
2025年度版ボタン流ストレート 〜考え方を学ぶ縮毛矯正の参考書〜
みなさんこんにちは!
年間それなりにセミナー活動しているボタンヘアーのツチヤです☺️
北は北海道、西は福岡まで色々いける範囲で呼ばれれば飛んでます笑
ボクが縮毛矯正だけでなくいろんなことを伝える時に大切にしているのは
“基準作り”です。
そう、自分の中の
“モノサシ”
を大事にしています👍
基準を作りボタン流レシピに当てはめる
そう!
失敗しにくくなります👍
おじさんなのでセミナー活動も動ける限界もあるので、
日々ボクが使用している商材などの使いこなしやrecipeを
久しぶりに“note”にまとめてみました
興味あればご覧くださいませ。。
先日セミナーで久しぶりに会った塾生に
「毎回アップデートしてるんですね、、汗」
って言われました笑
そんなつもりでやってはいないのですが
「もうちょい何とかならないかな、、」
の繰り返しが人から見たらアップデートって感じみたいです笑
ただ今でもやっぱり1番大事にしていて変わらないのは
“毛髪診断〜ダメージレベルの見極め〜”
です
いつもセミナーで話しますが、
この見極めができていないとどんな良い商材を使おうが当然うまくいかないです😓
DMでの質問で
「レシピ教えてください」
ってきますが、聞いても上達しにくいです汗
それはそうです
髪のダメージが違えば使用する薬剤もそうですが、
ドライ塗布なのかウェット塗布なのかですら違ってきますから、、
なのでボクはまず最初に塾生に伝えるのは
“毛髪診断 〜ダメージレベルの見極め〜”
ってことになります!!
ではどんな感じでダメージレベル(髪の体力)を見極めているか?
もしくはスタッフたちと共有しているか?
気になりますよね?
至ってシンプルです。
それは
ウェットとドライでの髪の弾力のギャップです!
もちろんカウンセリング時のヒアリングで得た髪の履歴も大事ですが
そこを踏まえた上でウェットとドライの弾力を比較していす
髪はドライ状態だけでは判断ができません、、
もちろんキューティクルの状態(引っかかり)は分かりますが
それだけでは本当の髪の体力は測れないです😅
ウェット状態で触診しドライ状態との比較で初めておおよその体力を把握することができます。
分かりやすく解説すると
バージン毛とブリーチ毛を例に挙げてみます。
バージン毛はウェット状態とドライ状態の弾力を比較した時、
その差をあまり感じないのに対して
ブリーチ毛はウェット状態ではかなりクタクタな質感に対して
ドライ状態はかなりゴワゴワした質感になっているかと思います
(あくまでもブリーチダメージ大)
コレをみて分かるように
この“ギャップ”が大きければ大きいほど
ダメージレベルは高いってことになります!
その辺りをしっかり見極めながら薬剤選定をしていくと
それだけで縮毛矯正は失敗しにくくなりますね👌
そんな事からウチでは下記を見極めの基準にしています
👇👇


ボクの矯正の考え方は、ダメージレベルに合わせて薬剤を当てはめる☺️
クセのタイプはひとまず置いて髪の体力にアジャストしていく、そんな感じです
ボタンヘアーではそれぞれ髪のダメージレベルに合わせた
“ボタン流ストレートrecipe”
なるものを用意してまして、単純に見極めたらあてはめる!
めちゃ簡単です☺️
ただそうは言っても求めていけばアイロンワークなどのドライ工程はテクニックを要しますし、
軟化還元チェックもクセの種類によって注意しなければいけないところも変化してきます、、
あ、処理剤関係でも質感がかなり変わってきますね汗
なので、その辺りは順を追って説明していきたいかと思います
そんなんでボクが愛用している架橋剤・矯正剤をご覧くださいませ
架橋剤
ここ2年くらい鉄板で使ってるものから!!
🦩炭酸プロピレン
これはわかりやすく解説すると、めちゃくちゃ滑りを良くするやつ笑
使いやすくてちょっと混ぜるだけでツヤ感・手触り感・しなやか感爆上がり👍
よく使うのは既ストレート毛でダメージによるうねりやヨレがある場合
ベース剤(後で説明します)にちょっと入れて
流してからアイロン(高温)で処理することで被膜化します☺️
左から
マゴピレン・ケラピレン・そして最近発売されたビカピレン、、(ネタです笑)
今はこの3つ使用してますが決めきれてないです笑

マゴピレンとケラピレンは炭酸プロピレンを、
ビカピレンは炭酸エチレンと炭酸プロピレン(炭酸アルキレン)を使用しています。
イメージ的には炭酸エチレンの方が脱脂効果が強いので
上記の2つは使用していないのかな?
って思ってましたが、メーカーさんからは入れることで炭酸プロピレンの安定性や効果を活かすとの回答もありました、、
結局はバランスみたいですね、、☺️
そもそも炭酸プロピレンってどのくらい知ってますかね?
上記で挙げたように
炭酸アルキレン=炭酸エチレン・炭酸プロピレン
の総称になります
効果としては架橋による表面の被膜化とダメージホールを埋め髪のうねりを抑えます
表面の被膜化はアイロン200℃のスルー回数多めで架橋性UPします
ただ色々試しましたが180℃でも充分な効果を感じているので
ボタンヘアーでは180℃で行なってますね
炭酸アルキレンの性質は加温脱水する事で
アミノ基(-NH2)とヒドロキシル基(水酸基/-OH)と付加重合し架橋します
なので高温のアイロンスルーが必須な感じなんです。
特にダメージ毛によるうねりパサつきに対して
髪の内外部を架橋することで、上記の様な“うねり・パサつき”はかなり緩和されるので
縮毛矯正の既ストレートエリアに対してかなり効果的です👍
ちなみに毛髪内のアミノ基と架橋するのと同時にアミノ基をもつ処理剤(活性ケラチン)にも架橋するので併用することでより強い架橋性を得ることができますね☺️
で、うちではケースバイケースでここに還元剤を足して
微還元ストレートする時もあります👌
ビカピレン(ビカクマイボンド)についての詳細は下記ご覧くださいませ
🦩セラック(シェラック)
これも分かりやすく解説すると、酸の中で1番ツヤが出る樹脂酸!
カイガラムシの出す分泌物から抽出されたもので
濃度が濃いと軋みが出て嫌な質感になっちゃいます、、
ただ適正量であっても軋み感は出てしまうので
その後シリコン剤をつけることでアイロン後の被膜による抜群な手触り感とツヤ感を得ることができます!!
このセラックは濃度高すぎると軋むし、その後質感を整えるシリコン量を間違えるとベタベタになっちゃいます😅
ただドンピシャでくるとめちゃツヤでます👌
最近は安定性を重視してセラック濃度をコントロールしたものや
そもそも配合されているものを使用しています

矯正剤
🦩アリミノ クオライン&クオラインアシッド
▷クオライン
特徴
イメージ的には固さのない柔らかな仕上がり感と塗りやすい粘度が操作性をUP!!(あ、クオラインACIDは粘度固めで好きじゃないです汗)
いろんな特徴のある中性〜アルカリ領域の剤は“アジャスト0”をミックスすることで弱酸性領域までコントロールできます💪
特に好きなのは
“130”と“80”
特に“130”はバージン毛にもダメージ毛にもかなりの頻度で活用してますね👍
細かい説明はInstagramで説明しているのでそちらを参考にして見て下さいませ






クオラインを使ったゲストアプローチは下記になりまーす
🦩ワンストップ ビカクストレート
特徴
このメーカーさんの1番のお気に入りは
“縮リーム”
システアミン・アセチルシステイン・チオグリセリン・チオグリコール酸アンモニウムの
4つの還元剤を高配合(7.4)でpH6.8、アルカリ度0.2(アルギニン)なので
低膨潤ながらパワーがあるのでダメージレベル3あたりは単品で使えますね
後チオグリセリンの特徴でなのかクオラインと比較して潤い感あります👍

後は自分が開発に携わった
“ミックスクリーム”
はビカクストレートになくてはならない位置付けになったかと思いますね
詳細は下記ご覧くださいませ

あ、これもよく使います!
チオグリセリン(チオ換算33)の“Bローション”
アルカリ域では還元力UP
酸性域で還元の活性は弱まり潤いが得られる使い勝手の良い添加剤👌
詳細は下記ご覧くださいませ

追加で炭酸プロピレンも載せときます
使わない日はないですね

クオラインとビカク、そしてマデナのコラボはボクの鉄板アプローチ↓
🦩マデナ
マデナのGMTは他のGMTと比較すると仕上がりの柔らかさが違いますね
通常GMTの質感はチオみたいにサラストンとした仕上がりになりやすいです
ボクはスピエラの柔らかい質感が好きですが残留性や酸化不足など少し問題もあります(GMTとミックスして上記の懸念は払拭してます)
なのでいろんなGMTを比較検証して見つかったのがマデナGMT!!
自分好みのGMTが見つかってよかったです👍

注意点としてはGMTやスピエラはエステル系還元剤で商材にもよりますが
チオ換算30〜45とかになります。
還元値だけ見たらクオライン250の3〜4倍にもなります汗
なのでベース剤に対して5〜10%添加するイメージです
多く入れればクセが伸びる!って感覚でやるのだけはやめましょう❌
後、GMTやスピエラなどのエステル系はミックスするとpHが0.5〜1.0下がるのでそのあたりは把握しながら比較検証していってくださいませ
(クオラインアシッドのベース剤はpHの変動なし!すごい👍)
🦩トライグッツ ケラフェクト
特徴
このメーカーさんの好きなところはチオグリコール酸システアミンを主還元にし
pHをコントロールして各ダメージに合わせたアプローチができます。
特にチオグリコール酸システアミンは弱酸性領域での活性力も高く
pHを落としてもエステル系の力を借りずに伸ばすことができます(クセ強いケースは5% GMTを添加)
使い勝手ばっちりです!
あとジェル基材なのでとても塗りやすく操作性🙆です
ただケラフェクト1剤は極性がアニオンなので
他のメーカーとの薬剤のミックスや塗り分けはできません(カチオンなので)
剤がダマ玉になっちゃいます汗
気をつけてくださいませ


で、最近は改めてケラフェクトの活性ケラチンを色々使用しています
髪の強度UPはダメージ毛やエイジング毛で求められてきますよね?
そんな時の安心安全なアプローチの下準備に最適な感じです👍
今はケラフェクトを検証しながら今後入れ替え検討中です☺️
下記にケラフェクトを使用したゲストアプローチを
InstagramでUPしてるのでご覧くださいませ
基本アリミノクオライン・クオラインアシッド、ビカクストレート(ミックスクリーム) そしてマデナGMTやケラフェクトも使用しながら
ボクの
“ボタン流ストレート”
は進化し続けてます👍
ということで、まずはプロセスをご覧くださいませ

では上記を見ながら解説していきまーす☺️
1、毛髪診断

ここは上記でもあげた内容と被りますが、まずは髪のダメージレベルをチェックします!
ウェットとドライ状態のギャップを見て髪の体力を見ます。
で、よくあるのがトップやフェイスラインのTゾーンとインナーのダメージレベルが違うことがほとんど。
ぱっと見で薬剤決めちゃうとインナーのクセが伸びない原因になるのでしっかりチェックした方が良いですね、、
(ウチではほぼ塗り分けします)
で、ボタンヘアーではカウンセリングシートを使用し、今までの履歴やホームケアを確認しながら髪のダメージレベルを見ていきます。

こう言ったものをしっかり活用しながらゲストの悩みやダメージレベル・それぞれの履歴そしてホームケアを確認することでアプローチのエラーを減らすことができます👌
下記は一例です
👇

上記は先日のセミナーでのアシスタントに書いてもらったカウンセリングシートになります。
どうでしょー?
かなり頭を整理できると思います☺️
後から追加した分もありますが、ある程度まとめてからアプローチすることをお勧めしますね👍
例えばカウンセリング時に四角くなるのが気になって3ヶ月周期で矯正をやりたくなっちゃう的な話があって、モデルさんを見ると既ストレートエリアがパキッと伸びてました、、しかもバサバサしてる、、、汗
明らかに前回オーバースペックでのアプローチが原因なことがわかりますね。
なので今回は髪の体力に合わせてしなやかにそしてしっかり伸ばすことが求められてきます!
どんな施術も共通しているのが
“ゲストの悩み解決”
コレに尽きるかと思ってます!
しっかり寄り添ってアプローチしていきましょー
で、実際シャンプーしないと髪のダメージレベルやクセの種類(シスチン結合のクセ・水素結合のクセ)はわかりにくいので
ここからは体力とクセチェックをしていきます!!
2、前処理

ボクの中で“前処理”は大きく分けて3つになります!
まずは残留物を取り除く“除去系”
みなさんがイメージする“補修系”
それと“保護系”に分かれます。
では1つひとつ紐解いてみましょう〜
“除去系”
ここはマデナ推奨のベーシックタイプ
下記の手順で行ってきます
👇

上記でも解説したようにそれぞれピンポイントで除去していきます。
ここ数年シリコンなどの残留酸化物によって地肌や髪がビルドアップした状態でご来店される方がいると思います、、汗
で特にネープとかは他のエリアよりすごいので
そのままだと1剤の反応は弱くなっちゃいます、、
ただでさえインナーは健康な方多いので軟化還元不足の元になっちゃいますね😅
なのでなるべく矯正やる方は“ヘアクレンジング”をセットで考えてます!!
各商材をボクなりに簡単にまとめてみました
✨マデナケミアピール(pH7)

タンパク変性起こした髪は水分が少なく浸透しづらい状態です汗
そんな髪の水分の通り道を作る的な意味合いで使用しています。
矯正毛は少なからずこのタンパク変性をお起こしている状態です、、
なので矯正する時はマストで使用してますね👍
✨マデナケミアアルカリ(pH9.0)

髪に残留している酸化物を取り除くために使用してます
スタイリング剤などの含まれるシリコンや皮脂などシャンプーだけでは取り除けないものがあります、、
昨今のドラッグストアに売られているシャンプー&トリートメント剤などには
過剰に保湿成分が入っていたりしてベタベタした状態のゲストさんがよくいらっしゃいます、、
こういったビルドアップした髪に対して効果抜群です👍
後、リンゴタンニンが入っていて取り除いた後の髪の強度もキープできます
✨マデナケミアリムーブ(pH1.5)

髪に付着している金属イオン(銅イオン)を除去しパーマ剤やカラー剤によるダメージを抑えてくれます。
ただpHがかなり低いので髪のダメージレベル高い髪は結構軋みますね汗
髪に付着している金属イオン(銅イオン)を除去しパーマ剤やカラー剤によるダメージを抑えてくれます。
ただpHがかなり低いので髪のダメージレベル高い髪は結構軋みますね汗
✨マデナケミアR3(pH6)

髪に残留するヘアケア製品に含まれるミセルと呼ばれる乳化剤分子の残留物を除去して硬くなった髪を柔らかくしてくれます
みなさんも経験あるかと思います、、
エマルジョンなどのアウトバスをずっと使用してもらっていったら
いつの間にか当初の質感はなくなり少し硬さを感じるようになってきた、汗
これはエマルジョンに含まれる乳化剤が酸化し残留した結果
質感が悪くなっちゃってる感じです、、
クセが強い方や矯正やる方は結構重めのシャンプー&トリートメントやアウトバスを使用していることが多いので、上記のようなこと起こりやすくなります。
定期的な乳化剤の入れ替え大事ですね👍
✨マデナケミアメルト(ph7)

髪に残留するスタイリング剤の合成樹脂やカラー剤の油脂を除去してベタつきや重さを解消する処理剤です
スタイリング剤の種類によってアルカリだけでは剥がせないところをメルトで取り除くイメージです👍
その後被せてプレシャンプーに入ります👍
※コスト的にとか時間的にどうしてもって方は
マデナアルカリだけでもOKです
最低でも残留している油分は取っておきましょー
もしくはキレート効果もあり余計な油分が取れる
ケラフェクトのプレクリアシャンプーでも良いかと思います!
これは重曹系シャンプー(炭酸水素Na)で余計な油分もとれクエン酸などでキレート効果もある優れものなのでしばらく使用していこうかと思ってます👍

“補修系”
ボクは基本こんな感じでダメージレベルに合わせて使用しています!

ダメージレベルが低ければその分ダメージホールはないので処理は必要なし
ダメージホールが大きければ大きいほど内部を埋めることが必要です!!
ボクは内部を埋めるアクションとして
活性ケラチンやファイバーハンスなど(架橋剤)を使用してます。
アリミノの活性ケラチンはアルギニンが配合されているため硬さが出にくく柔らかい質感なので使用しています。
ex
リキッド→コアミー2→3→流す(リキッドとコアミー2の順番はどちらでもOK)
コアミー3はpH4.5で収斂させて活性ケラチンやファイバーハンスを定着させる役割があります
あ、もちろん仕事柄上記以外もいろんな処理剤を使用しています。
例えばタンニンとか、、
ただ上記をベースに処理を考えてますね☺️
考え方は至ってシンプルで、
縦横ダメージの均一化です。
「?」
ってなるかもですが
結局は1剤アプローチする際、できるだけダメージの差をなくしたいんですよね、、
さらに言うと
1剤のパワーに対しての耐久力、、
だって髪の内部って肉眼では見えないですよね?😅
なのでできるだけ1剤アプローチした時の刺激の緩和をしときたい、、
そんな感じです!
意外と大事ですよ👍
✨アリミノシェルパベースエイドミスト(ph5.5)
✨アリミノシェルパボンドメモリアリキッド(ph6.5)

シェルパボンドメモリアリキッド(ph6.5)
ベースエイドミストはナノ化CMCで、わかりやすく説明する必要な油分を補ってくれる馴染みの良いCMCって感じです!
めちゃサラサラ感でますね
ローダメージのアウトバスとしても良い仕事します
ボンドメモリアリキッドはアリミノ独自の活性ケラチンで、
通常ハリコシが出てその分硬さを感じてしまうのが活性ケラチンの特徴ですが
ここにアルギニンを入れることでしっかり感もありながら柔らかさを感じる仕上がりになってます👍
このリキッドはパーマやカラーのダメージから毛髪強度をUP(S-S結合を補修)し守ってくれます
✨アリミノコアミーヘリックスショットチャージ2(pH7.5)
✨アリミノコアミーヘリックアシッドフィックス3(pH4.5)

アリミノコアミーヘリックアシッドフィックス3(pH4.5)
コアミーヘリックスショットチャージ2は、アリミノで言うヘリックスショットチャージ(ファイバーハンス)をベースとした架橋剤で髪の強度を上げてくれます👌
重さもないので使いやすい架橋剤の一つです。
主にアミノ基と水酸基と馴染みが良いので上記のメモリアリキッドとの相性も👍です
コアミーヘリックアシッドフィックス3は
弱酸性の外部補修サポート剤でヘリックスショットチャージの定着を目的としたTR剤です
入れたものを収斂させて閉じ込める的なイメージです
✨リペアティブグリシンベタインコンプレックスチャージ 2 (pH5.5)
✨リペアティブアシッドフィックス3 (pH5.5)

リペアティブ アシッドフィックス 3 (ph5.5)
グリシンベタインコンプレックスチャージ 2は、ヘリックスショットチャージ(ファイバーハンス)に選択型グリシンベタインコンプレックスも入りかなり内部修復効果がUP!!
アシッドフィックス R 3はコアミー同様、ヘリックスショットチャージ(ファイバーバーハンス)と選択型GBコンプレックスの定着させて表面を整えます
最近は上記でも書いたようにケラフェクトのCMCと活性ケラチンも使用しています
“保護系”
ここは至ってシンプルに考えてます
1剤流しやオーバーラップに対して保護する意味合いです☺️
正直油分系つけとけばもちろんカットできるので問題なし、、
で、バッファー剤でもOKです。
ボタンヘアーでは架橋剤(炭酸プロピレン)でアプローチすることが多いので
その時々で対応してます!
(ボクは基本毛先は炭酸プロピレンのアプローチが多いです👍
【油分系保護剤】
✨アリミノクオラインアジャスト0(pH 5.0)

pH5の保護剤で下記の成分がアルカリダメージや還元剤の働きを緩和してくれます
最近はコスト考えるとあまり使用しなくなってますが、
リタッチ矯正の時1剤塗布後毛先にのせておけば流す時にもしっかりガード🙆♂️
毛先までの矯正もベース剤にミックスすることで減力できダメージレスでいけます!
理由はジチオグリコール酸アンモニウムが還元剤の働きを抑えてくれる効果があるので
もし毛先についた場合も過剰な反応にはならないから。
その他にもクエン酸配合のためアルカリ〜中性領域の矯正剤の反応も抑えてくれます
ジチオグリコール酸アンモニウム=還元剤抑制
クエン酸(バッファー剤)=アルカリ中和・pHコントロール
✨ワンストップビカクミックスクリーム(pH3.0)

CMC・活性ケラチン・ジマレイン酸・エルカラクトンなどバランスよく補修剤が入ったpH3.0の酸性トリートメント剤です
リタッチ矯正の時1剤塗布後毛先にのせておけば流す時にもしっかりガードしてくれます。
ボタンヘアーではここに炭酸プロピレンを足して架橋トリートメントします👍
【バッファー系保護剤】
✨ワンストップビカクビレゴリム(バッファー剤)

バッファー剤としてよくボタンヘアーでも使用している“ビレゴリム”が先日リニューアルしました。
ワンストップさんには
「pHもう少しあげたほうが収斂しすぎなくて嬉しいかな、、」
って話してリニューアルしてもらいました笑
以前はpH2.4でしたが3.2に上がり、今は使いながら様子見てます☺️
4つの酸
クエン酸(pH調整/キレート効果) グリコール酸(pH調整)・乳酸(安定剤)・リンゴ酸(安定剤)
上記の様に4つの酸のバッファー効果でしっかりアルカリ剤を中和してくれます👍
キトサンも入ってるので被膜効果もあり手触り感UPします
後はリタッチ矯正などで、1剤塗布後毛先に10〜15倍希釈のリムを塗布しとけば流しの際1剤が流れても問題なしです☺️(ハイダメージ毛に対してはちょっと心許ないかも汗)
今回はリタッチ矯正の既ストレートエリアに対しての前処理剤として考えてますが
先ほども話しました通り、ボクは既ストレートエリアに対して
“炭酸プロピレン”
を使用した架橋アイロントリートメントを矯正をしながら行ってるので
上記のアプローチの機会は減ってます。
※既ストレートエリア用のレシピは1剤アプローチの“ボタン流ストレートrecipe”にて書いてあります
3、1剤アプローチ

【ドライ or ウェット】
ボクは基本ドライ塗布を推奨してますね!
1番の理由は
クセを見ながら1剤塗布できるところ!!
これにつきます👍
後薬剤反応は早くなるのでアルカリ度やpHを少し下げれるのも良いですね
ただウェット塗布がダメかというとそう言うわけでなく
ウェット塗布のメリットは薬剤の穏やかな反応です!
ドライ塗布の選定より穏やかに反応しやすいのでエラーもしにくいかもです
結局どちらにもメリット&デメリットはあるので詳しくは下記をご覧くださいませ!
ちなみに水素結合のクセが強ければドライ塗布一択です。
ダメージが複合的にミックスされている髪もドライ塗布します。
ただ時間がよりかかってしまうので、なれているゲストであれば薬剤コントロール(強める)でウェット塗布でいきます
詳しくは下記を参考にして見て下さいませ
あ、毛先のダメージが強い場合、ドライ状態だと薬剤が吸いやすいので
ウェット塗布を選択します。
既ストレートエリアで炭酸プロピレン使用する場合も、ウェット塗布の方が炭酸プロピレンが作用しやすいのでウェット必須ですね☺️
【薬剤選定】
多くの美容師さんは薬剤選定するときに
クセの強さで選んでること多くないですか?
確かにクセの強さも選定の一つの基準になってきます、、
ただやっぱり1番基準になるのは
“ダメージレベル(髪の体力)”
です
みなさん経験していますよね?
クセが強いからダメージレベル高くてもハード系チオ選択した挙句
すぐ軟化しちゃって焦って流す、、
でしっかりアイロン入れて2剤つけて
よし!
って思っていたら2剤塗ってる途中から、
もしくは仕上げで乾かしている途中からクセが、、💦
そればかりかダメージして手触りも悪くなっちゃった😰
こういった上記の原因わかりますか?
そうです!
軟化はしたけど肝心のクセを伸ばす役割を担っている
“還元剤”
が効果的に働いてないからです!
還元剤は15分くらいから効果が出始めてくるので
ボクは基本25〜30分
長い時は40分を超えるときもあります。
長く置くから良いわけではないので
できたら30分くらいを目安にボクは考えています。
ボクの薬剤レシピをお伝えする前に1剤に含まれる
還元剤・アルカリ剤・pHについて簡単にまとめています
ちなみに還元剤の特徴を載せときますね
参考にしてみてくださいませ


もっと詳しく知りたい方は下記の記事ご覧くださいませ!
考え方の基本をまとめています👍
と言うことでボタンヘアーでは毛髪診断と同じく下記のレシピも共有しています。
髪のダメージレベルを見て薬剤選定するのがボタン流です👌
【ボタン流ストレートrecipe】
ここではアリミノクオライン&クオラインアシッドをベースに
マデナGMTやビカクミックスクリームなどを使用したrecipe公開になります
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