プロデューサーちゃんはギャンブルするの？

次の日

P）「休み返上で説明しに来たぞ。」

硲）「十分程遅刻しているぞ。」

P）「………硲先生と山下先生が増えてる…。」

玄武）「朱雀が教えてもらったことを事務所の連中に話してたからな。」

朱雀）「おう！教えてもらったからな！事務所の人達にも教えねぇ知識として身につかねぇし！」

P）「朱雀にしては勉強熱心でプロデューサーとしては嬉しい。だけど、俺個人としては知らないとこで性癖暴露されてるようですごい恥ずかしい。」

山下）「いや、そこまで深刻な話じゃないでしょう…。というか紅井から聴いたんだけどプロデューサーちゃんもするんだね。」

P）「は？何をです？」

山下）「またまたぁ。するんでしょギャンブル。」

P）「え？しませんよ。」

山下）「え？？パチスロの曲聞くのに？」

P）「聞きますけど…聞くから＝パチスロしてるにはならないですよ。」

硲）「確かに。山下君とプロデューサーもだが先程からパチスロとまとめているがぱちんことスロットは別物だからわけて言いなさい。」

P・山下）「「すいません…。」」

朱雀）「ギャンブルの話は興味ねぇから早くトランスってジャンルの話してくれよ。」

P）「あぁそうだな。トランスなんだが、こないだ教えたユーロビートよりもBPMがより早くなったものと考えてもらえばいいな。」

玄武）「で、有名な曲は？」

P）「それなんだが……ごめんよくわかんない。」　

朱雀・玄武）「は？」

P）「いやー調べてみたら俺がずっとトランスだと思ってたのがトラパラってジャンルで、これじゃユーロとさして変わらないから昔知り合いから借りたアルバムレンタル屋で探したんだけど流石になくてな。」

硲）「つまりはジャンルの簡単な説明で終わりと。」

P）「……すいません…。あっでもその代わりにぱちんことスロットの曲のプレゼンします。」

山下）「プレゼンって…そんな大げさな…」

P）「プレゼンは確かに言い過ぎですね。布教して堂々と事務所で聴こうかと。」

硲）「それもそれでどうかとは思う。」

朱雀）「……あのよぉ、質問なんだけど…ぱちんこ屋で音楽って流れてんのか？？」

玄武）「煩いイメージはあるが、どっちかっていうと…ぱちんこ玉が裏で回ってたり、落ちる時の環境音のイメージしかないんだが。」

朱雀）「ゲーセンでスロットのとこ通ってもピコーンとかデュワデュワみてーな音がなってるから音楽言われてもピンと来ねぇんだよな。」

P）「朱雀、そこは効果音って言おうな。あってるけど。まぁそもそもそこで結構うるさいから現地で音楽聴けって言っても確かに聞けないな。で、そこでこれです。スロットとぱちんこのサントラ。」

山下）「へぇーこんなの出てるんだ。」

硲）「サントラということは機体に入ってる殆どの音が入っているということか。」

P）「さっき朱雀が言ってたような効果音は殆どは入ってないですけどね。BGM曲とボーカル曲だけです。」

山下）「へー。有名な歌手とかのはボーカル曲入りなのはわかるけど、こういうアニメ物？キャラクターもの…なのかな？のもボーカル曲あるんだ。」

P）「俺の持ってきたのはスロットオリジナルのやつですからどっちかっていうと自社のキャラクター物ですね。アニメ・漫画とかの原作つきなのもオリジナル楽曲がはいってるのもあります。」

硲）「なるほど。君のようにぱちんこやスロットをやらない層にもそういった需要でサントラが発売されるのか。」

P）「そうですね。まぁ中には出ないのもあるんですけど…」　

朱雀）「ふーん。でプロデューサーさんが持ってきたのは…」

P）「最近出たばっかの新譜。個人的にはすごいイイサントラなんだけど、ちょっと君らに聞かせるのには躊躇するわ。」

玄武）「聞かせたらまずい曲でも入ってるのか？」

P）「まずいというか人を選ぶノリなんだよ。俺大好きだけど。（あと歌詞が遠回しに下ネタだからアイドルには勧めにくい。）」

硲）「まずいノリ？」

P）「パリピ的な。」

山下・硲）「「パリピ？？」」

P)「四季みたいなノリ。」

山下・硲）「あぁ！」

P）「まぁそんな感じなので初めて聞く人は戸惑うと思うので…今回紹介するのはPCのDL販売にもなっててSpotifyでも聞けるやつにします。」

朱雀）「す…すぽ…？なに？？？」

玄武）「Spotifyな。音楽配信サービスだ。」

山下）「なにそれ。おじさん初耳。」

硲）「世界最大の音楽配信サービスだ。すべての機能を使うには料金を払う必要があるが、機能制限された状態なら無料でも音楽が聴けるサービスを提供している。対応しているデバイスも豊富でスマートフォンからゲーム機まで対応しているぞ。」

P）「そうなんです。PS4でもゲームしながら聞けるようになったんですよ。で、ちょっと前にPlayStation Game Music大賞ってのがあったんですけど、そこでTOP１０からは外れてはいたんですが、俺の好きな会社のスロットのサントラがいくつか入ってたんですよ。」

朱雀）「イマイチすごいのかよくわかんねぇけど…そもそもぱちんことスロットはゲームなのか？？」

P）「一応ゲーム扱いでいいんじゃないか…？メダルとはいえゲーセンに置いてあるんだし…。」

山下）「まぁ大きいくくりでいえばゲームでしょうね…。」

硲）「ポーカーやブラックジャックもカードを使った遊びが賭け事になっているのだからゲームで間違いはないだろう。そもそも電子機器で動くものだけがゲームではないぞ。」

玄武）「道夫ｱﾆさんの言う通り。花札だって日本のカードゲームだしな。」

P）「で、その例のいくつかのうちのサントラの一つがこれです。」

朱雀）「おっす！ばんちょう…？」

玄武）「（そういう漢字は素直に読めるんだな…）ジャケットからして…不良が題材でいいのか？」

P）「たぶん。」

山下）「たぶんって…」

P）「そもそもなんかのパロディしてるらしいんですけど…なんとなく心あたりはついてるんですけど自信なくて。あと楽曲はゴリゴリの不良っぽいカンジの曲はつかってないな。」

硲）「というと？」

P）「突っ張ることが男の勲章とかワンナイトカーニバルしちゃうような曲は使われてないってことです。」

山下）「なるほど。」

P)「どっちかっていうとメタルっぽい感じの曲調が多いサントラになりますね。シリーズとスピンオフの数がそこそこあって個人的にはサラリーマン番長のサントラが好きです。ちなみに今日持ってきたサントラが番長シリーズのナンバリング以外のスピンオフの奴になります。」

朱雀）「このHEY！鏡ってやつか。」

P）「そうそう、今出たばっかりだからDL販売はしてるけど音楽配信はまだだからな。サラ番は確か聞けるから…コレだな。」

硲）「見たところプレミア会員ではないようだが…全部聞けるのか。」

P）「えぇ音質は選べないですけど。スマホだとランダム再生固定ですが、PCからだと一曲ずつ好きなの選べるので、無料会員ならPCからの利用がおすすめです。」

山下）「なるほどね。で、プロデューサーちゃんのおすすめ曲はどれなの？」

P）「（個人的にはミーモ・ダンシング押したいけど…アレだしな。）プレジデントですかね。入りもカッコいいですし。再生します？」

硲）「今日は人も私達しかいないし良いぞ。」

P）「じゃぁ再生しますね。そういえば類君来てないですけどどうしたんですか。」

山下）「ハワイから帰ってきたでしょう？今日はオフだからお土産配りに行くってさ。」

P）「なるほど。」

〜プレジデント再生〜

朱雀）「フツーにかっこよかった。」

玄武）「題名はちょっと可笑しいなとは思ったけど熱い曲だったな。」

山下）「思った以上に激しい曲調でびっくりした。」

硲）「あまり期待はしていなかったのだが…なかなかだな。」

P）「でしょう。ここの会社で作ってるんだか外注してるのか情報があまりないのでなんとも言えないんですが、頭一つ分は飛び抜けてるノリのいい曲作るんですよ。」

朱雀）「こーゆー感じのでもっと他の曲ないのか？」

P）「番長関係のメインテーマは常にこんな感じだからおすすめって言ってもなぁ…どれ聴いてもノリはいいからテンション上げたいときは外せない。他の系統違いだとSHAKEとか名盤だな。個人的にはバライティーに飛んでるジャッカスチームなんか好きだな。」

朱雀）「いっぺんにいわれてもなにがなんだかわからねぇ。」

P）「じゃぁ全部おすすめで。」

山下）「（雑っ…）」

玄武）「そのSHAKEとジャッカスチームの中でのオススメはないのか？」

P）「正直どれも甲乙つけがたいんだか…特にSHAKEは。強いて言うなら、SHAKE Ⅲ SIDE-AのShakeAgainからSHAKE聴くようなったからそれかなぁ、ノリはいいし。ジャッカスチームだと個人的には貪欲DAYSがだけどあれはカッコいいというよりノリ重視だからカッコいいのならEverybody Heroesかな。」

硲）「配信はされているようだから聴くぞ。」

P）「（案外乗り気になってきてしまってる…）」

〜視聴中〜

朱雀）「貪欲DAYS以外英語で全然歌詞わかんねぇ。でもノリはめっちゃいいな！」

玄武）「確かにな。歌詞は正直俺も聞き取れてる自信はないがテンポが良くてノリは凄くよかった。」

硲）「貪欲DAYS以外はダンスミュージックだな。今後こういった曲を歌えば…」

山下）「硲さん、俺正直あのテンポの曲踊れる自信ないですからそういう曲を作って欲しいって要望はやめてくださいよ。というかプロデューサーちゃん、ユーロビート聴くって話は聞いてたけど、こういう感じ曲を聴くのは結構意外な発見だったんだけど。」

P）「基本的はなんでも聴きますよ。作業中とか仕事中に好んで聞いてるのがその2つってだけで。」

朱雀）「ってことは……たいして好きじゃねぇのか？」

P）「まぁ一般の人がカフェの雑踏音とかで集中するのとおんなじ役割だな。」

朱雀）「じゃぁホントに好きな音楽ジャンルはなんなんだよ…。」

P）「え、ロック。」

硲）「君。」

P）「あの…硲先生、顔が怖いです…。」

山下）「いや、プロデューサーちゃん…一応アイドルのプロデュースしてるんだからそこはアイドルって答えなきゃ駄目なんじゃないの？」

P）「いや、そこは俺も曲げられないです。誰がなんといおうと俺はロックが好きです。」

玄武）「まぁ番長さんは基本的に色々聴くならアイドルソングも聴いてるんだろうからいいんじゃないか。」

P）「流石玄武いいこと言うな。そうですよ、俺は割となんでも聴きますから演歌からシャンパンコールまでなんでもござれですよ。」

朱雀）「シャンパンコール？？」

P）「なんだ朱雀知らないのか。」

硲）「高校生がそれを知ってて歌えてしまったら大問題だぞ。」

山下）「確かに。っていうかプロデューサーちゃんシャンパンコールなんてどこで聴くの…まさか…」

P）「あっ、働いてたこともないですし、行ったこともないので。だいぶ昔にコンピレーションCDに収録されてたのを聴いてるだけです。」

玄武）「そんなCDがあるのか…」

P）「あるある。あと一時期ホスト題材ものが流行ったおかけでそういう女の子向けの恋愛ゲームが出ててな、それで声優さんがシャンパンコールをしているの聴いたこともあるぞ。」

朱雀）「そのシャンパンコール？ってのはなんなんだよ。」

P）「説明してもいいけど外で絶対に喋るなよ。」

朱雀）「（そんなにやべぇのかよシャンパンコールってやつは）おっ…おう。」　

P）「シャンパンコールっていうのはホストクラブとかで高い酒が入ったときにするコールのことだ。ホストクラブではよく聞くけどキャバクラ版のはあるかは俺は知らない。」

硲）「お酒飲むのに煽る行為の時にするとでも思っておけばいい。」

山下）「ほら、手拍子しながら飲んで♪飲んで飲んで♪飲んで♪飲んで飲んで♪って言うやつあるでしょ？それのホストクラブ版。」

朱雀）「おぉ！それなら知ってる！でもなんで外で話ちゃダメなんだ？？」

玄武）「火のないところに煙は立たない。俺達はまずアイドル。それに加えて未成年だ。酒の時にするコールなんてできたらたとえしてなくても飲酒の疑いが出てくるだろう。それにホストクラブのシャンパンコールなんて場所が特定されるようなものは余計に疑いを強めるだけだしな。」

P）「そうそう。」

朱雀）「なるほど…。」

硲）「そういうことだ。プロデューサーくれぐれも事務所でそんなコールをしないように。」

P）「…未成年いな」

山下）「未成年いてもいなくてもダメなもんはダメ。そもそもコールなんてする機会ないでしょう大学生じゃあるまいし。」

P）「いや…俺がするんじゃなくて北斗にしてもらいたいんだけど…」

玄武）「それは番長さんがするより駄目だなやつだな。」

朱雀）「シャレになんねーやつだろ。それ。」

P）「正直ハマり過ぎててシャレにならないよな。わかる。でも仕事として真面目にとってきたい。積極的に。」

硲）「わかっているなら頼もうとするな。というか仕事としてとってくるな。」

P）「いや、でも見たくないですか北斗のシャンパンコール。シャンパンタワーバックに北斗がシャンパンコールするの。」

山下）「すんなり想像できるところがそもそも何か問題な気がするし、なんとなく断らない気がするから絶対頼まないで。」

P）「えっ！なんで！仕事だよ？！健全な仕事だよ！」

玄武）「健全な仕事を強調してる時点で駄目なことに気づいてくれ番長さん。」

朱雀）「そうだな。しかもさっき玄武がいってたことにプロデューサーさんうんうん言ってたじゃねぇか。」

P）「くそぅ、数分前にダブスタしてやがったな自分。」

山下）「わかってるなら絶対やめてよ。やったら罰金とるからね。硲さんいいですよね。」

硲）「あぁ。」

P）「俺に確認しないで即決なの？！」

玄武）「今の話は番長さんが悪いからな。」

朱雀）「そうだな。あっ、罰金貯まったらみんなで焼肉食いに行こーぜ！」

P）「貯まること前提なの？」

その後朱雀の言っていたとおり罰金がそこそこいい金額がたまりプロデューサー抜きでの焼肉パーティーが行われた。