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【外銀IBD内定者のボスキャリレジュメ(自己PR6000字)】

過去に外銀IBD複数社に内定した方の英語ボストンキャリアフォーラム/CFNレジュメ(学歴詳細と自己PR。原本をデフォルメした内容です)を有料記事内で提示しております。ロンキャリレジュメにも応用可能です。

ESと異なり、ボスキャリレジュメのサンプルはネットで出回っていないので大変貴重だと思います。当サイトでは、ボスキャリレジュメの添削実績が300件以上ありますが、こちらのレジュメの右に出るものは未だに存在しません。(ちなみにこの方は11月のボスキャリに参加する前に既に内定が出ていました)

レジュメは短くコンパクトに書くべきだという説もありますが、実際の内定者がどれだけきっちり書いているのか、驚愕すると思います。学校の小論文か?と思わせる文章量と内容です。そして、英語の語彙力にも注目です。(やはり世界のトップスクールに行っている人は英語の語彙が豊富です。)

レジュメに書くネタも豊富にあり、如何に学生時代を戦略的に過ごしてきたのか、が一瞬で分かるでしょう。(レジュメの表現は重要ですが、より重要なのは学生時代の過ごし方=ガクチカ=将来就きたい仕事に対してどれだけコミットメントを持って準備したのか)
外銀等トップ企業を目指すのならば、ボスキャリ対策は理想的には入学直後から始める必要があります。

学歴詳細は、読み手が即座に必要な情報に触れられるように配置や記載方法がよく工夫されています。(それにはまず、読み手が知りたい情報とは何か?と想像力を働かせないといけません。ちなみに外銀の場合は、レジュメにボランティアや日本語サークルの話を書いても興味は掻き立てられません。)

皆さんが興味津々でありましょう自己PRは、アグレッシブな外銀の労働環境に合わせて、大変力強い内容になっています。単純に学校で習った財務の知識を活かしたいとか、金融の専門性が欲しいとか、成長したいとか、お客様の役に立ちたいとか、JSAで皆をまとめましたとか、応募者が書きがちな不明瞭な事を書いてはいません。自分が人生で欲しいものが端的に強烈に描かれています。バンカーになって何がしたいのか、という志望動機も具体的に自己PRに記載しています。

投資銀行バンカーの仕事は書類作業が多く、特に若手の内は書く能力が大変重要視されます。顧客への提案書、上司へのメモ、議事録、社内外のメール文、契約書、プレスリリースなどです。従って、このボスキャリレジュメは自分の執筆力をアピールする絶好の資料になります。まさに仕事の予行演習なのです。従って、レジュメのクオリティが低い人は、内定はおろか面接に呼ばれることすら困難になります。

熟練の面接官は、レジュメを見ただけで、だいたい仕事ができるかどうか、分かるというのです!曰く、過去にオックスフォード大学卒業生も、レジュメを一目見て使えないと判断して、落としたことがあるそうです。(重要なのは経歴だけではないそうです。)


比較対象として、良くあるNGボスキャリレジュメ事例も掲載します。これの何が問題なのかお判りでしょうか?


〇学歴詳細

アメリカの大学でビジネスを学び、特に力を入れたのがコンサルティングに関する授業でした。この授業では、アメリカでの事業展開を目指すクライアントを支援するコンサルティングプロジェクトに、6人1組のチームで取り組みました。
チームメンバーは異なる国籍の学生で構成されており、全員が英語を母語としない環境だったため、意図が正しく伝わらず認識のずれが生じることが課題となっていました。その影響で、プロジェクトの進行がスムーズにいかない場面もありました。
そこで、毎回のミーティング後に議事録を作成し、その場で全員に確認してもらう方法を導入。この工夫により、発言の意図が正しく共有されるようになり、指示の明確化にもつながりました。その結果、認識のずれによる作業のやり直しが減り、プロジェクトの質を向上させることができました。
この経験を通じて、円滑なコミュニケーションの重要性を改めて認識し、チームで問題を解決する力を養うことができました。

〇自己PR

私の強みは、目標をやり遂げる力と学び続ける姿勢です。

・目標をやり遂げる力
海外留学を目指した際、希望するプログラムの入学条件として一定の英語スコア(TOEIC850点)が求められていました。しかし、当時の自分のスコアは550点で基準に届いておらず、大きな差がありました。そこで、1年間で目標を達成することを決意し、計画的に学習を進めました。
まずは基礎から学び直し、自分の弱点を洗い出して集中的に強化。さらに、毎日必ず学習の時間を確保し、定期的にテストを受けて実力の変化を確認しました。同じ教材を繰り返し活用しながら、知識の定着を図ることで、最終的に当初の目標を上回るスコアを獲得することができました。
この経験を通じて、大きな目標を達成するためには、計画を立て、小さなステップを積み重ねることが重要であると学びました。また、進捗を可視化しながら学習を進めることで、継続する力も身についたと感じています。

・学び続ける姿勢
海外でのインターンを経験した際、日々の業務の中で課題を見つけ、より良い方法を考えながら仕事に取り組みました。
主にデータ整理の業務を担当していましたが、新しく加わったメンバーが作業する際に入力ミスが頻発する問題が発生。自分自身も当初はツールの知識が十分ではありませんでしたが、まずは基本的な操作を学び、効率化できる方法を探りました。それでも課題が解決しきれなかったため、先輩のアドバイスを受けながら、作業を自動化する仕組みを導入。必要な情報を簡単に整理できるフォーマットを作成した結果、作業時間が短縮され、ミスもなくなりました。
この経験から、問題を解決するためには、現状を分析し、最適な方法を考えながら試行錯誤することが大切だと実感しました。
これらの強みを活かし、新しい環境でも積極的に学びながら、チームの目標達成に貢献したいと考えています。


上記レジュメのNGポイント
①自己PRを私の強みは~から始める(聞きたいのは強みではなく、自分が何に頑張れる人なのか?)
②選択されているエピソードも強みも極めて平凡(英語の勉強、学校のグループワークで意思疎通が取れない/メンバーのやる気がない、学び続ける姿勢=当たり前。目標をやり遂げる力、学び続ける姿勢というのは表現が稚拙)
③数字で自分の実績を語ることができない(ガクチカの戦略性の欠如)
④文章量が少ない(文章力の欠如、あるいは怠慢)
⑤学歴詳細で体言止めやブレットポイントが使用されておらず読みにく(読み手への配慮の欠如)


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