普通免許
この夏の終わり、8月26日(土)に沼影市民プールに行ったことは、この日記にも書いた。市民プールなのに流れるプールがあってウォータースライダーもある。
後日、お嫁さんはこの日を「思い返して、今でも楽しかったなあと思える」一日だったと言った。夏、終わり、プールというパワーワードがこの日の記憶に魔法をかけた。夏休みの日記っぽい甘酸っぱさというか、まあ、そんなようなものがかかった。
お嫁さんが、そこまで楽しいと言ったのは、俺も嬉しい。しかしそこでハタとなる。市民プールが特別に楽しいというのは、思い出として貧しいのではないか。もっとお嫁さんを喜ばせるべきなのではないか。
俺は未だに自分をもっと出来る子と思っていて、それを知らしめるべく何かしようと少し手を動かしては飽きたり煮詰まったりして酒を飲んでいる。少し手を動かすのは良い。しかしこの酒を飲んでいる時間を、もうちょっと何かに使えないのか。
車の免許を取ろう。
取る取ると言っていた、原付の免許もまだ取りに行ってないのだが、長期的な目標として普通免許をとることを俺は掲げよう。お嫁さんとドライブするのだ。あと、実家に帰ったときに、もう母の手を煩わせない。母は70代半ばとは思えないぐらい溌剌と動ける人ではある。しかし、世の中的には免許返納が迫られる年だ。俺が免許返納になるには、もう少し間がある。取るなら今しかない。
今年のお盆に実家に帰った時にも、母に運転してもらった。ごちそうしてもらった。帰るたびに、ごちそうしてもらう。実は今秋、NYに行く。これも母のお金で。数年前「最後の親孝行だと思って」と言われて母の東欧旅行にご相伴した。その「最後の親孝行」の二回目がきた。普通、親孝行はこちらがお金を持つのだが、ない袖は振れない。申し訳ない。
お盆に帰って食べたものを記しておく。
帰った日の晩御飯は実家、美川町の居酒屋。この日のこの居酒屋は調子が悪かった。二日目昼は手取フィッシュランドのフードコートの金沢カレーと金沢の和菓子屋カフェ。夜は妹が買ってきてくれたお寿司。三日目お昼は金沢で焼肉。
この焼肉を食べてから母は、NY行きに備えてパスポートセンターでパスポートを受け取った。それを見て我々は帰京した。母はNYに行く前に、まず東京に来る。母をごちそうをしなければならない。
NYに行きに備え前泊といわず、何日か泊まってもらって、ご馳走したり東京観光してもらうというのはどうだろう。どうかな。疲れちゃうかな。