見出し画像

【私の育成論】自立型人財育成①自立型人材



⚫️指示待ち社員ゼロへ!自立型人材を育てる最強メソッド

私は①営業10年、②エンジニア10年、③IT8年で、④人材育成とそのコンサル10年以上というプロフィールなのだが、
営業では少なかったが、エンジニアに多く言われていた問題がある。
それは「自立型人財」の育成だ。
自律でも良いと福島講師は言うけれど、私は違うと言う、日本人は自立しないが自律はしていると思うからだ。
言葉的に、「こんなところで質問するのは申し訳ない」と自分で考えるのが自律だと思うのだよね、「ここは私が質問しないと」ってのが自立な感じ。

どちらにせよ、「言われなくてもやる人」を指すのだけれど、イメージが違う、逆に自立型は、新入社員が補助なしで仕事をする姿をイメージする人が多く、レベルが低く見える。

ここでいう自立型人材は、福島先生の定義をベースにさせていただく。

私たちは、この「自立(自律)」の意味を「いかなる環境・条件の中においても、自らの能力と可能性を最大限に発揮して、道を切り開いていこうとする姿勢」と定義しています。


⚫️自立型人材育成の確立:メンタリングマネジメント(福島正伸)と「任せる技術」(小倉広)の活用

はじめに

企業が成長し続けるためには、自立型人材の育成が不可欠である。上司や組織の指示を待つのではなく、自ら考え、行動し、学び続ける人材こそが、変化の激しいビジネス環境において価値を生み出し続ける。

本レポートでは、私の育成施策の経験を通して、福島正伸氏の『メンタリングマネジメント』を基に、自立型人材を育成するための手法を整理する。
また、小倉広氏の『任せる技術』を参考に、上司がどのように部下に権限移譲し、成長を促すかについても掘り下げる。
さらに、これらの考え方をどのように自社に適用し、独自の育成メソッドを確立するかを考察する。

1. 自立型人材とは

(1) 自立型人材の定義

「自立型人材」とは、単に業務を遂行するだけでなく、以下のような特性を持つ人材を指す。
• 目的意識を持ち、主体的にゴールを設定できる
• 業務を自ら創造し、行動できる
• 周囲と協力し、問題を解決できる
• 失敗から学び、成長し続ける
• 仕事を「やらされる」ものではなく、「やるべき」ものと捉える

このような人材は、企業の競争力を高め、イノベーションを生み出す原動力となる。

(2) 自立型人材の育成が求められる理由

近年のビジネス環境では、組織の硬直化が成長の妨げになることが多い。特に日本企業においては、指示待ち型の文化が根強く、主体性を持つ人材が育ちにくいという課題がある。

また、働き方の変化により、リモートワークの普及やジョブ型雇用の導入が進み、従来の管理型マネジメントが通用しなくなっている。 こうした状況では、自ら考え、価値を生み出せる人材が求められる。

2. メンタリングマネジメントを活用した育成アプローチ

(1) ゴールの定義

福島正伸氏の『メンタリングマネジメント』では、「自分でゴールを設定することが成長の第一歩」とされている。自立型人材を育てるには、まず個人が「自分の目指す姿(ゴール)」を明確にし、その実現に向けて努力することが重要だ。

具体的なゴール設定の方法
1. 長期的なビジョンを持つ(5年後、10年後にどうなりたいか)
2. 短期目標を設定し、達成のためのアクションを具体化する
3. 企業のミッション・ビジョンと個人のゴールをリンクさせる
4. 定期的にゴールを見直し、成長を可視化する

(2) 先輩・上司の役割:「見本・信頼・支援」

『メンタリングマネジメント』では、上司や先輩の役割を「指示・管理する人」ではなく、「見本・信頼・支援を与える人」と定義している。

1. 見本(ロールモデル)
• 自らが仕事に対して誠実に取り組む
• 行動で示し、背中で語る

2. 信頼
• 部下の成長を信じ、権限を移譲する
• 失敗を許容し、「挑戦」を促す文化を作る

3. 支援
• 必要なときに適切なアドバイスを与え、成長を促す
• 一方的な指導ではなく、**「対話」**を通じて成長を支える

3. 『任せる技術』(小倉広)を活用した成長の促進

(1) 任せることの重要性

小倉広氏の『任せる技術』では、部下に仕事を任せることの重要性が強調されている。
上司が業務を抱え込みすぎると、部下は**「やらされている感覚」**を持ち、成長の機会を失う。これを防ぐためには、上司が適切に業務を任せ、部下が自ら考えて行動できる環境を作ることが必要だ。

(2) 効果的な任せ方

『任せる技術』では、仕事を任せる際に重要なポイントとして、以下が挙げられている。
1. 「手放す勇気」を持つ
• 上司が「自分でやったほうが早い」と考えてしまうと、部下の成長を妨げる
• 完璧を求めすぎず、成長のプロセスを重視する
2. 「期待値」を明確に伝える
• どのレベルの成果を求めているのかを具体的に伝える
• 「結果」だけでなく、「プロセス」も評価する
3. 適切なフィードバックを行う
• 定期的に進捗を確認し、アドバイスを行う
• 「何が良かったか」「どこを改善すべきか」を明確に伝える
4. 失敗を許容し、挑戦を促す
• 失敗したときに責めるのではなく、学びに変える仕組みを作る
• 「次にどうすればよいか?」を考えさせる

4. 自社に合ったカスタマイズ方法

(1) 企業文化に合わせたメンタリングの導入
• 企業の理念や価値観を反映したメンタリングの仕組みを作る
• 上司・先輩の意識改革を行い、メンターの役割を理解させる
• 評価制度に「自立型人材の育成」を組み込む

(2) 社員自身がメンターを選べる仕組み
• 自分にとって尊敬できる人をメンターとして選べるようにする
• 直属の上司だけでなく、他部署の先輩もメンターになれるようにする
• 定期的にメンターを見直し、成長に応じて関係を調整する

(3) 成長計画の策定
• 社員一人ひとりが「自立型人材としての成長計画」を作成
• ゴール設定、必要なスキル、経験を整理し、アクションプランを作る
• 定期的な振り返りを行い、成長を可視化する

まとめ

自立型人材を育成するためには、「ゴールの定義」「見本・信頼・支援」「任せる技術」の3つの要素が不可欠である。
本レポートで紹介した『メンタリングマネジメント』と『任せる技術』を活用し、自社に合った仕組みを構築することで、主体的に成長し続ける人材を育成できる。今後は、現場での実践を通じて改善を加え、持続可能な人材育成モデルを確立していくことが求められる。


1. 「指示待ち社員ゼロへ!自立型人材を育てる最強メソッド」
2. 「“任せる”が会社を変える!自立型人材育成の決定版」
3. 「上司は管理するな、支援せよ!メンタリングマネジメント実践ガイド」
4. 「主体性を爆上げ!社員が自ら動く組織の作り方」
5. 「成功する企業は “任せる技術” を使いこなしている」
6. 「あなたの会社、大丈夫?指示待ち社員を自立型人材に変える方法」
7. 「“やらされる” から “やる” へ!自立型社員の育て方」
8. 「メンターがカギ!成長を加速する人材育成術」
9. 「もう “指示待ち” とは言わせない!現場で使える人材育成術」
10. 「“仕事を任せる” だけで組織が劇的に変わる理由」



#自立型人材育成
#メンタリングマネジメント
#任せる技術
#リーダーの教科書
#指示待ち社員を変える
#主体性を引き出す
#権限移譲
#仕事を任せる力
#成長する組織
#上司の役割とは
#学ばない管理職は終わる
#支援型リーダーシップ
#未来を創る人材育成
#指示するな考えさせろ
#成功する企業の共通点
#人材育成の新常識
#成長マインドセット
#主体性を育てる
#企業文化改革
#リーダーの育て方

いいなと思ったら応援しよう!