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神田明神

 日曜のお昼に神田明神にお嫁さんと行ってきた。夫婦には週に1回自転車で東京観光をする習慣がある。神田明神でお嫁さんは将棋の木村九段の白星を祈願した。木村九段は順位戦でまだ初日が出ていない。俺はオオタニサンのケガの快癒を祈願した。オオタニサンはケガが重なって今現在試合に出られていない。

表口の山門にて。仁王像が睨み利かせて立つスペースに、貴族っぽい像が座ってる。寺院ではない。神社なのだ。

 俺はお賽銭2か所と絵馬で1110円を使った。オオタニサンの貯金が100億円、俺の貯金が100万円とするならオオタニサン換算で俺は1000万円分のお願いをしたことになる。奮発した。

 絵馬を書くとき、戸辺先生のB1昇級を併記することも思いついたが、そんな絵馬は見たことがないので、やめた。戸辺先生は今現在、順位戦4連勝中。ものすごいチャンスだ。今後、俺はUBERで千駄ヶ谷辺りに行く機会もあるだろう。その時に将棋と縁の深い鳩森神社で俺はきっと祈願する。戸辺先生の絵馬を書く。

 神田明神は東京で商売する人に縁起のいい神社らしい。あと東京の神社の元締めというお墨付きもあるようだ。

 商売の神様ということで神社の商売ッ気が強い。神社の別館としてEDOCCOというビルが建つ。新しい。きれい。ビルの中で目を引いたのはダジャレ。「神社応援」と書いてジンジャーエールと読む。お上手。俺は「神泡」のプレモルを飲んだ。地下にはホールがあってアニメイベントをやっていた。近所のアキバはアニメの聖地。現役、今を生きる神社。

プレモルもいいが、ただのモルツがもっと流通してほしい

 神社を出たところに稲荷寿し屋がある。お嫁さんの目がその店の餅稲荷という商品にまんまるになった。餅も稲荷も彼女の好物。餅プラス稲荷…、これはありそうで、なかなかなかったマリアージュ。食べてみてなるほど確かに、稲荷の中に餅が入っていた。

 神田はカレーの聖地である。そして我々夫婦はカレーブームの中にいる。

 神田にほど近い神保町でカレーを食べた。名店マンダラ。神田カレーグランプリ受賞店。店の前に覚悟していた行列はなかった。すっと入れた。店内は広くキレイだった。雑居ビルの地下に入っていったのでもう少しバッチイ感じを予想していた。店がもう少し狭ければ行列ができていたかもしれない。

 ランチでは1つのセットで2つの味が楽しめる。俺はエビカレーと野菜カレーを食べた。お嫁さんはバターチキンカレーとマトンカレーを食べた。お嫁さんはマトンカレーが出色の美味さと感心した。

打ちっぱなし風の壁がオシャレ

 このマンダラの近くにボンディがある。神保町カレーのもう一方の雄だ。神田カレーグランプリ受賞店。先々週、夫婦で訪れた。このボンディにはとんでもない行列ができていた。我々が行ったのは金曜夜の浅い時間帯で、待たずに入れたのだが、日曜昼のボンディは20mの行列ができていた。店は2階にあるのでビル内の階段にも人が並んでいる勘定だ。すごい。

 並んでいる人にチンしたボンディのレトルトを売る商売がしたい。「ちゃんと同じ味ですよ」と売り子する。レトルトは神田カレーグランプリ受賞ボンディ「チーズカレー」の名で売っている。おいしい。

 家に帰って、録画したサッカー代表の対ドイツ戦とABEMAトーナメントの見逃し配信を見た。戸辺先生がいい味を出してた。1勝2敗だった。

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ボス村松
この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。