見出し画像

#093 バンド論32|中島 みゆき

前回の長渕剛と双璧を成し、俺の中でかなり染みる歌姫・中島みゆきを紹介します(もはやバンド論でもなんでもないですが笑)

中島みゆきは私と同じ北海道の出身であり、尚且つルーツは帯広にあるのでかなり親近感を持ってます。
ちなみにみゆきだけでなく、十勝はドリカムの吉田美和(池田)、そして松山千春(足寄)とかなり多くのアーティストを輩出しているんですが、池田と足寄に囲まれた我が郷土・本別町は誰もいなくて寂しい限りです泣

とにかく、こんなカッコいい女性アーティストはいないですね。
椎名林檎も相当好きですが、林檎がロックとしてカッコいいのに対して、みゆきはアーティストとしてカッコいいというか、あんまよく例えられていないですが、まぁ察してください笑

それではいつものBEST10に入りたいと思います。


10位 地上の星 

これは日本人なら全員知ってる曲ですね。
プロジェクトXの主題歌であり、確か100週連続でオリコンベスト50に入った記録を持つロングヒットを記録した名曲です。

マジでプロジェクトXという、無名だけれど偉大な人々にスポットライトを当てた番組のテーマ曲にタイトルの時点で相応しい、歌詞もそうした人達を応援するテーマが素晴らしい。
教科書に載るであろう名曲ですね。


9位 ヘッドライト・テールライト

そしてそんな地上の星のカップリングがこの曲ですね。個人的にはこの曲の方が好きです。
Bメロの「紛れ散らばる星の名は」のあたりがメチャクチャメロウで何回聴いてもウルっとします。

そしてみゆきの曲はおそらく事務所NGでYouTubeからはほぼ抹殺されているようなので、その曲を題材にしたCMを貼っておきます。


8位 浅い眠り

この曲も好きですね。この曲は姉がCD持ってた記憶がありますが、よく家で流れてました。
個人的には「忘れなーいと誓ーった」の部分、Aメロが一番好きですね。

この曲は前職時代に、ムー子と言うやたらと歌の上手い後輩がいて、そのムー子がみゆきを好きだったのでカラオケでよく歌ってもらってたんですが、この曲も完璧に歌っていて爆笑した記憶がありますね笑


7位 世情

世情(せじょう)は、とにかく聞いたら怖くなる曲です。

シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を見たがる者たちと戦うため

このフレーズを聞くだけで怖くなる、そんな曲です。

リアルタイムではないですが、「3年B組 金八先生」で最大の問題作と言われた第2部で、加藤と言うどうしょうもないワルが警察に連行される際にこの曲が流れていたのがかなり印象に残っているという声が多いですね。

とにかくマジで怖いよ笑
ただ名曲ですね。


6位 ファイト!

この曲も素晴らしいですが、この曲の歌詞も大分ダウナーで怖いです!
みゆきの歌詞はマジでボディーブローのようにジワジワと攻めるんですよね笑

有名なのは「駅のホームから子供を突き落とす女」ですが、個人的にはこれが一番怖い。

薄情もんが 田舎の町に 後足で砂ばかけるって言われてさ
出てくならお前の身内も 住めんようにしちゃるって言われてさ
うっかり燃やしたことにして やっぱり燃やせんかったこの切符
あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字「東京行き」

怖っ!
こんな花園メリーゴーランドみたいな閉鎖的な村の時代があったんですね…

とにかく、人間の業の深さ、闇の暗さを語る曲ですが、それでも「ファイト!」と言うサビの力でエールに変える、不朽の名作ですね。

※ちなみに余談ですがこの曲を聴いた後にHIGHWAY61と言うバンドの「サヨナラの名場面」と言う曲も是非聞いて見て欲しいですね。笑いますよ。


5位 時代

これも素晴らしい曲ですよね。
そしてこの曲1975年の発売なんですね…全然そんなことを感じさせないくらい、現代でもドラマやカバーなど多くのシーンで愛されている曲ですね。

卒業式でも歌われているみたいです。そりゃ歌うわって感じですね。


4位 糸

そしてこれです。みゆきと言ったらこの曲という人も多いでしょう。
マジで本当に素晴らしい曲ですね。
もう「本当に素晴らしい」と言うチープな表現しかできないくらい、本当に素晴らしい曲です。

やっぱこの曲は詞ですよね。詞が鬼素晴らしい。

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを暖めうるかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを人は 仕合わせと呼びます

マジで究極のウェディングソングですね。
僕の友達がこれを使っていたので、僕はかぶるのが嫌なのでこの曲は使わなかった記憶があります笑

あと、糸は今回wikiで見て初めて知ったんですけど、98年にリリースされた曲ではなく昔からあった曲なんですね。
そして、98年にリリースされたA面はこの糸ではなく、「命の別名」の方であり、聖者の行進の主題歌も「命の別名」が主題歌だったんですね。初めて知りました(聖者の更新に関しては別途書くと思います)


3位 瞬きもせず

この曲は名曲すぎて聞くたびに泣きそうになります。
山田洋次監督の名作「学校Ⅲ」の主題歌なのですが、その映画もいいし曲がまぁ映える。

なんでこんな素晴らしい曲作れるんだろうね?本当に才能に脱帽です。
とにかく聴きましょう。


2位 旅人のうた

そしてやっぱり当時この曲が鬼流行っていた時代を生きていた僕らにとっては、この曲と、書いてしまいますが1位の「空と君のあいだに」は圧倒的な存在感があります。

この歌は小学6年生の頃で、修学旅行のしおりにこの歌詞が書いてました。バスの中でみんなでこんな切ない歌を熱唱していたという笑

やはり「家なき子」ですね。
この曲は厳密には「家なき子2」の主題歌であり、正直家なき子2はあまりまともに向き合ってなかったので内容ほとんど覚えてないんですけど、この曲は鮮明に残っています。

やっぱりサビが素晴らしいですよね。
本当にこの曲はいつ聴いてもメロウで、小学校時代を思い出します。

そしてこの曲ですら、この年1995年の年間オリコンランキングで28位らしいですね。これより売れた曲が27曲もあるという狂気の時代でした。
(ちなみに1位はドリカムのLOVE LOVE LOVE)


1位 空と君のあいだに

そして1位はこれしかないでしょう。
この曲がリリースされた94年もCDバブル全盛期でしたが、やはりこの曲は別格ですね。本当に素晴らしい曲です。

もう入りのストリングスの時点でウルっと来ますし、音源で言うと0:20あたりのピアノソロの時点で名曲です。
そしてAメロがすごく良いんです。
そしてBメロで盛り上がって、サビも素晴らしい。
メロティも歌詞も素晴らしい。本当にメロウで泣ける。

最も音楽に興味を持った多感なこの時代に、こういう名曲に触れられていたのは本当に良かったですね。


以上、そんな感じでバンドから離れて「長渕剛」「中島みゆき」と言う伝統的なソロアーティスト2組について熱く語ってしまいましたが、次回はまた戻します。

また振り幅が180度変わりますが、次はSUPER STUPIDを!

いいなと思ったら応援しよう!