古川武士『早起きの技術』で君も早起きしよう
昨日に続いて意識高いシリーズだ。
朝活はとてもいいものであるが、そもそも早起きができなければどうしようもない。
早起きするコツは早く寝ることである。早く寝たら、夜中にダラダラSNSしたり、binge-watchingしちゃったりすることもない。
本書はここにフォーカスしているので大変よかった。当たり前のことに人間はなかなか気づけないものである。
習慣というのはしつこいもので、古い習慣を棄てて新しい習慣を身につけるのには3週間はかかるという。そこでまず最初の3週間は早く寝ることに集中するのである。早寝も早起きもと欲張ってはいけないのだ。早く寝るということを一日の最大の目標にして、朝から行動する。例えばさっさと仕事を終わらせて退勤するとか、早く寝ることを最優先事項として具体的な行動に落とし込んでいくのだ。
早く寝ることだけに集中するというのは、早起きできなくてもいいということだ。これは怠惰な私にはちょうど良いストラテジーであると言わざるをえない。また例外スケジュールを設定しておくというのも良いメソッドだ。忙しい現代人は予定どおりに行動できないこともある。それに備えて、3日以上は続けないという原則で、例外を許容するというわけだ。完璧主義は続かないって言うしね。
最初の3週間で早寝を習慣にして、次の3週間に早く起きることを課題にするのである。そしてその次の3週間は、また3週間という感じで進めていくわけである。最終的にはマンネリ化するので、それを避けるためのノウハウまで開陳していただけるという痒いところに手が届きまくりだる。早く私も早寝早起きマンネリ化したいものである。
さらに読者には無料のサポートページとメール配信サービスまで用意されている。
全く至れり尽くせりだな。
とりあえずやってみての感想は、早く寝られたら早く起きれなくてもいいよねってことだ。睡眠が足りていることで、活動時間の短さを十分過ぎるほど補えるからである。
しかしこんな当たり前のことも知らずによう40年以上も生きてこられたな。恐ろしいことである。
以上のようなことを原則にして早寝早起きのテクニックを満載してあるので、最終的に早起きできなかったとしても楽しめる一冊であることは間違いないのであった。
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