水野学『センスは知識からはじまる』読んだ
年末で忙しいのにまた意識高そうな本を読んでしまった。
意識高い本は読みやすいからついつい手を出してしまうんだよね。役に立ってるかどうかは別にして。
著者はくまモンのデザインで有名な水野学氏、タイトルのとおりセンスは作れるという内容だ。
あっと驚く、センスあふれるプロダクトも知識を集積して、ほんの少しの差別化することで作られるってわけである。
知識の収集はまず王道や定番から始まる。時代を超えて生き残るものには何かがあるからだ。次いで流行りものである。それらの共通項を探して言語化していくのがコツらしい。
具体例もいくつか挙げられていた。
パルモディアなどで知られる製薬会社の興和会社は、キャベジンコーワのコーワだと知らなかった。また創業は120年以上前で、綿布問屋として始まったらしい。
その興和がリネン布をブランディングするにあたって水野氏が関与したとのこと。
フランダース地方の素材を使うということで、その歴史などを調べて商品名やロゴのデザインを決めていったようだ。
そんなんでええんやって感じだが、そんなんでええんでしょう。
というわけで年の瀬の忙しい時期に一服の清涼剤になった。良かった。
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