デザインの 『写真のタブー』
こんにちは
広告デザイナーのKAYです。
普段はとある企業の、とあるお店の、とあるPOP等をデザインしています。
ちょっと忙しくなってきたので、今日はデザインのタブーについて、フラッシュ的にお話しようと思います。
変な写真を使うと
クライアントに迷惑がかかる。
お腹空いている時間にこのnoteを見てしまった方々、食テロお詫びします。
別件で探していた時の写真ですが、これらの写真、なにがだめかお分りいただけるでしょうか。
おそらく多くの日本人はお気づきになると思いますが、ご飯、汁物、おかずの配置が無茶苦茶です。
こんなの世に出してはいけません。
日本のご飯の並びというのは決まっています。
左下にご飯。
右下に汁物(お味噌汁)。
その上におかずです。
多様な文化が認められる現代、おそらく僕らの世代が親になった頃から、
「日本の古き良き文化なんてもう古い。これからグローバル時代。新しい文化が標準化され、古いものは淘汰される。」
といった謳い文句のなかで育ってきたのだと思います。
半分正解で、半分間違えてます。
正しくは、
『古くて悪い文化は無くし(サービス残業・家族犠牲・終身雇用など)、新しくて良い文化を選別し標準化する』です。
さて、写真の話に戻ります。
各家庭のご飯の並べ方は、それぞれ育った環境も違うし、いろんな考え方もあるので口に出す気はありません。
が、広告は別です。
変な写真を使うとクライアントに迷惑がかかります。
例えば、先ほどの写真をイメージ写真として使用したら、それを見た消費者はどんなイメージを持つでしょう。
『この会社は常識を知らないんだな』
『この会社は日本の文化をなめている』
『クレームの電話を入れてやる』
広告によって、クライアントのイメージを損ねてしまっています。
これでは本末転倒です。
写真を選ぶときには、個人の判断でなく、常識をもって選別しましょうということと同時に、写真を公のサービスに登録するならそのレベルもクリアしないと、誰にも購入してもらえないし自分というブランドも傷つくよ、という話でした。
それでは、以下、ダメな写真とその理由を紹介していきます。
欧米では何も違和感ないのでしょうが、日本では足を上にあげることは行儀が悪いとされています。
しかも足の裏が見えているのもダメです。
美しい写真ですね。気持ちはわかります。
しかし水着の女性=エロと認識される場合もあります。
非常に微笑ましいシーンですが、お母さんの胸の谷間が見えてしまっています。
こういうときは(気づいているんだから)カメラマンが、胸があかない対策をしてあげましょう。
日本では、自転車は車道を走らなければいけません。
(おそらくこれは外国の写真ですね。個人的には日本では無理だろうとおもっています。)
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