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A群の再設置

今朝の楽との散歩道で耳に入った羽音に目を向けると、ニホンミツバチ達がせっせと花粉を集めていた。こうした典型的な雑草の小さな花をニホンミツバチは好んで訪花します。
写真を撮ってアプリで植物の名前を調べると、ネズミムギとのこと。便利な時代です。が、こうして安易に調べて知った情報はなぜか記憶に留まりづらいように思う。

道中に落ちていたどこかの犬の糞を楽がパクリとやってしまい、強く言い聞かせる。僕も不機嫌になり、楽は僕の顔色を伺いつつの嫌な雰囲気に一気に包まれてしまう。楽にとっては何らかの栄養価の残る有機物に過ぎないのだから仕方がないと諦めることもできるが、賢い楽のことだからきっといつか解ってくれると思ってのこと。
それでも言い聞かせるべきは楽ではなくて、飼い犬の糞の始末すらしない飼い主に決まっているのだが。

さて、昨日巣板の処理をした越冬群AE。
Eは残った蜂数もごく僅かで、反対にスムシの勢いは強かった。
A群の蜂達は近くの集蜂板に蜂球を作り、一晩越した今朝も留まっていた。

今ひとつまとまりに欠ける小さな蜂球

蜂球の形状から見てもまとまりに欠けていて、女王蜂の存在は疑わしいが、楽とのやりとりで気落ちして感傷的になっていた心境のせいかどうにも放っておけず、再度取り込んで設置することにした。

久し振りの捕獲網

すると捕獲しきれなかった蜂達が網にまとわりついてきた。これは網の中に女王蜂がいるという判断材料のひとつ。あくまでも材料のひとつであって確定的根拠ではないが淡い期待が沸き起こる。

まとわりつく働き蜂

しかしその働き蜂達をよく見ると、黒光りした個体がいくつも見つかる。これは無王群となった群に見られる特徴。

中央にいる黒光りした働き蜂

現状を整理して今後を推察してみる。
A群は今春5回も分蜂した箱。繰り越し群となったこの群れは数が少なく、その割に大きな巣板を引き継ぐ事となった。
その後に女王蜂が交尾飛行に失敗したなど、何らかの産卵不全となっているのが有力。
既に無王である可能性も考えられるがこれは最悪パターン。

空っぽの巣箱に再度取り込んだA群

仮に負荷の大きすぎる引継巣に不調を来したと考えるなら、巣落ちや外敵などのトラブルによって逃去した群のように、今日の取り込みによって女王蜂のやる気スイッチがONになってくれないだろうか。

現在11群。


越冬群
A群 6/21 再捕獲設置
B群 6/17内検
C群 6/17内検
D群 6/17内検
分蜂群
F群 20220412 C群 第1分蜂群 6/17内検
H群 20220418 E群 第3分蜂群6/17内検
I群 20220418 C群 第2分蜂群 6/17内検(雄蓋1つ、まとまり弱い)
J群 20220410 A群 第1分蜂群 6/17内検
K群 20220411 B群 第2分蜂群 6/20 女王蜂確認・巣板一部撤去後再設置
L群 20220425 逃去群再捕獲 N家へ 5/6内検 逃去群再捕獲 N家へ 6/20内検・順調
M群 20220423 Mさん宅の自然群 6/17内検


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