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#819 バンド論134|J(LUNA SEA)

前回のマーシーに続いて、バンド内でもカッコいいけど、ソロでもカッコいいというアーティストを紹介していきます。
てなわけで本日は、J(ジェイ)を紹介しましょう。


Jとは?

僕らの世代においては、Jは誰もが憧れたベーシストでしたね。
とにかくLUNA SEAでの存在感が本当にエグかったですし、「ベーシストってこんなカッコいいんだ」と思わせてくれたのはJでした。

僕らの田舎は娯楽が少なく、中学生は「部活」「非行」「異性」「音楽」のどれかに熱中しており、当時学年に5人位ベーシストがいたと記憶しています。
JIROに憧れてステッカーをペタペタ貼っていたKも、人時に憧れてジャズベースをヤスリで削っていたIも、難波に憧れて赤いジャズベースを買った僕も、当時のNo.1のベースヒーローではなかったかも知れませんが、それでも確実にNo.2であり、No.3であり、僕らの世代はJにみんな憧れてましたね。


Jの魅力

1. 「LUNA SEA」「ソロ」の2つの顔を持つところ

LUNA SEAにおいて全席指定のドームクラスで満員を収容するヴィジュアルバンドのベーシストでありつつ、ソロではライブハウスでオールスタンディングで会場を湧かせられるという両方の顔を持てるアーティストは日本でもそう多くないと思ってます。

そして、どっちでも作曲しているんですけど、LUNA SEAとソロでヴォーカルに合わせて曲を変えていく辺りがマジでハイセンスです。
LUNA SEAにおいてはポップさを大事にしつつ、ソロにおいてはカッコよさ、ロックさを優先させる辺りがマジでカッコいいですね。

そしてソングライティング能力も鬼高いです。
TIME IS DEAD、PRECIOUS…WISHJESUS、STAYROSIER、TRUE BLUEG.STORM、SHINE、TONIGHT etc…
LUNA SEAでもJがの作ってきた曲は僕も大好きな曲が多いですね。


2.不良であること

とにかくJは悪いんです。
小学校時代に民家に放火するあたりがかなりぶっ飛んでますし、東京ドームでライブするようになっても一般人とストリートで喧嘩するなど、いつまでも不良なのがカッコいいですね。
その上でバイクやアメ車を乗り回し、タバコを吸い、酒を飲むあたりがとにかくロック!
BØYでいうところの一条くんにも似た感じがありますね。


3.男が思うカッコいい男であること

上記の「不良」にも繋がるんですが、Jは男が思う「カッコいい」を体現しているんです。
世間一般のヴィジュアル系、ファンの95%くらいは女性だと思っておりますが、Jは多分男性比率が30%くらいあるんじゃないですかね?
とにかくヴィジュアル系バンドに「男が思うカッコいい男がいる」というのが本当に凄いと思う。後にも先にもJしかいない気がします。

そしてファッションも常にカッコよかったですね。
元々がモデル体型なのもあり、何を着てもサマになってますし、髪が金髪のロン毛で長い時期も、青い短い髪の時期も常にカッコいい。
そしてTシャツでも、ジャケットを着ても、裸でもカッコいい。

そして最後に「声」がカッコいいんです。
その低い、独特の声が本当に「男」って感じがして、本当に惚れます。
あんさんは日本一や!


Jの聞いておきたい曲10曲

10位 PYROMANIA

LUNA SEAメンバーがソロを開始して、RYUICHIは河村隆一として華々しくデビューし、他のメンバーも追うようにデビューしていきましたが、そんな中でJがもっともカッコいいソロ活動を行っていました。
元々、こういう音楽をやりたかったんだろうなと思ってしまう、ロックでありパンクである姿勢。とにかく男らしいサウンド。
デビューシングルのBURN OUTはメチャクチャカッコよかったですね。

で、そんな感じで「燃える」というタイトルの1stシングルの後にリリースされた1stアルバムのタイトルは「PYROMANIA(放火魔)」!エグい!笑

そんなアルバムの表題曲である本曲は重めのナンバーなんですけど、まぁカッコいいです。

そう俺はパイロマニア 磔にするなら明日の午後にしてくれ

歌詞が意味わからないですけどカッコいいですよね笑

そしてライブではオーディエンスが一斉にライターに火をつけるというヤバい儀式があるようです笑


9位 BUT YOU SAID I'M USELESS

これは2ndシングルで、アルバム「PYROMANIA」からシングルカットされた曲です。
同じリフがずっと続くロックンロールな感じの曲で、LUNA SEAではない世界観の歌ですね。
淡々と響くJの低音ヴォーカルが非常に秀逸、
「もう失うものは何も残ってはいないだろう」で若干キーが上がって、同じリフのサビが続くというセンスの曲。ちょっと洋楽っぽいですかね。
カッコいいです。


8位 GO with the Devil

「悪魔と行こうぜ」的な意味のタイトルだと思うんですが、曲調は意外とポップというか、踊れる軽快な感じの曲だったりします。
サビの「COME ON!COME ON!FREAK OUT!」の所も、間奏の「Oi!Oi!」の所も盛り上がる、ライブで映える曲ですね。

そしてJのバックバンドですが、エグいのがドラムがBDBの益男で、ギターがヌンチャクの溝口と、the HIATUSのMASASUCKSなんですね。
かなり僕らの世代には嬉しいゴールデンメンバーだったりします。


7位 RECKLESS

RECKLESSとは「無謀」の意味ですね。
この曲はそんな知らなかったんですけど、よく聞いたらなかなかカッコよかったのでこの順位にしてみました。
とにかくポジティブなメロディーで、歌詞も無謀かも知れないけどテンション上げていこうぜとポジティブに聞こえる曲ですね。
曲中の「Oi」コールといい、ハンドクラップと言い、ライブで盛り上がる曲ですね。


6位 break

この曲はエイベックス移籍後初のシングルらしいですが、最高にライブで盛り上がる楽しい曲です。
ライブでの盛り上がりはエグいですね!見たい!
もうイントロからoiコールでモッシュピットはカオス状態であり、そしてサビの「break」で解き放たれる感じが非常に◎。
キラーチューンですね。


5位 GO CRAZY

この曲もカッコいいですね。
大人な感じの曲で4thシングルとしてリリースされた曲です。
LUNA SEA解散から2年経って、この時期にはもう完全にソロで行く感じとなり、核となるべく曲を作った感がありますね。
ライブでも盛り上がる佳曲です。


4位 Die for you

「お前の為に死ぬ」
カッコいいですね。岩清水くんが浮かびます。
この曲もJの激渋ヴォーカルがかなりアダルトというか、エロスな感じのイキフンを醸しだしたりするんですけど、サビがシンガロングできて非常に良い感じです。
「WOW WOW WOW」のところはライブで最高に盛り上がりますね。


3位 TONIGHT

Jのソロの曲だけにしようと思ったんですけど、この曲はカッコよすぎるのでついセレクトしていまいました。
元々LUNA SEA時代に最後バンドを盛り上げたシングルであり、そのずっとINORANが同じリフを弾くあたりが個人的に好みではありましたが、LUNA SEAではシンプルすぎる印象があったんです。
そんなこの曲がJヴォーカルで、Jバンドでキーを下げて歌うことでメッチャしっくりきましたね。
Jが歌って、この曲は完全系だと思いましたね!クソカッコいいです!


2位 Feel Your Blaze

この曲はメチャクチャカッコいい曲で、ライブで最高に盛り上がる曲ですね。
Jのソロの最高傑作と言っても過言では無いでしょう。
まず、イントロがカッコいいんです。イントロを聞いただけで「あ、この歌絶対カッコいいな」というのが分かるタイプの曲ですね。
そしてAメロの「Hu…」がカッコいい。これは分かる人にはわかると思います。
そしてBメロもいいし、「So Long」のコーラス、そしてサビもすべてカッコいいですね。カッコよくてメロディアスでもあり、誰が聞いても好きになる曲でしょう。

そして何と言ってもタイトルがFeel Your Blaze、「お前の炎を感じろ!」と、とにかくここでも火を使う辺りがこだわりですね。


1位 BURN OUT

そしてやはりこれしか無いでしょう。
とにかくJのカッコよさの全てが凝縮された1stシングルにして、最強の曲ですね。

まずイントロがクソカッコいいんです。
シンプルでロックンロールであり、パンクでもあるイントロ
ベーシストであるJがソロデビューで作った曲なので、ベースを主張させる感じの曲になるかなと思ってましたが、全然そんなことなくJが理想とするロックンロールをシンプルで、カッコいいアレンジで仕上げてくれたのが嬉しかったですね。

とにかくこの曲を聴いて何も感じない人とは一緒に酒を飲みたくないですね!
途切れないように!途切れないように!


まとめ

Jについて語ることで、こんなバケモノがベーシストであるバンド「LUNA SEA」が改めてとんでもないモンスターバンドであることを実感しました。
とにかくこれからもWake Up!Mother Fucker!で頑張って欲しい限りです。

次は誰にしようか検討中!

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