#829 バンド論135|磯部 正文(HUSKING BEE)
本日は「イッソン」こと、磯部正文を紹介しましょう。
基本的には磯部正文バンドに関しての紹介となりますね。
磯部 正文とは?
言わずと知れたHUSKING BEE(ハスキン)のフロントマンです。
とにかくそのエモすぎる声、そしてメロウで切なくもカッコいいメロディセンス、そして歌詞。それをハードコア・サウンドに乗せたハスキンを好きにならない訳がなく、GRPでハマり、PUT ON FRESH PAINTで好きになり、THE SUN AND THE MOONからリアルタイムで追いかけて聞いていましたね。
ただライブには縁が無く、初めて見れたのはラストツアーという感じで残念でしたが・・・
それでも解散後もコンスタントに活動を続けて、今年の5月にも割と家から近いライブハウスで見る事ができたりしています。
そんなイッソンは、ハスキン在籍中からCORNERというソロユニットを始動していたり、MARS EURYTHMICSというバンドを結成していたりしていたのですが、両方ともそこまでピンと来なかったんです。
ただ、2010年から活動しているソロ「磯部正文バンド」に関しては、音源買ってライブも何回も行って聞いてますね。
磯部正文BANDとは?
メンツがなかなかエグイんです。
Vo/Gtがイッソンなのは言うまでもないですが、ギターがなんと田渕ひさ子 from NUMBER GIRL!彼女をバンドメンバーに加えられたのは流石ですね。
で、ベースがCOMEBACK MY DAUGHTERの戸川琢磨で、キーボードがthe chef cook meの下村亮介。
そしてドラムが・・・なんと我等が恒岡章という超豪華フォーメーションなんですね。
そして1stアルバムは、従わないを意味する「Disobey」を使いますが、言うまでもなく「D|ISOBE《イソベ》Y」ですね。
そしてAIR JAM 2011にもトップバッターで出場。
このハイスタTシャツは僕も未だに持っている、メイキンツアーで買ったやつです。
ソロではこのアルバムのレコ初と、BDBのライブのフロントアクトで出た時の2回見てますが、そのあとにHUSKING BEEも復活してソロも無くなったのでそこからは見ていないですが、ソロはソロで味もありますので、また見たいものですね。
磯部正文の聞いておきたい曲BEST10
10位 Sound In The Glow
ソロアルバム「SIGN IN TO DISOBEY」の1曲目ですね。
ソロはアコースティックに日本語でやる「かけボタンの浜」系をなんとなく想像していたのですが、英語詞でバリバリのバンドサウンドで良い意味で期待を裏切られた感がありました(アコースティックが嫌いという訳ではないですが)
1曲目に相応しい、ワクワクする楽しい曲ですね。
ギター、ギター、キーボードと結構音が多いんですけど、イントロはイッソンのバッキングと、控えめなキーボード、そしてひさ子の印象的でメロウなリフがちょうどよい感じのバランスであり、この時点でかなりの完成度の高さが伺えます。
そんな感じで終始楽しく、サビでもシンガロングできるこれ以上にないオープニングナンバーですね。ライブでも毎回1曲目にやってた記憶があります。
9位 Paper Airplane
「紙飛行機」ですね。クロマニヨンズでも同名の曲がありました。
その名の通り、軽快に空を飛んでいく楽しい曲ですね。
ライブではサビではハンドクラップも起きて、非常に楽しかった記憶があります。
ハスキン時代とも違う感じの曲です。
8位 Full Moon
この曲はイッソン初のソロプロジェクトCORNERの曲です。
当時、7STARSという日本のストリート・カルチャーを代表するデザイン・チームの10周年でコンピレーションアルバムをリリースし、LOW IQ 01とかKEMURIとかken yokoyamaとかが楽曲提供しているんですけど、ハスキンは解散していたのでCORNER名義でこの曲を提供していました。
何というかディズニーみたいな、不思議なアコースティックな曲でしたね。
なのでソロは全部この系譜になると思ってました。
7位 A Bird's Eye-view
「鳥瞰図」のことですね。
このアルバムで一番ハードコアなのはこの曲でして、アルバムのレコ初ライブでも本編最後に演奏していた記憶があります。
歌詞がぶっ飛んでいて、日本語と英語が入り乱れている感じでなかなかカオスです。
ひさ子のギターがナンバガばりに狂っていて好きですね、というかこの曲は歌詞といいリフといいかなりナンバガっぽいです(今気づきました)
6位 Magic Scene
アルバムでラス前の曲でしたが、いい感じに早くて、メロディアスで、一番メロウでまさに「エモコア」だったのはこの曲でしたね。
ちょっとハスキンの1stである「GRIP」を彷彿とさせるところもあり、そんなのもあって割とこのアルバムは好きな方な曲ですね。
5位 飛ぶユートピア
アルバムのラストの曲です。
アルバムを締めくくる非常に優しい曲で、語りかけるようなイッソンのヴォーカルはもちろん、全体的な構成やメロディも素晴らしい曲ですね。
改めてソングライターとしてのイッソンの能力の高さや引き出しの多さを感じさせる名曲です。
4位 琴鳥のeye
この曲は1stアルバムの後にリリースしたミニアルバムのリードトラックで、あり、これまでのイッソンの作品とはちょっと毛色が違うシャレオツな曲ですが、何が凄いってひさ子が歌ってるんですね笑
ナンバガですら1曲くらいしか歌っていないのに、サポートギターで入った磯部正文バンドで、スーパーカーのミキちゃんくらいの分量で歌うのがなかなか◎です。そしてイッソンの声と合ってますね。
3位 符思議なチャイム
この曲が磯部正文BANDのソロの集大成的な感じがする曲ですね。
楽しい演奏、全体を通してメロディアスな部分、歌詞の言葉選びなどなど、ハスキン時代の後期を彷彿とさせながらも、更にレベルアップした感を感じさせる名曲です。
ライブでも最後に演奏していたので、WALKくらい大事な曲なのかも知れませんね。
2位 Do We Know?
イッソンのソロデビュー曲ですね。
ビークルの日高がプロデュースしただけあって、曲も勿論ですが、PVがメチャクチャシャレオツで、カラフルな曲ですね。
前述の通り、イッソンのソロはアコースティック×日本語のCORNERをイメージしていたので、すごくポップな1stシングルに驚いた記憶がありました。
イッソンのエモい声と、楽しい演奏がいい感じに相まった曲ですね。
サビ前の「Shining Bright」とかすげー好きですね。
1位 花の咲く日々に
そして一番イッソンのソロで好きなのはこの曲です。
一番ロックというか、パンクというか、メロコアであるところがやはり◎。
ハスキン時代の1st~2ndの曲が、更にパワーアップして聴けるみたいな感じで、ライブでもこの曲が一番盛り上がっていた記憶があります。
イッソンの叫びが最高にカッコいいです。
日本語版と英語版があるんですが、
サビの「AH、雨も」が、英語だと「AH、I MEANT MORE」で、
「夢も」に関しては、「YOU MEANT MORE」と、言葉遊びも楽しめる曲ですね。
とにかく聞いてみてください。
まとめ
そんな感じでイッソンのソロを紹介しました。
今はハスキンがあるのでそうやらないと思いますが、次また活動を再開するとしたら定期的にウォッチしたいところですね。
そんな感じでソロアーティスト編、そろそろ「あの人」を紹介しましょう。
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