![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167306299/rectangle_large_type_2_48e7cf608c5559a0cb51c0761a16c69e.jpg?width=1200)
企業の表彰制度 「褒められて嬉しい人・嬉しくない人」
私は会社の表彰とかが大っ嫌いです。
嫌な思い出とかじゃなくて、偽善ぽいのと、会社に褒められても嬉しく無いからです。
でも、世の中には嬉しい人が多いらしくて、チームのために何度かエントリーシート作って出しました。
高級ホテルでパーティーに招待されたり、景品かなんかもらったり、海外旅行行ったり、
ほんとくだらない。とか思ってる。
評価とかボーナスとかで、もらってるならいいやん。
でもね、表彰する側の企画担当者になったり、研修でも表彰取り入れるし、先日はDX検定特別開催の表彰式やったしね。仕掛け人は大好きなんですよ。
日本人は、得体が知れなくても、表彰されるの大好きですよね。
⚫️企業表彰についての考察:その効果と課題
私は会社の表彰制度が好きではありません。偽善的に感じる点や、会社に褒められても個人的には全く嬉しくないという価値観が主な理由です。それでも、多くの人が表彰を喜び、モチベーション向上につながるという事実があるため、チームのためにエントリーシートを作成したことが何度かあります。これを機に、表彰制度の本質や多様なアプローチについて改めて考察しました。
1. 表彰制度の効果
表彰制度は、企業が社員の成果を評価し、努力を称えるための仕組みとして広く採用されています。主に以下のような効果が期待されています:
1.1. モチベーションの向上
• 社員が認められることで、自己効力感が高まり、さらなる成果を目指す意欲を喚起します。
• ハーバード・ビジネスレビューの研究によると、定期的な表彰を受けた社員は、そうでない社員に比べて生産性が約20%向上するという結果が報告されています。
1.2. チームワークの強化
• チームとしての成果が表彰される場合、メンバー間での協力や結束力が強まります。特に、大規模なプロジェクトで成功を共有する場として有効です。
1.3. エンゲージメントの向上
• 社員が会社に認められることで、企業との心理的契約が強化され、離職率の低下にも寄与します。Gallupの調査によれば、表彰制度を活用している企業は、エンゲージメントが15%向上する傾向にあります。
2. 表彰のバリエーションと進化
一口に表彰と言っても、その形式や内容には多様性があります。現代の企業は、従来の形式にとどまらず、新しい手法を取り入れています。
2.1. 従来型表彰
• 例: 社員表彰式、高級ホテルでのパーティー、旅行や商品券の贈呈など。
• メリット: シンプルで分かりやすい。
• 課題: 個人差のある価値観に配慮が欠ける場合がある。
2.2. デジタル表彰
• 社内ポータルサイトやSNSを通じて社員を紹介し、オンラインで称賛を共有する形式。
• メリット: コスト削減とリアルタイム性。
• 課題: 視覚的・感情的なインパクトが薄い場合がある。
2.3. 体験型表彰
• 新たな学びやスキルアップの機会を提供する表彰(例:研修やセミナー参加券)。
• メリット: キャリアに直結し、社員の成長に貢献。
• 課題: 受賞者が一部に限定されるため公平性に疑問が残る場合がある。
2.4. インクルーシブな表彰
• 特定の成果だけでなく、多様な価値観を尊重するアプローチ(例:日々の努力や挑戦を評価)。
• メリット: 幅広い社員が表彰対象となる。
• 課題: 評価基準が曖昧になるリスク。
3. 表彰制度の課題
表彰制度には課題も存在します。特に以下の点が問題視されることが多いです。
3.1. 偽善的に映る可能性
表彰が単なる形だけの行事に終わる場合、社員からの信頼を失いかねません。特に、評価基準が不明確な場合や、経営陣の自己満足で終わる形式は、社員の反感を買う要因となります。
3.2. 価値観の多様性に対応できない
すべての社員が表彰を喜ぶわけではありません。特に、内向的な性格の人や、実質的な報酬を重視する人にとって、表彰の価値は低く感じられることがあります。
4. 改善の方向性
表彰制度を効果的に機能させるためには、以下の改善が求められます:
4.1. 基準の明確化
• 評価基準を透明化し、公平性を保つことで信頼を向上させる。
4.2. 多様な表彰形式の導入
• 受賞者の個性や希望に応じた柔軟な表彰を導入する(例:体験型報酬やキャリア支援)。
4.3. 持続的なモチベーションへの配慮
• 一度の表彰で終わらせるのではなく、フォローアップの仕組みを構築し、長期的なモチベーションを支える。
5. 私の視点と結論
私自身は、表彰を偽善的と感じるため、特にモチベーションの向上にはつながりません。しかし、世の中には表彰を通じて意欲を高める人が多いことも理解しています。そのため、個人の感情を超えてチームのためにエントリーを続けてきました。
今後の表彰制度が、多様な価値観に対応し、実質的な報酬や成長機会を提供する形に進化することで、社員一人ひとりが自らの成長と会社の発展に主体的に貢献する仕組みになることを期待します。
参考文献
• Gallup, “State of the Global Workplace Report” (2023)
• Harvard Business Review, “Recognition That Works” (2022)
1. 「会社表彰って本当に意味あるの?偽善と感動の狭間を考える」
2. 「表彰が生むモチベーションと反発のリアルな話」
3. 「褒められて嬉しい人・嬉しくない人、その違いは?」
4. 「高級ホテルのパーティーより大切なもの:表彰制度の課題」
5. 「会社表彰を“くだらない”と思う理由とその意外な効果」
• #会社表彰
• #偽善か感動か
• #表彰のリアル
• #モチベーションの正体
• #働く意味
• #社員の本音
• #評価のカタチ
• #成功の裏側
• #企業文化
• #表彰制度の未来