公式サイトをよく読もう。

朱雀)「はぁ…」

玄武)「手ぇ止まってるぞ。」

朱雀)「飽きた。」

玄武)「飽きたじゃない。もうすぐテスト何だから勉強しないと駄目だろう。」

朱雀)「だいたいよぉ…勉強ってなんの役にたつんだよ…。微分積分とかぜってぇー使わねぇだろ。」

P)「確かに使わないな。」

玄武)「番長さん。帰ってきたのか。」

P)「コンビニ行ってた。二人は勉強してたのか。」

朱雀)「テストが近ぇからな。」

P)「まぁ勉強するだけえらいぞ。そんな勉強を頑張る君たちにいいものをあげよう。」

玄武)「エナジードリンクか。」

P)「高校生好きだろ。エナドリ。」

朱雀)「346プロダクションだっけか。あそこで配ってるやつか?」

P)「あんなちひろさんが生み出した危険物と一緒にしないでくれ。これは市販のやつだよ。見たことないか?」

玄武)「(あれ危ないエナジードリンクなのか…)」

朱雀)「えー?……あっ!これ知ってる。なんかクラスのヤツがテスト前に飲んでるって言ってたやつ。えっと…マンスリーってやつだった気がする。」

玄武)「Monsterな。Monthlyと字面似てるけど頭3文字しか合ってないぞ。」

P)「缶にもちゃんと書いてあるだろ。Monsterって。」

朱雀)「ほんとだ。」

玄武)「もらっちまっていいのか?番長さん飲むんじゃ…」

P)「いいぞ、あと何本かあるし。」

朱雀)「そんなに買ったのか。疲れてんなら休みゃいいのに。」

P)「いや、そこまで疲れてないし。そもそもそこまで好きじゃない。」

玄武)「じゃぁなんでそんなに買い込んでるんだよ…」

P)「今おまけでついてるステッカーと景品に応募するために買った。まぁ事務所おいときゃ誰かしら飲むだろうと思ってな。現に君ら飲むでしょ?」

朱雀)「初めて飲むぞ。」

玄武)「俺も。」

P)「え?…あぁ君ら健康優良児だもんね…。」

朱雀)「つか、ステッカーって…プロデューサーさん小学生かよ。」

P)「笑うなよ。好きなバンドのステッカーなんだから。」

玄武)「そいや、バンド好きだって言ってたな。なんてバンドのなんだ?」

P)「ホルモン。」

朱雀)「そりゃバンドじゃなくて焼肉だろ。」

P)「え?知らないの??」

玄武)「?聞いたことないぞ。」

P)「(ジェネレーションギャップを感じる…)ホルモンってのはマ」

龍)「プロデューサー。」

朱雀)「あ、龍さんと誠治さんと雨彦さん。ちっす。」

P)「なんか珍しい組み合わせだけどどうしたの。」

誠司)「いや、さっきそこで会って。」

雨彦)「俺はお前さんにCD返しに来ただけだ。」

P)「そういや貸してたな。」

龍)「何貸してたんです?」

P)「ラスベガスとマンウィズ」

朱雀)「(カジノ?マンウィズ?なんだそれ?)」

玄武)「(会話の流れからするとたぶん貸したCDの話なんだろうな…)」

龍)「え!プロデューサーCD持ってるの?!貸して!」

P)「えー…まぁいいけど……絶対割るなよ。」

龍)「え!?人から借りたCDは流石に割ったことないよ!自分のは何枚か割っちゃったことあるけど…」

誠司・雨彦)「(既にやってるのか…)」

P)「不安になるようなこと言うなよ。ほらCD。」

龍)「本当に大丈夫だから!CDありがとう!あっ、マンウィズは借りてきたから大丈夫。」

朱雀)「レンタル屋行ってたのか?」

龍)「あぁ、ホントはラスベガス借りたくてレンタル屋行ったんだけど…無くて…」

誠司)「まぁ他に借りたいのがレンタルあったんだからいいじゃないか。結果プロデューサーが持ってたわけだし。」

玄武)「龍アニさんは何借りてきたんだ。」

龍「さっき言ってたマンウィズ。」

雨彦)「マンウィズ借りたのか。」

P)「雨彦にそれなりに数貸したもんな。」

龍)「プロデューサーも持ってるなら早く言ってよ…」

朱雀)「マンウィズってなんだ??」

誠治)「バンドの名前だよ。MAN WITH A MISSION。狼の被りものしたバンドだぞ。」

玄武)「………見たことないな。」

朱雀)「うん。見たことあったらぜってー覚えてるもんな。」

雨彦)「まぁ見た目のインパクトは強いからな。」

P)「アニメの主題歌とか映画の主題歌とかゲームで遊べるような曲もやってるぞ。」

龍)「そうそう、アニメの主題歌でなんだっけ?ほら最近やってたやつ。」

P)「どっち。」

誠司)「冬馬が見てたアニメの主題歌にもなってたやつだろ。」

P)「なるほど、理解した。」

雨彦)「天ヶ瀬バンド名わからなくて探してたぞ。」

P)「マジか。」

朱雀)「英語の名前だもんな。」

玄武)「朱雀、お前の思ってることとは絶対違うぞ。」

P)「とりあえずPVは公式で上がってるから見てみるか。」

~視聴中~

朱雀)「ほんとに狼だった。」

玄武)「楽曲はかっこいいな。」

朱雀)「でも歌詞が英語でわかんなかった。」

龍)「そこは勉強しような…」

誠司)「まぁそうだな。」

雨彦)「プロデューサーが俺に薦めたのとは違うな。」

P)「雨彦に進めたのは【Get Off of My Way】だったな。さっきのは【Raise your flag】。どうせ冬馬君が見てるのはロボットアニメだろうしこれだろ。」

雨彦)「そっちか。でも天ヶ瀬が探してたやつとも曲違ったな。」

P)「冬馬君何探してんの。」

龍)「他のやつかな?」

誠司)「すまんプロデューサー…冬馬が探してたは別の奴だ。さっき龍が探してたバンドの方だと思う。」

雨彦)「ラスベガスの方か。」

龍)「そういえばラスベガスも主題歌多く扱ってましたもんね。」

P)「ラスベガスならしょうがないな。」

朱雀)「さっきからカジノの話になってるけど、ラスベガスがどうしたんだ?プロデューサーギャンブルしねぇんじゃねーのか?」

玄武)「話の流れからして十中八九バンドのことだろ。正式名称は一体なんなんだ。」

雨彦・龍・P)「「「なんちゃらラスベガス」」」

朱雀・玄武)「「は?」」

P)「これで通じないのか?」

誠司)「なんちゃらラスベガスじゃ通じないだろう…龍に見せてもらったが、英語名で長めだったろ。」

雨彦)「これで広告が出てたから通じるかと思ったらそうでもないのか。」

龍)「町中に大きくでてましたもんね。なんちゃらラスベガスって。」

雨彦)「あぁ、それ見て古論がなぜか知ってて、北村に聞いたらプロデューサーがたぶん持ってるだろうから借りれば?って言われたんでな。」

P)「で、借りたと…。クリスさんはDLで買ってるとこ見てたし、知っててもおかしくはないんだけど、北村君なんでしってるの。怖いんだけど。」

朱雀)「正式名称なんなんだよ。」

P)「【Fear, and Loathing in Las Vegas】俺も最初覚えきれなくて探すの苦労した。」

玄武)「龍アニさん…見つからなかったのって単純にバンド名間違えてただけじゃ…」

龍)「そっ…そんなことないぞ!誠司さんにも一緒に探してもらったし!」

P)「たぶんバンド名間違えてようがレンタルないのはマジだと思うぞ。俺もかなり前から探してるんだけど前から無かったし。たぶんレンタル禁止になってるやつ。」

雨彦)「そうだったのか。探しに行く前にお前さんが持っててよかった。」

朱雀)「で、そのなんちゃらラスベガスの冬馬さんが探してる曲ってなんなんだよ。」

誠司)「(そうそうに覚えることをあきらめたな…)うーん、俺もアニメのOP見せてもらっただけだったしな。ボーカルの声がハイトーンでちょっと中華っぽい感じがしたな。」

P)「あぁ俺が最近買い忘れてて買ったやつか。【Keep the Heat and Fire Yourself Up】ってやつだな。PVも上がってるし見てみるか。」

~視聴中~

誠司)「聞いてたのとだいぶ違うんだが…」

朱雀)「1分過ぎたあたりから変わりすぎだろ。特にジャイアンみたいな声入るとこ。」

玄武)「なんというか…いろいろすごいな。あんまり聞いたことないジャンルだ。」

P)「ジャンルとしてはラウドロック(他のジャンルも該当してるけど)だからな。あんまり興味とかなさそうだもんな。」

龍)「(あれラウドロックっていうんだ…)」

雨彦)「まぁスクリームとか多用してるしな。初めての人には聞きづらいかもな。」

朱雀)「アイスクリーム?」

P)「それはおいしそうだが、違うぞ。スクリームな。高音のデスボイス・シャウトの総称で高めの叫び声みたいなやつだ。実際歌の中でも何度か叫んでただろ。」

誠司)「あぁ確かに。」

玄武)「なんでそんなの入れる必要があるんだ?普通に歌えばいいんじゃ…」

龍)「そこは…ロックだからだよ!」

雨彦)「木村、それじゃ説明になってないぞ。」

P)「そこ説明しだすとロックの歴史の説明になり、パンクに派生してって枝分かれがひどいからな…まぁ必要な表現だと思っておけばいいよ。その必要な表現が気になるなら調べて。」

朱雀)「ふーん、じゃぁ最初に言ってたホルモンは?」

龍)「ホルモンって…焼肉?」

誠司)「この流れで焼肉はないだろう。」

雨彦)「ホルモンは【マキシマム ザ ホルモン】のことだろ。大方このステッカー目当てになんか買ったんだろう。」

P)「正解。今度出る新譜の情報もあったしな。これは買うしかないと…」

玄武)「バンドだったのか。」

龍)「略称マキホルじゃないの?」

P)「公式サイトよく読もうな。」

龍)「え?公式サイトになんか書いてあるのか?」

雨彦)「書いてあるぞ。」

誠司)「雨彦はちゃんと読んだのか?」

雨彦)「いや、読んだというか、強制的にプロデューサーに読まされた。」

朱雀)「聞くのにそんなに注意があるのか…。」

P)「いやそんなに注意はないが…YouTubeでアルバムのトレーラー聞こうとすると、『この動画は、一部のユーザーに適さない可能性があります。』って表示されて同意を求められるくらいだぞ。」

玄武)「いいのかそれ。」

誠司)「さぁ…俺は聞いたことないからな。一部ユーザってどのユーザー層をさしてるのかもよくわからないし。」

龍)「俺も『恋のメガラバ』くらいしかちゃんと聞いたことないし。別にそんな曲には聞こえなかったけど…」

P)「ガチのにわかじゃん。(まぁ有名だからな。)」

雨彦)「本音と建前逆だぞ。」

龍)「プロデューサー…ひどい…。」

誠司)「勉強不足は誰にでもあるから落ち込むな。」

朱雀)「聞くのにいろいろ準備が必要なのか?」

雨彦)「準備というか心の準備はいろいろ必要だと思うぞ?」

玄武)「そんなにびっくりするような曲があるのか?」

P)「まぁびっくりはするだろうけど(主にデスボイスで)、内容は……そこまで心構えが必要な感じではないな。」

誠司)「プロデューサー、その間に不安を感じるんだが…」

P)「ダイジョウブダヨー、チョットキキナレナイタンゴガデルレベルダヨー…」

玄武)「片言になってるのが余計に不安を煽るんだが…」

龍)「まぁ試しに聞いてみたらいいんじゃないか?」

P)「龍…軽く言うけど、ホルモン結構人選ぶぞ。」

雨彦)「だな。とりあえず(下ネタ系は避けて)大丈夫そうなのをかけてみたらどうだ?」

P)「うーん…それじゃ…」

〜視聴中〜

誠司)「いや、ダメじゃないか…これ。」

朱雀)「すっげー短いなこれ。」

玄武)「短いというか…おんなじセリフの繰り返しだぞ…」

龍)「これ英雄さんの前で歌ったらすごい怒られるやつじゃないですか!」

雨彦)「プロデューサー…もう少しちゃんと選べ。確かにデスボイス、シャウト使ってないがこれは駄目だろう。」

P)「いいじゃん!『パトカー燃やす』は歌詞カードは事情により歌詞が掲載できてないんだぞ!」 

誠司)「それは確実にダメな奴じゃないか!」

朱雀)「他なんかないのか長いやつで。」

P)「じゃぁ『F』とかは?」

龍)「それダメ!特に最初の入り!」

雨彦)「なんだ、『恋のメガラバ』以外にも知ってるんじゃないか。」

龍)「流石に話題になってた曲ですから。プロデューサーもっとちゃんと考えて!」

P)「えー…じゃぁ『爪爪爪』」

雨彦)「それはデスボイスもシャウトもキツイだろ。」

朱雀)「ジャイアン声は別に平気だから。なんでもいいから有名なの流してくれよ。」 

P)「いったな!後悔すんなよ!」

誠司)「(そんなにひどい曲なのか…)」

〜視聴中〜

玄武・誠司・龍)「……………」

P)「なんでもいいんだろ?だから何でもいいのを流したぞ。何を恥ずかしがってんだ。いい曲だろ『my girl』」

朱雀)「プロデューサー、俺これ知ってるぞ。」

玄武)「は?」

朱雀)「家おいてあったCD適当につっこんだら入ってたやだよこれ。曲名は毎回ランダム再生してるから知らねぇけど。」

誠司)「まさかカラオケとかで歌ってたりしないよな?」 

朱雀)「ジャイアンみてぇな声流石に出ねぇから歌ってないし、それ以前に何言ってるかわかんねぇからな。あっ、でも『いい」

龍)「ストップ!ストップ!それ以上言うな!絶対に言うなよ!」

朱雀)「??」

雨彦)「現役アイドルが言う言葉じゃないからな…。いや、身体の部位だから言ってもセーフといえばセーフなのか?」

P)「俺個人の意見でいいならこういうオフレコの場なら高校生くらいならよく話すからセーフだとは思うけど…あんまり潔癖になってもな?」 

玄武)「こっちを見ないでくれ番長さん。まぁ確かにそうだが……流石に抵抗があるぞ。」

誠司)「あぁ…そもそもこの単語元気よく歌ってたら桜庭案件なきがするぞ…」

P)「そうか?大体この歌は純粋なラブソングだぞ。」

龍)「それ絶対嘘でしょ。」

雨彦)「一応聞きこんでるプロデューサーが言ってるんだから嘘ではないだろう。……たぶん。」

玄武)「俺はそういう曲はほとんど聞くことないけど、流石にこれはラブソングではないと断言できる。」

誠司)「プロデューサー…なにか別のと歌詞読み間違えてるんじゃないか?」

朱雀)「さっきから玄武たち困った顔してっけど。これラブソングじゃなくて農業ソングじゃねぇのか?」

P)「(たぶん聞き間違えてるんだろうけど…ほんとのこと言ったら朱雀の場合男にセクハラ案件レベルで恥ずかしがりそうだから黙っとこう…男にセクハラしても楽しくないし。)まぁそう聞こえたならきっとそうなんだろうな。」

朱雀)「ほらプロデューサーさんそう言ってるしやっぱそうなんだよ!」

龍)「(流石にほんとのこと言ったら…うーん……なんか怒りそうだしなぁ…)いや……うん…そうだよな!プロデューサーが言うんならきっとそうなんだろうな!」

玄武)「…朱雀これは農業ソングじゃねぇぞ。番長さん、歌詞カードみせてくれ。」

P)「え?いいけど…。えっと…どこにしまったけな?」

雨彦)「おい、ほんとのこと言っていいのか?紅井おそらく混乱するぞ。」

玄武)「雨彦アニさん…いい加減朱雀の奴にもこういうことに触れないといけないと俺は思う。だから今回のことはいい機会だと思う。」

誠司)「玄武…お前…」

P)「(時々思ってたけど、保護者気質だよな玄武。)おっあった。ほら歌詞カード。」

玄武)「ありが……番長さん…これは本じゃねぇか。」

P)「いや、歌詞カードだよ。それ。朱雀ん家にもあったろこれ。」

朱雀)「おう、あったぜ。最初本かと思ったけどCD入ってたからCDだけ入れたんだ。」

P)「俺ファンだから言うけど、ちゃんと本の部分も読んでほしかったな…っていうかちゃんと読め。家帰ったら穴あくほど読め。」

朱雀)「(プロデューサーさんこのアーティストのことになるとなんかおかしいな…)おっ…おう…。」

玄武)「わかった。これは歌詞カードなんだな。で、問題のは何Pに書いてあるんだ。」

P)「目次で確認しろな。」

~朱雀を外して確認中~

誠司)「うん、俺には理解ができなかった。」

龍)「誠司さん諦めないでください!俺だって今理解できないんですから!」

雨彦)「まぁそのなんだ?言いたいことはなんとなく感じたぞ。俺は。」

玄武)「朱雀にはまだ早そうだから勘違いさせたままにさせとこう。」

P)「君ら諦めるの早すぎ。もっとがんばろ?」

玄武)「俺は勉強は嫌いじゃないが、これは勉強ではなく宇宙人の文化を一から理解を求められてるに等しいぞ!」

P)「玄武それも勉強のうちだぞ。そうだな、まず君たちは今でも買える糞盤買ってそれから順に聞いていこうな。徐々にホルモンを慣らしていこう。話はそれからだ。」

朱雀)「俺は?」

P)「朱雀はうーん…まず保険体育から始めよう。話はそれからな。」

プロデューサーは4人に布教をしたおかげで何とか理解だけはしてもらえたが、(とりあえず気に入ってはくれたようです。プロデューサーはうれしい。)後々言われた通り歌詞カード(というなの本)をプロデューサーの言った通りにちゃんと読んだ朱雀が顔を真っ赤にして怒ったり困惑したり恥ずかしがったりしたせいで、英雄さん→天道さん→桜庭先生コースになったのは言うまでもありませんでした。みんなひどい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?