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待ち受け箱と迷い蜂

先日自然群の分蜂のお知らせを頂きその群れを貰ってきた友人から、キンリョウヘンに沢山の蜂が集っていると連絡を貰いました。おそらく僕が強制捕獲した蜂球の残り、いわゆる迷い蜂です。

自然群が近くにいることを確認、そして分蜂シーズン真っ最中。
じっとしていられず一つだけ残っていた空き箱を持って本日待ち箱として設置してきました。
到着して確認すると、聞いていた通りキンリョウヘンの花には数十匹の蜂が固まっていて、既に網を被せられる状態ではなくそのまま設置。

※キンリョウヘンは受粉すると開花期間が短くなるので設置する前に網を被せるのがセオリーです。今回は無理。

待ち箱の設置タイミングや状況としてはイレギュラーです。
通常の待ち箱に探索蜂が来ていたら近寄らずになるべく遠くから見守ってくださいね。

早速内検を開始する蜂もいますが、迷い蜂の内検だとすれば冷やかしのようなもの。

途中で用事をこなして違う時間帯でも観察してみましたが、遠くから行き来する蜂も多数確認でき、蜂の数も増えているように見えたし期待が高まります。こちらは友人からの吉報を待つとします。

その後に焙煎所で仕事をして帰宅すると、L群が大騒ぎ。
これは逃去だなと観察していると、隣のE群の巣箱の下に蜂球ができています。

巣箱の下の蜂球

以前の記事で、同じ群からの逃去率の高さについて疑ったことを書きましたが、もしかすると、L群に使用していたこの箱の問題もあるのかもしれません。
というのも、この箱は以前に望まぬ西洋ミツバチの分蜂群の入居があり飼育をしていた箱です。今春の分蜂群を取り込みましたが、度々逃去されているのです。西洋の匂いを嫌うのかも。
アルファベットのナンバリングは巣箱を置く台に基づいているので、記録は完全ではありませんが疑わしいです。

蜂球が付いたE群の巣門ユニットを差し替えて、逃去群を再びその疑わしい箱に強制捕獲。
そして、4Km以上離れた蜂友の庭に移動させまた。
蜂の行動範囲を超える移動はミツバチたちの位置情報をリセットし、その後の定着率を上げる効果があります。はてさて。

持つべきものは蜂友

願うはL群の存続とG箱の自然群入居!


越冬群
A群 20220423 第5分蜂 Lへ
    20220421 第4分蜂 Kさんの里子へ
         20220418 第3分蜂 Mへ(のち逃去)
    20220416 第2分蜂 Mさんの里子へ 
    20220410 第1分蜂 Jへ
         2021取り込み 第2分蜂群
B群 20220412 第3分蜂 Lへ (のち逃去)
    20220411 第2分蜂 Kへ
    20220331 第1分蜂 里へ
         2021取り込み 第3分蜂群
C群   20220421 第3分蜂 Nへ
         20220418 第2分蜂 Iへ
         20220412 第1分蜂 Fへ
    20210421 王台移植後定着  
         2021取り込み 第1分蜂群   
D群   20220412 第3分蜂 里へ
    20220410 第2分蜂 Fへ (のち逃去) 
         20220406 第1分蜂 Fへ(のち逃去) 
    2021取り込み 第2分蜂群    
E群 20220418 第3分蜂 Hへ
    20220413 第2分蜂 Gへ (のち逃去)
    20220408 第1分蜂 里へ
         2021年越し群 3分蜂後残存
分蜂群

F群   20220412 C群 第1分蜂群 捕獲
   20220412 逃去 
        20220410 D群 第2分蜂 捕獲
   20220408 逃去
        20220406 D群 第1分蜂群 捕獲
G群  20220425 M宅へ待ち箱として設置(迷い蜂あり)
   20220422 逃去確認
   20220413 E群 第2分蜂群 捕獲
H群  20220418 E群 第3分蜂群 捕獲
I群   20220418 C群 第2分蜂群 捕獲
J群   20220410 A群 第1分蜂群 捕獲
K群  20220411 B群 第2分蜂群 捕獲
L群   20220425 逃去群再捕獲 N家へ
   20220423 A群 第5分蜂群 捕獲
   20220422 逃去確認
   20220412 B群 第3分蜂群 捕獲
M群 20220423 Mさん宅の自然群 捕獲
  20220422 逃去確認
  20220418 A群 第3分蜂群 捕獲
N群 20220421 C群 第3分蜂群 捕獲

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