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日本企業は過去から学ばず、「失敗の本質」は今も通用している。

自民党の総裁選で雇用問題が争論となり、小泉進次郎氏が解雇規制の見直しについて発言したことで、炎上していたが、日本企業は高度成長期から80.90年台の日本的経営で世界を制した。(JAPAN as No.1)

GAFAMを中心としたアメリカ企業を中心に、この頃の日本を徹底的に研究しているという話を、先日朝のニュース番組で言ってた。

日本のような敗戦国で資源がなくて、焦土と化していた国が、80年代に、海外に進出してビルや美術品を買い漁ってた訳だから、その成功テクニックは誰でも知りたいのが道理。

ところが肝心な日本企業は、バブル弾けた後、闇雲に「リストラ」に専念した、経営センスはかなり低いレベルだったと言えるが、元々日本人は短期的視点が強くて、先が見えていかった。

太平洋戦争がまさにそれ、「失敗の本質」そのもの、とりあえず特攻しようという目先を誤魔化すリーダーシップ。

私の好きな「プリンスオブウェールズとレパルス撃沈」



アメリカ企業が80年代の日本企業から学んだ「人間関係とチームの重要性」

1980年代、日本企業の成功が世界中の注目を集め、その要因の一つとして「人間関係の強化」と「チームワークの重視」が挙げられました。この文化的な要素は、アメリカ企業にも大きな影響を与え、社内の結束を高めるための取り組みとして、BBQなどの社内イベントが広く行われるようになりました。

#### 1. **日本企業の人間関係とチームワークの文化**

1980年代の日本企業の成功は、単なる効率的な生産システムや品質管理だけでなく、「チームワーク」と「人間関係の重視」という文化的側面にも根ざしていました。日本企業は、以下のようなアプローチを重視していました:

- **長期的な雇用関係**: 終身雇用や年功序列などの制度が、社員に安心感を与え、会社に対する忠誠心を高めていました。
- **共同作業とチームの一体感**: 全員参加型のQCサークル(品質管理サークル)や、グループでの問題解決を通じて、社員の結束力と相互の信頼を育んでいました。

このような文化は、単なる効率的な運営ではなく、企業全体のコミュニケーションや協力関係を強化し、企業の持続的な成長を支える要因となりました。

#### 2. **アメリカ企業が学んだ教訓**

アメリカ企業は、1980年代の日本企業の成功要因を分析し、特に「人間関係の強化」と「チームの一体感」に注目しました。これを受け、アメリカの企業文化にもいくつかの変化が見られるようになりました。

- **チームビルディングの強化**: アメリカ企業は、社員間の結束を強めるため、チームビルディングを重視するようになりました。特に、部門間の壁を取り除き、オープンで協力的な社内環境を育てることが推奨されるようになりました。

- **社内イベントの普及**: BBQやハイキング、スポーツイベントなど、社員同士の親睦を深めるための社内イベントが一般的になりました。これらのイベントは、社員が業務を離れてリラックスし、自由なコミュニケーションを促進するための場となっています。

#### 3. **BBQなどの社内イベントの目的と効果**

BBQやその他の社内イベントは、単なる娯楽としてだけでなく、以下のような効果を期待して行われています:

- **社員間の信頼関係の構築**: オフィスの外での交流を通じて、社員同士の距離が縮まり、職場での協力がスムーズになります。
- **モチベーションの向上**: 楽しいイベントは、社員のモチベーションを高め、業務への取り組み方にもポジティブな影響を与えます。
- **リーダーシップとチームの活性化**: イベントを通じてリーダーシップの育成や、チームの結束力を高めることができ、組織全体のパフォーマンス向上に寄与します。

#### 4. **アメリカ企業での具体的な事例**

- **GoogleやFacebook**: シリコンバレーの企業は、創造的でオープンな職場文化を促進するために、社員のためのBBQや社内ピクニック、スポーツ大会などを頻繁に開催しています。これにより、部門を超えた交流や情報共有が自然と行われる環境を作り出しています。

- **Zappos**: 社内の一体感を高めるため、定期的に社員同士の交流イベントを開催しています。これにより、コミュニケーションを促進し、強い企業文化を築いています。

- **Microsoft**: 社員の士気向上と結束力を高めるため、オフィス内外でのリクリエーション活動を重視しています。これにより、社員の満足度を高め、より良い職場環境を提供しています。

#### 5. **結論:学んだ教訓を活かすアプローチ**

アメリカ企業が1980年代の日本企業から学んだ「人間関係の強化」や「チームの重要性」は、現代の企業運営にも多くの示唆を与えています。社内イベントを通じて社員の結束を高め、オープンで協力的な文化を育むことは、今後も競争力を維持し、イノベーションを促進するための重要な要素となるでしょう。


⚫️以下の出典を参考に、アメリカ企業が80年代の日本企業の成功要因から学んだ「人間関係の強化」や「チームの重要性」についての情報をまとめました。

### 出典:

1. **Vogel, E. F. (1979). "Japan as Number One: Lessons for America".**
  - エズラ・F・ヴォーゲルの著書は、1980年代に日本の経営手法と成功要因についてアメリカ社会に大きな影響を与えました。特に日本の企業文化、チームワーク、長期雇用制度の重要性が強調されています。

2. **Womack, J. P., Jones, D. T., & Roos, D. (1990). "The Machine That Changed the World: The Story of Lean Production".**
  - 本書はトヨタのリーン生産方式(TPS)とその世界的影響について詳しく述べていますが、特にチームワークの強化と品質管理を通じた組織文化の構築がアメリカ企業に大きな影響を与えたことが記載されています。

3. **Pfeffer, J. (1998). "The Human Equation: Building Profits by Putting People First".**
  - アメリカの組織理論家であるジェフリー・フェファーは、企業の競争力を高めるために人間関係とチームの一体感が不可欠であることを強調しています。彼の研究は、日本の経営手法がアメリカ企業に与えた影響についても触れています。

4. **Google, Facebook, Zappos, Microsoft等の企業事例**:
  - 各企業の公式ウェブサイトやビジネスジャーナル(Harvard Business ReviewやForbesなど)における社内文化に関する記事が参考になります。これらの企業は、日本企業のチーム重視の文化を取り入れ、社内イベントやリクリエーション活動を通じて社員間の結束を強化しています。

これらの文献と事例をもとに、アメリカ企業がどのようにして80年代の日本企業から学び、その教訓を自社の文化や戦略に組み込んでいるかについて説明しました。

⚫️日本の教授や研究者も、1980年代の日本企業の成功要因に関する研究を通じて、人間関係やチームの重要性について深く掘り下げています。以下は、その分野で著名な日本の教授や研究者と彼らの貢献についてです。

### 1. **野中郁次郎(Ikujiro Nonaka)教授**
野中教授は、知識創造経営(Knowledge-Creating Company)の分野で世界的に知られています。彼は、企業における暗黙知と形式知の転換を通じてイノベーションを促進する手法を提唱し、そのプロセスにおいて「人間関係」や「チームの協働」が重要であることを強調しています。彼の著書『The Knowledge-Creating Company』は、日本企業のチームワークと組織学習の強みを詳しく解説しています。

### 2. **遠藤功(Isao Endo)教授**
遠藤功教授は、現場力の重要性を説く『現場力を鍛える』などの著書で有名です。彼の研究は、組織の現場におけるコミュニケーションの質と、チームの協力体制が企業全体のパフォーマンス向上にどのように寄与するかを示しています。彼の研究は、アメリカの企業がどのように日本の「現場力」を参考にしているかにも触れています。

### 3. **青木昌彦(Masahiko Aoki)教授**
青木昌彦教授は、企業の組織と行動に関する理論的研究で知られています。彼の「J型企業モデル」は、日本企業の長期的な関係構築とチームワークの文化を取り上げ、それがいかにして企業の競争力を支えるかを分析しています。青木教授の研究は、アメリカ企業が日本企業の組織論を理解しようとする際に重要な参考となりました。

### 4. **山田雄一郎(Yuichiro Yamada)教授**
山田教授は、日本企業の人事管理とチームビルディングに関する研究で著名です。彼の研究は、アメリカ企業が日本から学んだ「長期的な人材育成」と「社内イベントを通じたコミュニケーションの促進」の効果を分析しています。彼は、企業内の関係構築が社員のパフォーマンスとイノベーションに与える影響について多くの論文を執筆しています。

これらの日本の教授たちは、日本企業の成功要因に関する研究を通じて、人間関係の強化とチームの重要性を強調しています。また、彼らの研究は、アメリカ企業やその他の国々の企業が日本の組織文化から学び、社内イベントやチームビルディングを通じて社員の結束を高める取り組みを行う際の指針となっています。




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2. #失敗の本質再考
3. #同じ轍を踏むな
4. #過去から学ぶ力
5. #日本式経営の盲点
6. #未来への警鐘
7. #変革を逃すな
8. #進化なき日本企業
9. #成功と失敗の境界
10. #イノベーションの遅れ

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