#874 アルバム論60|HEART / TOKIO(2014)
アルバム論ですが、ブルーハーツで9作+ハイロウズで9作を連続で紹介してきたので、ヒロト&マーシーの楽曲以外は久しぶりですね!
てなわけで本日はTOKIOのベストアルバム「HEART」を紹介しましょう。
TOKIOとは?
説明するまでもないでしょう、
ジャニーズ…もとい現STARTO ENTERTAINMENTにおいて、もっとも男女からの支持を集めたグループ、いや「バンド」だったと言えるでしょう。
演奏力もあり、メロディも秀逸で、そして終盤ではメンバー自身が作曲をしており、そして何よりも「華」があった。
関ジャニ…もといSUPER EIGHTもバンド形式なのは好感を持てるんですが、やっぱTOKIOの方が好きですね。
TOKIOは人生の節々で、色々と思い出に残っております。
ツヨシしっかりしなさいの主題歌だった「LONE YOU ONLY」、
キテレツ大百科の主題歌だった「うわさのキッス」、
95年高校サッカー選手権のテーマソングだった「風になって」、
スピッツの空も飛べるはずが主題歌だった長瀬主演の「白線流し」、
松岡が演じた「サイコメトラーEIJI」、ガチンコ、IWGP…
マジで列挙に暇がないくらい、思い出が多いですね。
色々あって・・・今はリーダー、国分、松岡の3人が株式会社TOKIOの社員ですが、やはりTOKIOはこの5人であって欲しいですね。
HEARTとは?
2014年、TOKIOのデビュー20周年を祝して発売されたベストアルバムなのですが、2枚組のベストアルバムであり、Disc1がシングル曲、Disc2がシングル以外の曲なんですが、収録曲は全てファン投票の上位15曲なんですね。
完全にZIGGYのORDER-MADEと同じグルーヴです。
僕はこのHEARTを図書館で借りて、結構聞いてました。
ちょっとDisc2の解説は難しいので、Disc1に限って解説をさせていただきますが、マジで名曲ぞろいです。
そして、「この曲もBEST15に入らないのか・・・」という曲が非常に多いです。特に序盤の曲はそうですね。
デビュー曲の1stシングル「LOVE YOU ONLY」はやはり人気で2位なんですけど、その次に古いのが12thシングルの「Julia」になるんです。
その間の「うわさのキッス」「ハートを磨くっきゃない」「SOKOナシLOVE」「風になって」「MAGIC CHANNEL」などの名曲たちがランク外という感じでレベルの高さが伺えます。
一方24thシングルの「DR」から、28thシングル「AMBITIOUS JAPAN」までの5枚のシングルは全てランクインしており、この時期2001~2003年は充実のシーズンだったのが分かりますね。
そして終盤はメンバーが作曲した曲もランクイン。バンドとしての充実が伺えます。
HEART 渾身の全曲解説
1. リリック(46th single)
ファン投票1位はこの曲ですね。
ZIGGYでいう「I'M GETTING BLUE」的な曲なのかも知れません。
この曲は長瀬が出演したドラマ「泣くな、はらちゃん」の主題歌であり、長瀬が作詞作曲した曲なんですね。
普通にメロディアスでメロウな曲で、かなりキーが高いのですが自分で作っただけに最適に設定されており、プロの作曲家に匹敵するの非常に良い曲です。このような評価もあり、ファン投票1位なのかも知れませんね。
俳優とアーティストをこのレベルで両立できるのは、他は福山位でしょう。
2. LOVE YOU ONLY(1st single)
そしてTOKIOを代表する曲ですね。TOKIOと言ったらこの曲を挙げる方も多いのではないでしょうか。
デビューシングルにして、TOKIO史上最も売れた曲であり、「ツヨシしっかりしなさい」のでもお馴染みの曲ですね。
とにかく超ポップで、この曲程「コーラスの市民権を得ている曲」も他にないのでは無いでしょうか?当たり前のように誰もがコーラスを入れれる曲な気がしています。
これまで多くの仲間とカラオケに行きましたが、かなりの確率でセレクトされる僕らの世代のアンセムのような曲です。やはり下記の歌詞見たらテンションあがりますもんね。
過去にライブでも3回くらい演奏したことがありますが、ベースはいい感じに動いて弾くのが結構楽しかったりします。名曲ですね。
3. 君を想うとき(15th single)
1999年2月、僕が中学を卒業する直前にリリースされた15thシングルですね。
存在は知ってましたが、当時はもうハイスタとかハスキンに夢中になっていた僕は、そこまでこの曲を印象に残すことは無かったのですが、ファンからはかなりの支持を集めている曲なんですね。
改めて聞いて見ると、かなり重厚なロックバラードであり、正にタイトルが物語るようなラブソングですね。名曲です。
4. 花唄(25th single)
そして花唄は2002年3月と、高校を卒業する直前にリリースされた曲です。
初めて聞いたのはMステだったと記憶していますが、良い曲すぎて「TOKIOの新曲、メッチャいいぞ!」と謎の宣教師になって拡散しまくっていた記憶があったり、ちょうど大学入学したての頃にコンパとかでもよく歌っていた記憶があったり、とにかくあの青い春を思い出しますね。
もう曲がメロウで素晴らしいですが、構成もカッコいいんです。
一度ライブで演奏しましたが、普通に弾いていて楽しかったですし、弾きごたえがある曲ですね。
そして下記の歌詞がメッチャ好きです。
改めて青春時代を思い出す曲ですね。
この曲を好きな人は多いと思います。
5. GREEN(26th single)
この曲も「君を想うとき」のようなロックバラードで、いい曲なんです。
ただ、この曲が「ガチンコ!」のエンディングテーマだったのは覚えてないですね!
この曲がリリースされた2002年の頃はもうガチンコはあんま見てなかったかも知れません。あれだけ大好きだったファイトクラブですら3期生までしか覚えてないですからね・・・勿体ないことをしたもんです笑
6. AMBITIOUS JAPAN!(28th single)
この曲も素晴らしいですね。
どこかに旅に行きたくなる、電車における旅のアンセムです。
歌詞の中でも「のぞみ」「ひかり」などを使っているのが良いですね。
この曲がリリースされたのは2003年、僕が20歳の頃でした。
この頃僕はハードコアばかり聞いていた記憶がありますが、それでもこの曲は名曲と思い、ダウンロードしてカラオケでよく歌ってましたね。
TOKIOの曲はウケもいいし、歌ってて気持ちいいし、カラオケでは結構登場機会は多かったですね。
応援歌として、この曲に背中を押された人も多いでしょう。
後世に残る名曲ですね。
7. Julia(12th single)
この曲のランクインは意外でした。
メロディアスで良い曲ではあるものの、ファン投票で7位になるくらいに人気の曲とは思ってなかったですが、ファンにとって大事な曲なんですね。
この曲で覚えているのは、サッカー部の1個上の先輩が多分Mステの翌日に「山口メッチャベース旨い」と言っていた思い出ですね。
今思えばあの頃がメンバーのピークだったと言えるでしょう笑
8. glider(27th single)
そしてこの曲glider、僕がTOKIOで一番好きな曲ですね。
この曲は悲運にも「ding-dong」というクリスマスソングとの両A面シングルであり、両A面って結局1曲目しか取り上げられなかったりするんで、あまりメジャーでは無いんですが、メチャクチャいい曲です。
そしてこの曲がファン投票で8位になるあたりが、TOKIOファンのレベルの高さを物語っていますね。
とにかくメロディラインが最高なんです。
Aメロは助走をつける感じでBメロにバトンを渡し、Bメロで徐々にスピードを上げてサビにバトンを渡し、サビでダッシュして盛り上げるという感じで、構成が素晴らしいのと、サビのメロディが本当に最高なんです。
この曲を初めて聞いたタイミングを覚えていないのですが・・・この曲を初めてiPhoneに入れてから、一時聞きすぎてこの曲が再生回数1位だったことがあったくらい、メチャクチャ聞いてましたね。
ライブでも僕のワガママでやりましたが、弾いていて最高に楽しかったです。
そんな感じで是非聞いたことが無い人には聞いてほしいんですが、謎に動画埋め込めなかったので、遷移して聞いてください笑
9. Mr.Traveling Man(33th single)
これは「夜王-yaoh-」の実写版の主題歌ですね!ウオオオーッ!
夜王も大好きな漫画なので、実写版の僚介が松岡だったのはテンション上がりました。ただ松岡に僚介は勿体ない気がします笑
曲はロックテイストで良い感じの曲ですね。
この曲もライブでやりましたが、非常にバンドで盛り上がり、ライブで映える曲でしたね。
10. 自分のために(31th single)
この曲はCMで結構流れていたので知っている方も多いと思います。
「走れ、走れ、自分の為に!」の曲で、若干メロコア風というか、青春パンク風なんですね。この時期はそういう時代でした。
シンプルでロック調で盛り上がる曲なので、ライブでは相当盛り上がるでしょうね。
11. 宙船(そらふね)(35th single)
これまた名曲ですね。
歴代のTOKIOのシングルで2番目に売れたのがこの曲とのことです。
中島みゆきイズムが随所で感じられる、力強い歌謡ロックと言うかなんというかですが、非常にメロウで優れた曲です。
このライブバージョンはメッチャカッコいいです。長瀬が鬼!
12. スベキコト(40th single)
この曲はリーダーが作詞し、国分が作曲した曲です。
もうメンバーで完結しちゃう辺りは非常に良いですね。
サビがメロコア的なツービートで意表を突かれる、そんな曲ですね笑
13. 雨傘(39th single)
この曲は椎名林檎が楽曲提供した曲ですね。
流石林檎が作っただけあって、メチャクチャカッコいい曲です。
そして楽曲は東京事変が編曲(演奏)しているみたいですが、しっかり弾けているのが凄い。
国分は毎回演奏する時必死とのことですが、このピアノを弾けるのは大したもんです。長瀬もキーが高いのをしっかり歌えていて凄いですね。
そして以前も書きましたが、この曲のレコーディングのエピソードで、同級生の林檎に対して長瀬がずっと敬語で喋ってたというエピソードが本当に好きですね笑
14. 見上げた流星(44th single)
松岡が主演したドラマ「高校生レストラン」の主題歌とのことです。
ここまで紹介してきた曲ですが、何気に松岡主演のドラマが結構多いですね。長瀬と同じくらい多いかも知れません。
TOKIOの真骨頂のメロウなロックバラードですね。
15. DR(24th single)
そして15位で滑り込みランクインしたのはDR(ドクター)、これも大好きな曲です。2001年10月の曲なんですね。
この曲は「ハンドク」という長瀬が主演の医療ドラマの主題歌だったのを覚えています。
とにかく全体的にメロウなんですね。
イントロからAメロ、Bメロ、そしてサビは「ドクター!」で盛り上がる名曲です。
やはり改めてTOKIOの素晴らしさを感じますね。
16. ハート (Bonus Track)
この曲はボーナストラックです。
この曲は長瀬が作詞作曲で、Disc2にはリーダーが作詞作曲した「こころ」という曲が収録されています。
あんま印象ないです笑
僕がHEARTを作るなら・・・
そんな感じでTOKIOはマジで名曲が多いです。
このアルバムがファン投票であるのを知っていますが、それでも僕がBEST15曲をチョイスするのであれば、こんな感じですかね。
「SokoナシLOVE」はサビが好きなので選出しました。
高校サッカーテーマソングの名曲「風になって」は言わずもがな、
「MAGIC CHANNEL」はもっと評価されていい名曲なのでチョイス。
「みんなで~」「ハブラシ」はつんくが作った名曲です。
「Get Your Dream」はドイツW杯のテーマソングですね。
そして「青春」は長渕が作った名曲です!
まとめ
今年は30周年なので・・・サプライズで再始動して欲しい限りですね!