さて問題です。これは何でしょう?
答えは本文の中に。
今朝は分蜂を終えた二群の底板掃除と新女王群二群の底板掃除をしました。重箱式巣箱では底板掃除は基本的なお世話の一つで、底板に落ちた巣屑を除去してハチノスツヅリガの幼虫であるスムシやその幼虫が作る繭を取り除きます。
No.1群の巣門を開くと数匹の働き蜂が底板でなにやら作業中でした。
これは女王蜂のゆりかごである『王台』です。
分蜂が終わり不要となった王台を巣の先端から切り離し巣箱の外にでも運ぼうとしているのでしょう。
せっせと働く姿はなんとも愛くるしいものです。
No.1, No.2 の取り外し式の底板を外してキレイに掃除しました。
この2群はそれぞれ2群、3群を送り出していて現在は新女王蜂のコロニーです。
分蜂時には巣別れする働き蜂たちが新しい営巣場所に落ち着くまでの宵越しの蜜をたっぷりと身体に取り込んでから旅立つため、一度は巣房の中に貯めこんだ蜜もガクッと少なくなってしまうタイミングとなります。
その理由から私は分蜂前には蜂たちのために絶対に採蜜しません。蜂たちが懸命に集めた蜜ですから優先権は常にミツバチ達にあるべきと考えています。
さらにNo.5とNo.6には師匠から頂いていたスムシ対策の新製品『スムシっ子カード』を処方しました。こちらは販売開始されたばかりの製品ですが、販売前にこちらを開発された方から師匠にサンプルとして送られたものを有難いことにお分け頂いていました。しかしこうしたネットワークもある師匠恐るべし...
No.5とスムシっ子カード
No.6も底板に設置
今朝、スムシの掃除をした際に、採蜜と継ぎ箱のタイミングに悩み、師匠に連絡してそのお考えを聞きました。こうしていつでも知識と経験に基づいたアドバイスを下さる師匠に恵まれて本当にありがたいです。
相談の結果、この2群の継ぎ箱をすることにしました。
これから新女王蜂による産卵が勢いを増す時期なので、底板に到達しつつある巣碑をどんどん伸ばしてもらう狙いです。
それぞれ一段追加。今年モデルの巣門ユニットごと交換しました。
右がNo.1で7段!左がNo.2で5段となりました。
箱を持ち上げた際にやはりとても軽かったので、内部に蜜は余り貯まっていないことが確認できました。
蜂数はこれから増えてきますが、空の巣が多いとスムシに繁殖のチャンスを与えてしまうので、後日時間のある時に巣板の整理を主旨に上部の箱を切ることにします。少々のハチミツを頂ければ御の字です。