植物図鑑サイトを自作したい
人生には”生きるために必要に駆られてやる行為”と、”生きるためには特に必要ない行為”の2種類がある。
前者の最たる例は(多くの人にとって)仕事だ。飯を食うため、住むところを確保するためにはお金を稼がないと生きていけない。仕事は"お金を稼ぐ"という揺るぎない目的があるので、目的を見失うことが少なく継続性に優れている。だからこそ平日は毎日働くし、スキルも知識も効率よくレベルアップできる。
趣味は後者の代表例である。趣味は人間のみに与えられた特権であり素晴らしい行為だが、「自分が楽しむため」にやるものなのでどうしても目的があやふやになってしまう。リフレッシュ系の趣味であれば特に問題はないが、上達系の趣味(語学、スポーツなど)では、目的を自ら定め、継続のためのモチベーションを維持すること、また方向性を管理することが”上達”の鍵になる。
趣味は目的と手段が入れ替わったものだ。仕事とは全く逆で、やること自体が目的であり、達成することは手段である。しかし少しでも向上性を持たせたいならば、(手段としての)目的を自発的に設定することが望ましい。
大きな本屋はいるだけでワクワクする。専門外の分野の棚に行くと急に興味が湧いたり、目的の本の近くに興味をそそる本が置いてあって結局そっちを買ったりと、自分の興味を広げるためにはもってこいの場所だ。20代は暇さえあれば本屋に行って、いろんな本を買って読んで、面白い面白いとただ頷いてい終わっていた。30歳になって、20代で断片的に詰め込んだ知識はほとんど体系化してないどころか残ってもいないのがほとんどだということに気付いた。圧倒的に"目的"が不足していたんだと思う。
20代は興味の幅を広げることだけに大成功した。30代では興味を深堀し、体系化することについて大成功をおさめたい。
そのために、"(手段としての)目的"を設定したい。その一例として「資格試験」が挙げられる。しかし資格試験はある程度体系化、大衆化された分野でないとそもそも存在しない上、知識の方向性(何が基本なのか、何が是なのか)も出題者に決められてしまう傾向がある。
「アウトプットをせよ」
世に出ている読書本や著名な読書家が、身に付く読書をするための方法としてよくこれを言うし、僕もそう思う。アウトプットはどんな分野でも、どんなレベルや方向性でもできるので、これが僕の趣味に合った方法であると考える。
ということで、一番興味のある分野の生物、特に植物について、図鑑サイトを自作してアウトプットの場とすることにした。ワードプレスを使う方法も考えたが、どうせならHTMLとCSSで自作しようと思う。HTMLとCSSの知識?ええ。一から勉強してます。