【Y.S.C.C.】鉛の弓矢と紙の壁、破壊と瓦解の繰り返し~J3 第10節 vs ガンバ大阪U-23(2020.08.16)~
はいどうもこんにちは。
いやー、なんて言えばいいんですかね・・・この試合について振り返るのは本当に難しい・・・というよりどう振り返ればいいのか分からないんですよねぇ・・・。
正直、この試合は第3者視点で観るとめっちゃ面白いんですよね、トータルすれば10点も入ってるわけですし。それを抜きにしても、互いの攻撃的スタイルがしっかり出ていた点は「エンターテイメントとしては」非常に優れていたと思います。
しかし我々からすればこれは34試合のリーグ戦の中の1試合。「面白い試合だった」では済まないことは、誰もが重々承知していると思います。
さて、振り返っていきましょう。
※編集の都合上、以下ガンバ大阪U-23を「ガンバ大阪」と表記します。またトップチームに言及する際には「トップチーム」または「トップ」と表記します。
【明治安田生命J3リーグ 第10節 Y.S.C.C. vs ガンバ大阪U-23】
Y.S.C.C. 5 - 5 ガンバ大阪U-23
得点経過
3分 西山 峻太(←佐藤 祐太)
33分 失点
38分 失点
41分 宮本 拓弥(←佐藤 祐太)
44分 失点
49分 宮本 拓弥(=PK)
70分 失点
76分 大泉 和也(←柳 雄太郎)
82分 オニエ オゴチュクウ(←宮本 拓弥)
90+4分 失点
スターティングメンバ―(Y.S.C.C.のみ)
GK 16 佐川 亮介
DF 3 宗近 慧
DF 4 土館 賢人
DF 7 宮尾 孝一
MF 25 西山 峻太
MF 8 吉田 明生
MF 6 佐藤 祐太
MF 18 音泉 翔眞
FW 23 船橋 勇真
FW 11 宮本 拓弥
FW 9 大泉 和也
SUB
GK 1 大内 一生
DF 22 尾身 俊哉
MF 10 柳 雄太郎
MF 19 和田 幹大
MF 26 植村 友哉
FW 15 ピーダーセン 世穏
FW 28 オニエ オゴチュクウ
選手交代(Y.S.C.C.のみ)
HT FW 18 音泉 翔眞→MF 10 柳 雄太郎
72分 FW 23 船橋 勇真→FW 28 オニエ オゴチュクウ
83分 MF 25 西山 峻太→MF 19 和田 幹大
83分 FW 11 宮本 拓弥→DF 22 尾身 俊哉
90分 FW 9 大泉 和也→FW 15 ピーダーセン 世穏
なるほど、今度は船橋がFWですね。前節もそうだったんですけど、ここまでくると全世界にフォーメーションの意味を問いたいですね。配置もまたちょっといじってきてます。佐川が引き続き3試合連続でゴールマウスを守りますが、負傷明けの大内くんもベンチに入りました。トレーニングには復帰しているものの、相変わらず左腕にはテーピングが巻かれた状態。まあ佐川が入ってから2試合での失点は秋田戦の直接FKだけですからね、継続して失点数が減る見込みがあるのでしばらくは佐川でも全然いいと思います。
スタートのフォーメーションはいつも通りに3-4-2-1。まあでも先週みたいにお得意の可変型フォーメーションを操る「20面相サッカー」が機能するようならスタートの並びはもう関係ないですね。先週出来てたので今シーズンは上手くこの戦術を使っていければ、ここから昨シーズンみたいに勝ち点を積み上げることが出来ると思うんですけど、今シーズンの序盤みたいにフォーメーションが崩れて右往左往してるだけみたいな状態になると本当に厳しいんですよね。
並びは、右から宗近-土館-宮尾の3バックに、中盤が船橋-西山-吉田-大泉。シャドーに音泉と佐藤が入り、1トップは宮本。最終ラインをだいぶいじりましたね。対するガンバは4-4-2で、前節のセレッソ同様に、いやそれ以上に全体的に若い選手、特にユース年代の選手が多いんですけど、勢いや爆発力だけではなくて年齢にそぐわない場慣れ感があるんですよね。ルヴァン杯の湘南戦をミッドウィークに戦ったメンバーをほとんどそのまま送り込んできているので、コンディション的には中7日のY.S.C.C.に分があるとは思うんですけど、まあ若さってそんなのも覆してくるんでしょうね。で、なんでタビナス・ジェファーソンとか市丸瑞希とかいるんですか?ここJ3ですよ?
さて、キックオフ。通算対戦成績は確かマジの互角だったと思うんですけど、去年確か食野亮太郎にフルボッコにされた試合が(以下略)
序盤からやや強めにガンバ相手にプレスを掛け、後ろに下げても前線がしっかりチェイスしていきます。正直ガンバの印象って、ボールを保持してゆっくり時間かけてビルドアップしながら最後の場面では縦に鋭いパスを入れて攻めてくるイメージが強いんですが、攻め手を潰すという点ではプレスを激しく掛けて起点を作らせないのはアリですよね。
で、こっちがボールを保持すると素早く受け手を探し、すぐにパスを入れていきます。拓弥が自陣で受け、祐太に渡すと、なんと態勢を崩しながら逆サイドに向けてスルーパス!そこになんで峻太!ワンタッチ!鮮やかに流し込んだ!Gooooooooooooooal!なんと2分ちょっとで先制点!
3分 Y.S.C.C. 1-0 ガンバ大阪
早い!もう先制!
スペースを見逃さなかった祐太も凄いんですけど、何よりもこれに反応してダイレクトで流し込んだ峻太の察知能力よ・・・このゴール、マジで完璧すぎません?
ちなみに最後に先制したのは第4節の八戸戦です。この試合は逆転負けでしたね。今シーズン先制した試合は2試合、もう1試合は第2節のあの富山戦ですよ。先制するとひっくり返される呪いでもかかってるんですかね?
さて試合再開。ガンバの最終ラインに対してもしっかりチェイスに行ってますし、中盤ではボールホルダーにかなり激しいチャージを掛けて止めてます。ファール数は必然的に上がってしまうとはいえ、こういう相手を早い段階、浅いエリアで阻止できるならまあ多少はOKでしょう。
先制後もチャンスを立て続けに3回創り、エリア内に侵入する場面も見せましたが、得点には繋がりません。んーちょっと勿体無いシーンが多いんですよね・・・。あと本当にクロスの精度をもっと何とかして欲しい。
そうこうしているうちにいきなりガンバに流れが傾きます。
唐山翔自にロングボールが入りそうになり、飛び出した佐川が間一髪でクリアした場面から始まり、芝本からペナルティーエリア内に向けた山口への縦パスが合わずに救われたり、15分くらいから飲水タイムまでちょっと流れがガンバに行ってましたね。序盤で押している時点でもう1点取れていればという流れでしたが、まあ仕方ない。
おみずごっきゅん。さぁリスタート。
するとここから流れが再びY.S.C.C.に戻ってきます。
前線からハイプレスを仕掛けていた効果がここに現れ、ペナルティーエリア手前でボールを奪う場面。しかし右サイドからペナルティーエリアへの侵入を試みた明生のドリブルは阻止されます。それにしても前線の出足といいインテンシティといい、この試合は非常にいいんじゃないですかね。あとは状況に応じてフォーメーションが4トップに近い形になったり2トップ気味になったり、可変型のフォーメーションが機能し始めてきました。
で、何度クロス上げても質が悪ければ点には繋がらないんですよって声を大にして言いたい。
テキトーに放り込んでんのか?ってくらいクロスの質が低いんですよね。結局誰もいないファーに飛んでいくボールが増えるだけでになって意味がない。中のディフェンダーに何の脅威も与えられない逆サイドへのロングボールが続くと本当に中だけ固められて詰みまっせ。
ただこの試合もシュートに対する意識の変化が表れていたことは認めたいです。積極的にシュートを撃つ姿勢を示していたのがこれだけの得点(詳細は後述)に繋がってましたし。
と言ってるうちにガンバ側のボールがやたらよく回るようになってきました。特に中盤。で、そこからちょっとずつなんですけど最終ラインの裏にスルーパスを的確に送られるようになってきたんですよね。いやーこの状態になるとマジで怖いってのを今シーズンここまでの9試合で何度も教えられてきたあれちょっと待ってあっさりスルーパスが通って流し込まれ
33分 Y.S.C.C. 1-1 ガンバ大阪
え、何してんの?
ものすごくあっさりスルーパスが通ったと思ったらそのまま川崎修平に抜け出されて決められました・・・で、ディフェンダーの皆さんちょっと寄せどうなってんですか?
経験則上、この展開になってくると一番怖いのがディフェンスラインの崩壊なんですよね。今シーズンここまで追い上げとか同点にされたあとのディフェンスがまともに落ち着いて機能した試合がないんですよねぇ・・・なんでだか知らないけど。で、ガンバにそれを察知されてやたらと細かいパスを回されたら厄介とか言ってるうちに中盤からアタッキングサードに入ってきたガンバの選手たちが自由に細かいパスを繋ぎ始めて・・・。
凄いですね、あれだけ寄せても細かく繋いで揺さぶって、前に立ちはだかってもヒールで後ろに流して川崎に・・・いや、いや、いや、いやぁ・・・ディフレクション・・・。
37分 Y.S.C.C. 1-2 ガンバ大阪
5分も経ってない。さっき追いつかれてからまだ5分も経ってないのに。もうひっくり返されましたけど。あの。ねぇ。
というか見破られましたね。同点にされてから明らかにバタついたところを見逃してはくれませんでしたね。こんな若い選手たちがピッチの上で自発的に気づくんだから、そりゃ他のJ3のクラブには当然見破られるわなぁ・・・。
ほぼ3人がかりで市丸の前に立って、ヒールで後ろに流されたら密集地帯に放たれた川崎のシュートがディフェンダーに当たって入っちゃったとかお笑いにもならないでしょう。これはいくら何でもディフレクション以前の問題。佐川にとってノーチャンスだったことは認めますが、こんなにマーカーが密集して立つ必要があったのかは謎です。とりあえず密です。都知事に怒られろ。
まあ中盤での激しい攻防が続く中、ガンバとしてはこのまま前半を終わらせるか、あわよくばバタついてる最終ラインに付け込んでもう1点取りたい、Y.S.C.C.としてはとにかく追いつきたい、という狙いがはっきりしていたと思います。
そして狙いを結実させたのはY.S.C.C.。強い当たりで中盤でボールを奪った祐太がドリブル。ペナルティーエリア手前で縦へのパスを出すとここに拓弥が・・・角度ないけど嘘だろ綺麗に流し込んだぞおい!!!!!!!!
41分 Y.S.C.C. 2-2 ガンバ大阪
いや、マジで追いついた!!!
それにしてもなんですかね、今日は角度が厳しいところからのゴールがトレンドですかね。それにしてもしっかり仕留める拓弥もマジのストライカーって感じです。流石。神。愛してる。
とりあえずあとは前半はこのまま時間を進めるだけで
44分 Y.S.C.C. 2-3 ガンバ大阪
ふざけてます?
いや、何人がかりで行ってスライディングしてんのに落ち着いて決められてんねん。というかその前の時点で市丸への寄せがあまりにも緩すぎるんですよ。
なんでこの前半通して市丸にこんなに自由にやらせまくってるのか全く理解できないんですが、市丸の華麗な浮き球がペナルティエリア中央に完璧なタイミングで狙いすまして落とされるって完全にこっちの崩壊を分かったうえでやられてるやん。それにしても市丸早くどっか行かないかな、トップチームで十分やれると思うんだけど。
アディショナルタイムは互いに1本のロングパスでど突き合いしてチャンスを作るだけ作って終了。
さて、2-3というこの試合の結果については受け入れ難いんですがまだ試合終わってないの!?この試合まだ前半しか終わってないってマ!?
内容濃すぎでしょ。特濃ソースかよ。あれ旨いっすよね。
割とマジで守備が機能してなさすぎる。特に30分くらいからの守備は見るに堪えないくらい振り回された感じがありました。あと足止めすぎ。
ガンバの選手がいつものようなスローな攻撃を展開できないと悟って速い攻撃に切り替えてきた時点で、一気に守備陣が振り回され始めたんですよ。確かにガンバの選手がチートみたいに上手いのは認めますけど、それを差し引いても市丸が全然プレッシャーを感じてないし、唐山を黙らせても川崎を抑えきれてない時点で隙を作りすぎ。
まあこれで前節から修正できたかって言われてもちょっと判断しかねますよ・・・秋田相手にすらここまではぶん回されてなかったのに・・・。
後半、当然シュタルフ監督は修正に入ります。音泉を下げてここで柳を投入。10番、やったれや。
さて後半開始。ん?めっちゃ仕掛けてるぞ?
開始早々から精度のいいクロスが上がり、これを和也がヘディングで合わせる!も、ゴールの僅かに左に逸れます。んー出だしでこのシュートはOKですよ。ところでハーフタイムだけでクロスが改善する方法って何なんですか?
そのまま押します。1分後にはアタッキングサードでボールを奪った柳がそのままドリブルからシュート!これも枠を捉えられず、同点ゴールにはなりません。でも彼に求められてるのはこういうプレーなんですよ。積極性と自分で行こうという姿勢。
そしてその1分後。いやもはや主導権を握らせないどころか後半ずっと押してるやん。その流れのまま祐太がドリブルからシュートが奥野耕平の・・・腕?どこに当たったこれ?PK?PK?PKになったよね?ん?ってことは腕?
ちょっとここに関しては何とも表現しづらいんですが、競技規則的には体から離れていない腕に当たったものは「不可抗力」になるはずなんで、PKのジャッジにはならないと思ったんですが、御厨さんはPKの判定。当然ガンバの選手たちは抗議しますし、なんかアンラッキーだとは同情しますが、同点のチャンスなんでありがたく頂戴しておきましょう。
拓弥が落ち着いてセット・・・右下に蹴り込む、完璧!
49分 Y.S.C.C. 3-3 ガンバ大阪
再び追いついた!追いつく場面は今シーズン何度かあったけど、2度も追いつくことはなかった!これは大きい!
ここからさらに攻勢をかけて逆転したいところですが、前掛かりになりすぎてカウンターで失点する場面は今シーズンだけでも嫌というほど見せつけられてます。マジで慎重にならないと怖い。
とはいえロングボールから柳がボールを収めてチャンスを創りそうになる場面、和也のクロスに柳が頭で合わせる場面と、さらに攻勢を強めていきます。それにしても柳のチャンスメイクには毎回何かしら光るものがあるんですけど、いえ何も光ってないです気にしないでくださいJ2の皆さんこっち見ないでくださいほんとに。
後半10分を過ぎたあたりから、再びガンバがペースを掴み始めます。とりあえずガンバの川崎君、そのミドルだけで飯3杯くらい食えるからY.S.C.C来て欲しい。今のY.S.C.C.に一番必要なものを持ってる気がする。
次々と飛んでくるシュートを佐川が処理したり、死ぬ思いでディフェンス陣がブロックしたりで大忙しでしたが、とにかく寄せが甘い場面が散見されるんですよ。1人に対して何人もマークつけても振られればそのあと対応しきれないでしょ。ボールホルダーに目が行きすぎ。
とにかく自在に動いてくるガンバの中盤の選手を捉えきれずにシュートまで持ち込まれたり、最終ラインの裏を取られてあわや失点の場面を創ったり、ちょっとこの守備何がしたいの?と言いたくなるシーンが多いんですよ。見ていて全く安心感がないというか、GK頼みの守備をしてるようにしか見えなくて怖い。
そうこうしているうちにそろそろ飲水タイムが近づいてきたかなーというところで待ったなんだちょっとそのアーリークロスほんとにやめて、あ、唐山、あ、え、ちょ、待てよ!
そのまま冷静に佐川を躱してゴールに流し込まれ・・・。
70分 Y.S.C.C. 3-4 ガンバ大阪
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!(怒)
こっちの先制点とほとんど同じ形で勝ち越しゴールを許すとかありえない話し!!屈辱!!
唐山を一瞬でフリーにさせたディフェンスもあまりに緩すぎて言葉が出ないんですが、そもそもガンバの選手たちが10代だと思えないくらいに落ち着きすぎてるんですよ、おかしいでしょ。もはや年齢詐称疑うレベルで成熟しすぎでしょ。パリ五輪の代表どうなるんだよマジで。
もう3回も勝ち越されると頭がおかしくなりますね。元々おかしい?やかましいわ。
おみずごっきゅんタイムを挟み、ここで船橋を下げてオニエ。同年代にここまで好き勝手やられてんだし、悔しかったらお前らしさを存分に見せて来いよ。そろそろゴールが欲しい。
さあ再開。ここからはマジで一瞬の気の緩みも許されない。
展開がさらに早くなってきました。ガンバも攻めるけどそのぶんY.S.C.Cも反撃する。相手にフィニッシュまで行かれたらやり返す。
そして時は来ます。最終ライン、ドビーからのパス、右サイドで受けた明生から柳、そして和也と繋ぐと、中央にドリブルした和也がペナルティーエリア外からミドルシュートこれがゴール左上隅に突き刺さるゴラッソおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
76分 Y.S.C.C. 4-4 ガンバ大阪
狂ってる。狂ってるよこの試合。バグだよこれ。K〇NAMIさんはよ修正してくれ。
何はともあれなんと3度も追いつく展開となりました。あり得ないというか考えられない展開です。3回もリードを許して3回とも追いつくなんて、こんな試合あったか?
しかもこの4点目で今シーズン1試合最多得点記録を更新しましたね。富山戦の時には3点で強制リミッターでもかかるのかと思ってましたが、ようやく振り切りました。
当然ここで満足するわけねぇよな!勝ち越しに行くしかねぇよな!
さあ当然勢いは止まらない。残り15分以上あるわけだし、当然勝ち越し狙いに行くわな。相手にチャンスを創られようが構わず積極的に仕掛け始めます。
プレスを奪って即カウンターに転じ、ロングボールもドリブルもなんでも使ってガンバ陣内に入ります。そうこうしているうちにパスが何本か繋がると、拓弥のパスをペナルティーエリア左で受けたオニエえええええええええええええええええええええええええええええええええええお前そろそろ決めるしかねぇだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
1人躱す、2人躱す、コースをこじ開けた、撃つしかねぇだろ、撃った、GKの正面だけどその手を弾いた弾き飛ばしたうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
82分 Y.S.C.C. 5-4 ガンバ大阪
オニエえええええええええええええええええええええええええええええええええええよく決めたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
これが高卒ルーキー、オニエ・オゴチュクウにとってのプロ初ゴール。らしさ前回の強気なシュート。止めれるもんなら止めてみろ。
そしてなんと2014年のJ3参入以来、一試合で5ゴールを奪ったのはこれが初!まさに記録的なゲーム!
さあドラマは起こした、あとは耐えるだけ。
峻太と拓弥を下げ、尾身と和田を投入して試合は再開。とにかく死ぬ気でガンバの選手たちに詰めていきます。市丸もこの流れで負傷交代。敵ながら大丈夫かなこれ。
多少荒かろうが死に物狂いで止めるしかないという気概を見せるY.S.C.C.の選手たち、気持ちでとにかくピンチを防ぎきります。かなり危ない場面も創られながら、それでも耐えしのぐ展開が続きますが、積極的に前からプレスを掛け、中盤では相手の横パスを掻っ攫いに行く場面も多く見られていました。うん、それでいいよ。
そしてアディショナルタイム直前にはこの日殊勲のゴラッソを刺した和也を下げ、ピーダーセンを投入して相手の最終ラインにプレッシャーを掛け続けます。いいぞ、あとは逃げ切るだけ。
ショートパスを繋ぐ相手にプレスを掛け続けるものの、若干足が止まります。怖い。足止めんなよそこ。
そして最後の場面、中に切り込んできた塚元を数人掛かりで抑え込みに行き、え、振り切られんなって、ちょ、おい、ブラインドから撃たれたあぁぁぁぁぁ!!!!無理だああああああああああああああああああああ!!!!!
90+4分 Y.S.C.C. 5-5 ガンバ大阪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?????
リスタート。あわや6点目のピンチかと思ったところで試合終了のホイッスル。
93分間の激闘がわずか1プレーで全て消滅した試合。足が止まって寄せが緩くなったところで決められて自滅した試合。
最後ホイッスル吹かれなかったら多分またひっくり返されてたと思います。もう気持ちが完全に切れてた。
言葉がないです。もう。
勝てた試合をみすみすドローに落としました。
アンダー2連戦を2つのドローで終わらせてしまったんです。もうこれ以上に言えることはあるんですか?
セレッソやガンバの皆さんには申し訳ないですが、アンダーの「チーム」に「クラブ」が勝てないってのは屈辱以外の何物でもないです。1億%アンダーが悪いんじゃない、そういうチームに勝てない、勝ちきれない僕らが悪い。
確かにセレッソにしろガンバにしろ、面白いし上手い選手も多いのは事実ですし、J3にいるのがおかしい選手もいたのは事実です。しかしそれを言い訳にすることはあまりにもナンセンス。落としちゃいけない試合をこういう形で2戦続けて落としたことに何のエクスキューズがつけられるでしょうか?
第10節まで終了してこんな感じのデータになりましたが、どうでしょう。失点数は遂にリーグワーストの23失点。昨シーズンの開幕10試合で4勝してたことを考えると、あまりにもお粗末という感じですよね。失点数は昨年の第10節までと変わりませんが、得点は2点減少しました。
進昂平、浅川隼人を抜かれたとはいえ、それでも攻撃に関しては新しいメンバー、そして新しいシステムが割と機能していると思います。しかし守備はどうしても酷いとしか言えません。
確かに守備陣に関しては故障者が多く、特に花房や池ケ谷がまだ戻ってこれていないことがどれだけ大きな影響を与えているかも理解していますが、それをエクスキューズにすることはしたくないですね。守備陣に関してはメンバーを入れ替えて試行錯誤するよりも固定化した方が安定するのではないかと思うんですが、それさえも叶わないほど故障者が多いということでしょうか。
早くも移籍期間がやってきました。他のクラブよりも資金が限られていることは間違いないでしょうし、台所事情的にそこまで劇的に局面を変えられる選手を獲得できるかというとそうではないことくらいは理解してはいます。しかし今この状況だからこそ、育成型期限付き移籍やレンタルでの新戦力の加入が現状打破の一手になるとは思いますが、どうでしょう。
故障者の穴埋めもしなければいけない、全然休めていない主力も休ませなければならない、そういう面も踏まえて補強は考える必要があるのではないでしょうか。
次節は鳥取戦、またしてもホームです。上位のクラブとの対戦を多く残している前半戦ですが、ここから勝ち点を着実に積めなければ、クラブ目標の1桁順位どころか昨年を上回ることさえも厳しくなるでしょう。
修正しなければいけないポイントはいくつもあると思います。特に守備。このまま黙って失点を積み上げる様子を見ているだけはなって欲しくないですが、少なくとも3点取ったら確実に勝てるだけの守備はして欲しい。今シーズンの勝利試合はいずれも2-1ですが、3点以上取った2試合は1分1敗です。攻撃陣が報われなさすぎる。
ここから巻き返そう、という言葉はもう飽きました。やることやって勝つしかない、いやもう勝ってくれ、それだけです。
※ブラジルでもこの試合が話題に・・・ネタとしてはまあ面白いんでしょうね・・・。
※宗近選手、J3通算150試合出場おめでとうございます!お祝いは次戦の勝利で!
Thank you for your support! 是非このnoteを楽しんでいただけると嬉しいです、