ブラッドボウルのあれこれ#1~ドッジ?ブロック?何のため?~
自由に行動するためにマークを外す
選手がいるマスのぐるっと周囲8マスのどこかに1人でも相手選手がいると「マークされた」状態です。マークされていると自由に動けなかったりパスの邪魔をされたりといいことがありません。マークを外すためには、自分が避けて移動する or 相手を押し下げる(あわよくば相手を転倒させる、退場させる、怪我させる)のいずれかの行動を取ります。
ドッジ(Dodge)
シンプルなのは自分が避けて移動する「ドッジ(Dodge)」です。ドッジボールのドッジです。ボールを避けますよね?これはD6ロールして選手のAG(Agility)値以上であれば成功というもので、例えばゴブリンやスキンクであればAG3+なので3以上で成功。さらに、「Dodge」という同じ名前のスキルを持っていれば、このD6ロールに失敗しても1度リロールができるので、かなりの確率でドッジでマークを外すことができます。
ところがザウルスだとAG5+なので5以上が必要。これ失敗してしまうとターンオーバーで攻撃権が相手に移動してしまうのに加えて、転んで相手選手をマークできなくなるので相手がプレーしやすくなってしまいます。さらに、転んだら怪我したり最悪が死亡する場合があるのでAG5+の選手でドッジなんて恐ろしくてできません。AG4+でも怖いですね。
ドッジで移動する先で相手選手にマークされてるとロールにマイナス修正が入るので、どこに移動するかも重要です。逆に言えば相手はこれも考えて選手を配置しておくわけです。
ブロック(Block)
AG値が低い(不器用な)選手は、大抵の場合は代わりにST(Strength)値が高い(力が強い)ので、ドッジで避けるよりも「ブロック(Block)」で相手を押し下げるか転倒させる方がマークを外しやすいでしょう。ブロックする時は「ブロックダイス」をロールするのですが、ブロックする選手とブロックされる選手同士のST値を比較して、ST値が大きいとブロックが成功しやすくなってます。(ST値が同じだとダイス1つ、差があれば2つ振ってST値が大きい方が好きな出目を選べる、差が2倍より大きいと3つ振って大きい方がが好きな出目を選びます。)ブロックダイスの出目は2/3が相手を押し下げるという点で成功なので、2つ振れれば良しと考えられます。ST3の選手が多いので、ST4あれば有利にブロックでゲームを展開しやすいですが、逆にST2の選手は自分からブロックするのは極めてリスキー。(話がややこしくならないように今回はアシストの話にはふれません)
こうしたブロックで味方選手のマークを外してあげると自由に動けるようになります。例えばST2のスキンクがマークされている時に、ST4のザウルスがマークしている相手選手ブロック(または移動してからブロックするブリッツ:1ターンに1人だけブリッツできます)してスキンクが自由に動けるようにできます。普通にドッジすればいいんじゃ?と思いますが相手選手の持つスキルによってはドッジが難しくなることもあるんですよ・・・(後述)。
と、ブラッドボウルでは自由に動ける(フリー)かどうかは盤面でゲームを展開しいく上で結構重要なので、誰がいつ誰をブロックして誰がいつドッジするかという順番によってゲームの展開が変わってきたりもします。さらに相手のターンになる前にしっかりと誰が誰を新たにマークするか、どこに選手をポジショニングしておくかが重要で面白いところです。
この点から重要なスキル(Skills)や特性(Traits)を上げると、
・Dodge(ドッジ):既出のドッジのリロールに加えて、ブロックされた時に転倒しにくいという能力もあり。ドッジ様様。
・Stunty(スタンティ):小さい選手なので捕まりにくい。ドッジ先のマスがマークされてる場合でもドッジロールにマイナス修正が入らない。役に立つけど怪我しやすいという弱点も。
・Tackle(タックル):相手選手にDodgeスキルを使わせない。強いよ・・・
・Diving Tackle(ダイビングタックル):相手選手がドッジに成功したタイミングでダイビングタックルできる。その場合、相手のロール結果から-2するスキル。凶悪。ただし自分も怪我はしないけど転ぶ。
・Shadowing(シャドーイング):ドッジで避けられてもついていってマークし続ける(かも)。ハマると鬱陶しいことこの上ない。
・Block(ブロック):ブロックが上手いので失敗が1/6になる(詳細は割愛)。めっちゃ役に立つ。
・Dauntless(ドントレス):勇猛なので相手選手と同じST値になる(かも)。勘弁して欲しい強さ。
・Sidestep(サイドステップ):ブロックで押し下げられた時、転倒しないなら元いたマスの周囲の空きマスを選んで移動できる。地味だけど凄く便利。
などなど他にもありますが、こんな風に選手の持つスキルによって状況はかなり変わってきます。自分の選手がどんなスキルを持っているか対戦相手にわかるようにするのは重要ですね。
続く(不定期更新)