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2023.6.26(月)曇り UBER日記

UBER9件配達。menu4件配達。出前館1件配達。

  西ヶ原銀座の中華屋でピックアップしたときのこと、俺はお店の人に「ここから線路の向こうに配達しようとすると、やっぱり田端まで回らないとダメですか」と聞いた。
 お店の人は「そうなのよ」と答えた。
 地図を見た感じだと、田端ー王子間の線路の北側には、人の侵入を拒む巨大な何かがある。道のない巨大な空白。

 配達中にその空白の正体が判明。電車の基地だった。並行する何重もの線路と、駅でもないのに停車している電車。何でも田端は鉄道ファンの聖地だとか。
 これか(写真)。こいつが俺の邪魔をしていたのか。

 この日はこの「田端ー王子間の線路の向こう側」をうろうろした。ほとんどうろうろしたことのない場所だ。新鮮だった。小さな駅前でナイスな短距離配達をゲットできたりした。 

 「田端まで回るしかない」というお店の人の説明は、半分本当だが半分嘘だ。上中里には線路を渡れる橋がある。とても密やかにある。これは地図を見ても見落とす。
 二回行き来した後の三回目に、ようやく気づいて使ってみたら、そんなに便利でもなかった。
 渡ったところでそこにあるのはゴチャゴチャした路地の区画。実のところ線路も全然渡り切れていない。京浜東北と新幹線を渡っただけで、電車の基地はまだ北側にまるまる残っているのだった。
 たしかに道案内としては、田端に回れと言う方がスッキリしているかもしれない。

 ジメジメ暑かったせいか、鳴りは良い日だった。


東尾久運動場には人ひとりいない
女子聖学院。名前が気になった。


この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。