバン出てくるようなあの全員主役ごった煮アクション映画感は薄れている。キャラとアクションが多すぎてシリーズ初見勢が「何が何だかようわからん」となるのがザム時代の面白さでもあったが、それが玄人向けであることは百も承知。
「メインキャラが雑魚を薙ぎ払っていく疾走感のある無双アクション」、「ネームドキャラ同士の格ゲー的な手数の多いタイマン」、小田島vsサボテン、轟無双、ラオウ無双、佐智雄無双などの「キャラを魅せるプロレスアクション」、「あっちでもこっちでもみんながんばっております!的な集団戦」こういった様々なタイプのアクションが観られたことに、とても満足感がある。中でも、鑑賞中のワクワク感が高かったのはVS氷室!
「メリケンサック氷室VS楓士雄」
テレレレン♪←←この出だしが良すぎる!(♪SLAM THAT DOWN)メリケンサックHIT時の乾いた音ッ!壁を粉砕する氷室のメリケンサック!これは食らうとやばいぞ楓士雄、気をつけろ〜ッ!「ひひひっ 勝ちゃあいいんだよ 勝ちゃ」 勝った!ザワクロ完!それは特大の負けフラグだぜ氷室ォ!今の時代ってあの動きのこともう「イナバウアー」って呼ばないんだろうなってふと寂しくなる。パーにした手を前に突き出して目隠し戦法の氷室、しかし楓士雄は氷室がパンチで開けた穴を足場にして、軽やかに飛び上がり背後をGET!絵本「もうぬげない」みたいなことになった無様な氷室に楓士雄から気の利いた口撃!その綺麗なツラに楓士雄のパンチがクリーンヒットだぜ!氷室、喧嘩やめろとは言わねーけど顔だけは大事にしろよな。
ラオウ無双も最高だった。先陣切って敵に突っ込んでいくでかい大将。通常攻撃が強すぎてモブが吹っ飛びまくるのは爽快。雑兵をちぎっては投げちぎっては投げる。人間風車とかアイアンクローとか「こういうキャラ」が使う技をちゃんとやってくれ、体格のおかげでそれに説得力が出ているのがいい。あとあの須嵜の連続キックがほんと何回見ても好きで……起き上がりキック、回転キックキックで楓士雄をコーナーに追い詰め、重たいパンチをガンガン繰り出すが、楓士雄は持ち前の身軽さでなんとかかわす。しかしコーナーからなかなかうまく脱出できない…!のくだり好きすぎてはやく円盤をゲットしたい。
楽しかったな〜ザワクロ 。
これまでの楓士雄は無邪気に喧嘩で「テッペン」を目指そうとしているように見えたけど、今回佐智雄やラオウの姿から本当の強さとは何なのかを感じ取り、司との衝突で頭としての責任についても学んだ。楓士雄はもう大事なことをちゃんとわかっている。仲間のために鳳仙に頭を下げにいった楓士雄は、「誰にも迷惑かけずにな」と言える。彼はすでに佐智雄やラオウに名を連ねる男になったと言えるのか?だとすれば、次回作で描くべき楓士雄に残された成長の余地とはどのようなものなのだろう。
次回作はやっぱり、定番の卒業ストーリーとなるのだろうか。しかし、モラトリアム不良高校生が大人になる「卒業」というテーマはもう村山で描いてしまったぞ。あ、次回作は心機一転時代劇のハイローかもしれない!チハルが怪しい骨董品をいじってタイムスリップ、そこにサムライverの皆がいるわけよ。馬に乗って剣を振るイケメンとか流行ったし、マツケンとサンバで金ピカ最強コラボよ!
とにかく、次回作でシリーズ累計興行収入が100億円を突破するのが今から楽しみだ。豪華キャストによる100億円突破記念ライブ、HiGH & LOW THE LIVE 第2弾 が開催される日は近い
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