すべての道は大体アイドルに通じてるから
P )「またまた珍しい組み合わせ。」
みのり)「確かにそうだよね。」
英雄)「そうか?何度か仕事は一緒にしてるだろ?」
P)「ユニット単位ではね、個別なのがちょっと珍しいなとおもって。何してんの?」
みのり)「英雄さんがアイドルソングのオススメないか探してたみたいだから、オススメのアイドルソングを布教してたんだ。」
P)「みのりさん好きだもんねぇ。英雄はまたなんで?」
英雄)「最近事務所でいろんなジャンルの音楽聴くのが流行ってるだろ?」
P)「流行ってるというか…みんなが勝手にオレの好きな音楽広めてるだけだろ。性癖暴露されてるみたいで結構恥ずかしいんだぞ。」
みのり)「まぁ普段聴かないようなジャンルも聴いてくれるようなら(布教もしやすいし)いいんじゃないかな?」
英雄)「オレもいいとは思ってるんだが…紅井が音楽のジャンルに対して新しいジャンルを作り出してるのが問題なきがしてな。」
P)「(ちゃんと教えたつもりだったんだけどな…)例えば?」
英雄)「ミックスナッツとか、ラッパロックとかよく言ってる。」
みのり)「それはミクスチャーとラウドロックじゃないかな…ロックのジャンルでしょ?」
P)「多分…。俺ちゃんと教えたんだけどなぁ!なんで微妙に間違えるのかな…。」
英雄)「微妙つーか完全に違うものになってるせいで年少組が間違って覚えはじめてるんだよ。で、ちゃんとしたジャンルを覚えるのにとりあえずアイドルなら色んな曲歌ってるだろうから…」
みのり)「俺に白羽の矢がたったわけ。」
P)「なるほど。」
英雄)「まぁアイツがちゃんとすればいい話なんだけどな…」
みのり)「ははっ、そうだね。で、今俺がおすすめするアイドルのYouTubeの公式PVを探してたところなんだ。ほら、コレ。」
P)「あ!『ベット・イン』じゃないですか!」
英雄)「知ってのか!?」
みのり)「プロデューサー…さすがだね。」
P)「いや、みのりさんこそ流石です。」
英雄)「そんなに有名なのか…」
P)「あぁ、フェスにも出てたしな。」
みのり)「へぇ、そうなんだ。」
英雄)「そうなんだ…(知らなかった。)」
P)「PVがすごいんですよね。」
みのり)「あぁ、まさかあんなPVが現代に撮れる人材がいるとはね。」
英雄)「そんなに?」
P)「あぁ。音を出さずとも見るだけですごさがわかるぞ。」
みのり)「PVも検索に出てきたから見てみようか。ちなみに二曲聞いてほしいのあるから続けてね。」
~視聴中~
英雄)「バブルじゃんか。」
P)「そう!これを平成終わりになって制作しているという事実!」
みのり)「レコード会社の本気を感じるよね。」
P)「わかる。『シティーガールは忙しい』は再現度やばい。バブル経験したことのない人がドラマとかの断片的な情報から作り出したバブル感が良くできててすごいとおもう。」
英雄)「あぁ、周りの人の服装が今っぽいだけ余計にタイムスリップしてきた感がな…。『男はアイツだけじゃない』って曲は…くくりはロックじゃないのか?」
みのり)「大丈夫、自称地下セクシーアイドルだから。アイドルだよ!」
英雄)「セクシーという単語が引っかかるんだが…」
P)「元同業者の早苗さんもセクシーギルティ組んでるから、セクシーくくりでアイドルだよ。」
英雄)「あぁ…そういえば…そうだな……。」
みのり)「そうだよね。俺としてはベット・インの楽曲は346プロの片桐早苗さんのソロカバーにすごく向いてると思うんだけど。なんで目をつけないんだい?」
P)「正直俺もそう思ってますけど、俺に言われてもどうこうできる話じゃないので困る。」
英雄)「まぁ俺らのプロデューサーだからな…。」
みのり)「え?しらないの?」
英雄)「何を?」
P)「俺346プロと兼任してますよ。」
英雄)「はぁ?!」
みのり)「だから事務所にいないときも多いでしょ?」
英雄)「事務所にいないのは誰かの仕事についていってるからじゃないのか?!」
P)「そういう時もありますけど、346に出勤してることもありますよ?」
英雄)「うちの社長はそれでいいっていってるのか?つかいろいろ問題なんじゃ…」
みのり)「需要と供給かぶってないからいいんじゃないかな?というか、プロデューサーなんだから権限つかってそれくらいできるでしょう?」
P)「むこうもこっちも社長にはOKもらってるよ。カバーは上からOKでないとできないんだよ…。うちだってそうでしょう?というか早く君らにもカバー曲出してほしいんだよ。そっちの方が間口も広がるし。」
みのり)「それはそうだよねー。俺たちがカバーするなら何がいいかな?」
P)「ソロかユニットごとにもよるよね。早苗さんくらい自己主張が激しいものがあるとこういアーティストが出てくるとかっちりハマったり、時代が指定しやすいから探しやすいんだけど。」
英雄)「(兼任の話はもう流されてる…)二人とも…元の話から脱線してねぇか?」
みのり)「俺たちのユニットは正統派アイドルだから…やっぱりジャ〇ーズ系かな?」
P)「いや、そこは歌詞の内容重視したほうが受けがいいと俺は思うから普通のアーティストの楽曲から引っ張ってくるのもありかと思うんだよね。」
英雄)「無視すんな!俺の話を聞け!」
P)「英雄さん…。怖い顔して大きい声出さないで!」
英雄)「顔が怖いのはいつものことだよ!」
みのり)「ははは、ごめん、ごめん。で、ベット・インの話だったよね。」
英雄)「そうだよ、こういうとんがったアイドルだとあんまり参考にならないから…なんか他にないのか?参考なりそうなの。」
P)「アイドルじゃなくてもいいならあるけど。」
みのり)「まぁすべての道は大体アイドルに通じてるからアイドルでなくてもいいんじゃない?」
英雄)「そういうもんなのか?」
みのり)「うん。最近のアイドルはいろいろやってるし、ジャンルも多様だからね。」
P)「それこそ正統派から聞いてアイドルの変遷を追ってきたいならアイドルの語源から追っかけて行かないといけないしね。」
みのり)「そうそう。それに女性と男性だと日本のアイドルだと変遷もちょっと違ってくるしね。」
英雄)「…長くなりそうか?」
P)「ものすごく。なんならWikipedia読んだ方が俺らが説明するより早いレベル。」
英雄)「………Wikipedia読むからいいっす…。」
みのり)「賢明な判断だね。」
英雄)「それじゃぁアイドルじゃなくていいからなんかプロデューサーのおすすめないのか?」
P)「大体は勧めちゃってるしなぁ…。うーん……あ、昨日ちょうど見てきた関係の奴なら勧められるよ。でも話長くなりそうだからまた今度でもいいか?」
みのり)「別に構わないよ。いつにしようか。」
英雄)「明後日あたりなら予定が空いてる。」
みのり)「僕も午後なら空いてるよ。」
P)「じゃぁ仕事しながらでもいいなら明後日の午後で。」
次回へつづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?