#010 バンド論②|Mr.Children
以前にHi-STANDARDについて書いたように、僕の最も好きなジャンルの音楽はパンクロックではあるのですが、僕が音楽にハマる切っ掛けとなったのはMr.Children(ミスチル)でした。
なんとなく最近ミスチルを聞き返しているので、今日はミスチルについて語ります。これも長くなりそうですが…
1. ミスチルとの出会い
ミスチルが不朽の名作・Innocent Worldを世に放ったのは1994年、俺が小学5年生の頃でした。どこの小学校でも当時はそうだったと思うんですけど、それ位の歳になるとみんなCDを買うようになり、ましてや当時はCDシングルバブルで皆短冊のCDを買ってましたね。
俺はInnocent Worldは買わなかったんですけど、その後に出た「若者のすべて」の主題歌、Tomorrow Never Knowsをシングルで購入し、その辺でミスチルに夢中になり、その直後に初めてLPを買ったのがAtomic Heartでして、そこからどんどん過去のアルバムを遡り、その時期にリリースされ「シーソーゲーム」「名もなき詩」とチャートを席巻する様をリアルタイムで聴きながら、ミスチルはすげーなと思い、16〜17歳でパンクやミクスチャーにのめり込むまでは常に最前線で聞いてました。アルバムで言うとdiscoveryとかその辺まででしょうか…
そして、周りの友達もそんな感じでしたね。
2. ミスチルの個人的BEST10
これがやりたかっただけですね!
早速始めますが、多分一般層とは大分毛色が違うランキングになること間違いなし!事前に言っておきます!
10位 シーラカンス
96年にミスチルは「深海」という5thアルバムをリリースしました。
で、これまでに出したヒットシングルを収録するであろうと思いきや「世界観が違う」との理由でほぼ収録せず、どっちかって言うと暗めな「名もなき詩」「花-memento mori-」などしか収録されていないこのコンセプトアルバムは物議を醸しましたが、俺はめっちゃ好きでした。
俺はこの頃から「アルバムはシングル曲もう聞いているし別に収録されてなくて良い派」だったので、とにかく全部が繋がっているこのアルバムに魅力され、めっちゃ聞いてました。
で、前振りが長くなったんですが、このシーラカンスは実質1曲目なんですけど、まぁとにかく暗い!だが、それがいい!詩も曲も構成も素晴らしい。
イントロのギターのリフなんてクソ簡単なんですけど、めっちゃ痺れます!
そして最後に激しくなるところもかなり熱い。こういう曲を演奏したいですね…
「深海」とも迷いましたが、インパクト的にこっちで。
9位 OVER
OVERは俺が初めて買ったLPのAtomic Heartのラストナンバーなんですけど、このOVERはLOVE IS OVERのOVERなので失恋の歌です。
リアルタイムで聞いた時にはまだ11歳と陰毛も生えていないレベルで、恋愛に関しては全く無頓着であったが故に、歌詞が染みた訳では無いのですが、この曲に関してはメロディが美し過ぎるので永遠の名曲と思っています。
ただ最後の「多分僕は忘れてしまうだろう」も一節はすげー好きですね。
後全然関係ないですけど、Hi-STANDARDのギターのken yokoyamaが歌う「Maybe Maybe」と言う結構ライブで盛り上がる曲があるんですけど、その曲を聞いたらいつもこのOVERを思い出しますが理由は割愛。
8位 LOVE
この曲もメロディが素晴らしい。マジでよくこんな名曲作れるなって感じです。
この曲の歌詞は「彼氏がいる女の子を好きになってしまった」と言うマジで大したこと書いていないんですけど、メロディが良すぎて「すげーいい曲だ!」と思わせてしまう魔力がある曲ですね笑
2回目のサビが終わってからのCメロと、最後の転調したサビとかはマジで凄いメロディが美しい。名曲です。
7位 ランニングハイ
これは最近(と言っても15年以上前)の曲の中では一番好きです。
メロディもいいし、歌詞も良い。金城一紀の名作「フライ・ダディ・フライ」の実写映画の主題歌との事ですが、映画の内容に相応しい良タイアップです。
この歌詞がめっちゃ好きですね。感傷に浸るだけ浸るどすぐ現実を知って納得するというのが半端なくリアルで熱いです。
6位 名もなき詩
この曲は月9の和久井映美が主演のドラマ「ピュア」の主題歌で、確か初回放送からCD発売までがめっちゃ時間が空いていて焦らされた記憶がありますね。ドラマのエンディングで流れるのが素晴らしく感動して、「早く全部聴きてー!」と思った限りでした。
この曲に関しては説明不要と思いますが、歌詞も構成もメロディも素晴らしい。なんかこの時期、謎に上から目線で「まだこんな良い曲がこの人は書けるのか!」と感銘を受けた記憶があります笑
そして、この曲にはちょっとした思い出があるんですけど、高校の卒業式の後の謝恩会(卒業生+親+先生一同)で、「バンドをやってくれ」と頼まれ、1曲はハイロウズの青春という完璧な曲をチョイスしたんですが、もう1曲はなぜかこれやりましたね笑
なんでこれを選定したのか最高に謎でしたが、俺が親の前で初めて演奏したのはこの日でした笑
5位 虹の彼方へ
これもメチャクチャいい曲なんです。
このレベルの曲がシングルとして出されない辺りがこのバンドの偉大さを物語ってますよね、しかし!
この曲は2ndアルバム「Kind Of Love」の1曲目なんですけど、猛者揃いのこのアルバムには「抱きしめたい」とか「星になれたら」とかの名だたる名曲が収録されているんですが、俺はこれが一番好きです(次がティーンエイジ・ドリーム)
とにかくこの曲はメロディが美しいんですけど、歌詞も良い。凄いシンプルだしベタな内容なんですけどメロディが美し過ぎるので歌詞もかなり輝いて見える。マジで本当にこの曲はもっと知られて欲しいですよね(もう十分知られてると思いますが…)
4位 光の射す方へ
この辺からは該当曲が人生のBGMとなっているので思い入れが強いんですけど、この光の射す方へがリリースされたのは1999年1月、高校入試の直前だったので、進路をどうするか的な際のテーマソングになっていた記憶がありますね。
結局この歌詞はメチャクチャで、とにかくミスチルがスターである苦悩を赤裸々に語った曲ですが、それでも自分の信じる光に向かって進もうねという意味では共感ができて、尚且つ「デキレースでもって 勝敗がついたって拍手を送るべき ウィナーは存在しない」という歌詞を自分で歌ってしまうのは凄い。メチャクチャだけど、歌詞が刺さります。
あとは歌詞だけじゃなくてギターのリフもだけど、中間のアルペジオの間奏とかもマジでセンスを感じる。
そしてやっぱ最後のこの辺ですね…何回聞いてもここは染みます。
3位 I'LL BE(シングルバージョン)
この曲も人生のBGMになってるんですけど、高1の頃ですね。新生活を送る上でメッチャ背中を押された思い出があり、聴きまくってました。
この曲は元々discoveryに収録されているバージョンはゆっくり目なんですけど、断然このシングルバージョンの方がカッコいいです。そしてこの曲はあんまり有名じゃないのが逆に俺は好きだったりしますね笑
とにかく、この曲は歌詞+勢いって感じで、その辺もひっくるめて好きです。
そして超有名な話ですが、この曲はJリーグで名波浩がセリエA「ベネチア」に移籍する時に作った曲ですね。
2位 everybody goes〜秩序のない時代にドロップキック〜
この曲はマジで小学校時代大好きでしたね。
ノリもいいし、歌詞がちょっとアダルトなところも良かった。サッカー少年団の友人たちとよく歌ってました。
そして、それから10数年後でしょうか…この曲は自分がリーマンになってより染みるようになりましたね!「知識と教養と名刺を武器にあなたが支える明日のニッポン」ですよ!
そして更に、管理職になったあたりで、無性に下記のフレーズが染みるようになりました。
ですんでこの曲は、俺の人生で何度も何度もテーマになってきた曲なんですよね…感慨深いものがあります。
1位 旅人
記念すべき1位はこれ!
とにかくミスチルと言ったら旅人です。この曲はマジで最高だと思ってますね。
この曲は冒頭でも触れた名盤「深海」からシングルカットされた「マシンガンをぶっ放せ」という曲のカップリングなんですけど、おそらくこのマキシシングルを買った全ての方が「こっちの方がいいじゃん!」と思うくらいの名曲であり、恐らく俺はこのクラスの曲をカップリングに持ってくる辺りの姿勢が好きなのかも知れません。
当時、このマキシシングルを買った人間に「カップリングの旅人がいいんだよ」と聞いて、マンマとハマりましたからね。
ロック的な側面で見ても、歌詞を見ても、そしてなんと言ってもメロディも全てが素晴らしい。
このランキングも作りながら順位考えましたけど、唯一この曲が1位ってのは俺の中で不動だった。それくらいこの曲は大好きですね。
3. まとめ
皆さんミスチルを聴きましょう!以上!
俺も最近のを聴いてないので聴きます!