#883 時事・ニュース論29|闇バイトという闇
「闇バイト」による犯罪が増えており、連日ニュースで報道されております。もうこの世の中はどうなっちゃうんでしょうかね?
一抹の不安を覚えてしまう今日この頃です。
そんな闇バイトに関して、1件でも応募を食い止められたらという思いで、ちょっとその手口や対処法などを整理してみました。
闇バイトの手口
1. 巧妙な手口でのバイト募集
まずはそもそもの闇バイトを知るチャネルに関してですが、もう圧倒的にSNSがメインのようです。
インターネット掲示板というのもありますが、これもほぼSNSと同義語と思っているので、闇バイトに加担する大半はきっかけがSNSなのですね。
その手口は巧妙なのですが、最近社会問題化が顕著につき、ニュースでSNSにおける「闇バイトの見分け方」を紹介してましたので、そちらからも引用しましょう。
まずはこんな感じで「高すぎる報酬」「フワフワした内容」「DMでのやり取りを希望する」辺りが怪しいポイントとなります。
言わずもがなという感じがしますが・・・
この辺のワードが頻出しているのも注意が必要ですね。
流石に「闇バイト」「裏バイト」のワードはあからさまなので使わないでしょうが、「受け」「出し」「UD」とかは紛れそうなので要注意です。
ちなみに「叩き(タタキ)」というワードが強盗であることは、僕らは「闇金ウシジマくん」を読んでいるので織り込み済みですね。
漫画は生活の知恵になりますね!
あと話を戻しますが、闇バイトで働く経緯の5%に「求人サイト(求人媒体)」というのがありました。
求人媒体の掲載には「審査」が必要であり、きちんと与信調査を行うのですが・・・そうした掲載審査のハードルを越えてまで、闇バイトの募集が紛れていると考えるとなかなか怖いですね。
2. 「履歴書」で身元確認
で、DMで闇バイトに応募した後、闇バイトの運営サイドは「履歴書」を求めるんです。
働き上で履歴書の提示は法律上必要なのですが、この履歴書がエグイんです。要は、脅しの道具になってしまうんですね。
実際には下記のような確認をされるようです。
まぁここまで聞かれた時点で気づけよと言う話ですが・・・
これらの情報を必要以上に与えすぎてしまうが故に、脅されるカードにされてしまい、断れなくするのが常套手段のようですね。
最早ヤクザの所業ですね。
3. 連絡は「テレグラム」
この闇バイトは、途中から具体的な運営との連絡はテレグラム(Telegram)というチャットツールで行われます。
テレグラムは2013年にロシアで開発・リリースされたコミュニケーションツールであり、軍事用とかで使うものののようで、メッセージが30秒で消える(暗号化される)のでもし万一の事態があっても解読ができないという悪さをする際にメリットがあるチャットツールとなっております。
テレグラムと聞いたら、警戒するのが必要ですね。
4. バイトがやったことなのでバレても運営はバックレ
これがなかなか極悪です。
顔見知りじゃないバイト達を現地で初めて対面させて、共謀できないようにしたり、もし犯行がバレて捕まっても証拠を残さず運営元はバックレるんですよね。
ヤクザであれば、末端の構成員が何か事件を起こして組の為に服役したとしても、仁義があるのでしっかりとその組員に対して責任はとるのに対して、闇バイトは仁義が無いので、平気でトカゲのしっぽを切るんですね。
悪質極まりないです。
闇バイトに騙されたら?
とにかく闇バイト運用サイドも巧妙なので、恐らく上記の手口は日々アップデートされると思うので、気付きにくいかも知れませんが、「やべーこれ闇バイトじゃん・・・」と気付いた際、即座に警察に駆け込むのが一番良いとのことです。
そして運営からのDMとかは無視して、警察に身元の保護を要請すればよいとの事ですので、恥も外聞もかなぐり捨てて警察に身を委ねましょう。
そうすれば最悪の事態を防ぐことはできます。
闇バイトは得てして、「キッパリ断れない」という若者の心理をうまくコントロールして、最悪の事態も断れないで起きてしまうかと思われます。
ちょっとでも違和感を観じたら、立ち止まってよく考える事が重要ですね。
まとめ
あとこれは勝手な想像ですが、闇バイトをしてしまう若者たちは、きちんとした就労経験が無いんじゃないかなと思っています。
勤労の尊さ、時給や日給の相場を分かっていたら、「こんなに楽に稼げるのはおかしい」と言う違和感に気づけるはずですよね。
そんな感じで、とりあえず新聞配達から始めるのがベターです(僕はそうでした)
てなわけで新聞配りましょう!以上!