デザインのコツ 『3つのアイ』
こんにちは
広告デザイナーのKAYです。
普段はとある企業の、とあるお店の、とあるPOPなどを、デザインしています。
20年間デザインをしてきて思ったことを継承したいと思います。
今日は、デザインをするうえで大切な3つのアイを書きたいと思います。
アイデンティティ
はい、日本人が苦手な言葉が現れました。
このIdentityという単語、正式には和訳が存在しないらしいです。
これは日本人にはアイデンティティがないからだとも言われています。
しかしデザインではアイデンティティは大事です。
つまり、それがそれである他には変えられない個性、のようなものです。
デザインをする前の段階、そこには何もありません。0です。
その0を1にするのが僕らの仕事です。
でもただの0はどうやっても1にはなりません。
そこに、その対象となるモノの企画や商品名や機能や効果があります。
それらから、適切なアイデンティティを生み出し、決めます。
それがアイキャッチになります。
アイキャッチ
eye(眼)catch(捕まえる)というようにアイキャッチは見た人の目を捕まえる、第一関門です。
ここをおろそかにするものが多々あります。
このアイキャッチは、文字(タイトル)の場合もあるし、写真(モデルさんなど)の場合もあります。
とにかく、クライアントがしたいこと(売り上げ・集客・認知)を、広告を見る人がアクションをしてくれるように促すドアのようなものです。
そんなこと知ってるよと思いますよね。
最初はいいんです。ところが、デザインして、打ち合わせして、修正しているうちにそれがぼやっとしていき、ついに二軍、三軍にまで落ちてしまって、言いたいことありすぎてごちゃごちゃして、結局見る人の目に止まらず素通りしてしまう。
そんなことは多々あります。
作っているときにアイキャッチは何かを定め、ブレないようにしましょう。
作り手がブレると、全てがブレます。
ブレないためにはどうしたらいいか。
そこには愛が必要です。愛です。LOVE。
愛
デザインしていると、外野からやんややんや言われます。
あーせい、こーせい、こーしたらいい、こーしましょう。
自分たちは作らないのに、好き勝手なことを言います。
もちろん、中にはためになる声もあるでしょう。
それらには謙虚に耳を傾けるべきです。
しかし多くの場合、特に相手の方が知識経験がない場合、それはただのノイズです。
作り手には、これに至った理由は自分の中に確固たるものがあるはずです。
その愛が、このデザインを生み出したはずです。
それを忘れずに、愛と情熱をもって「こうすべきだ」と熱弁をしましょう。
私たち日本人は口下手と言います。
今でも英会話学習の話題になると、「日本人はおとなしい」と言われます。
皆さんがそうであるとは言っていませんが、それでも相対的に見れば多数の日本人はおとなしいのです。
特に作り手、職人になるとズタボロです。
しゃべるのが苦手な方がとても多い。
しかもそういう人はとても大きな愛を持って作っているのに、作ったものを出して、
「これを見れば全てわかる。説明など必要ない。わからないのはセンスがないからだ。」
という無言で持ってくる人の多いこと多いこと。
愛を語りましょう。
情熱をぶつけましょう。
松岡修造さんまで熱くなくていいです。
でも熱い愛で作り、その愛を語りましょう。
ではまた
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