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#569 バンド論108|電気グルーヴ

前回紹介したオザケンと僕の中でカテゴリーが近い、日本のテクノミュージックの雄・電グルこと電気グルーヴを紹介しましょう。
ちなみに間違われがちですが、グループ(Group)ではなく、グルーヴ(Groove)ですね。


電気グルーヴとは?

結成は1989年と歴史のある方々です。
元々「人生」というアンダーグラウンド界で有名だったバンドの中心人物だった石野卓球ピエール瀧を中心に結成されたバンドであり、wikiではこう紹介されています。

テクノ、エレクトロを中心とした独特の音楽性と破天荒なパフォーマンスが特徴。世相を風刺した作品が多く、1990年代のサブカルの担い手でもあった

僕らの世代が存在を知ったのは97年にリリースされたShangri-Laが切っ掛けの人が多いと思います。この曲で存在を知り、そして卓球も瀧も色々と顔が広く、瀧は1人ごっつの全国共通お笑い一次試験も受けていましたし、とにかく顔が広い連中でした。

で、最近話題になったのは2019年に瀧が麻薬取締法違反で逮捕された騒動ですね。
メンバーの不祥事の際、バンドメンバーは自粛するのが通説であった中、釈放されたタイミングで、その髪型をネタにする卓球の対応は非常に暖かかったですね。
執行猶予の判決が出た時に「えー、死刑じゃないのー?」と言ってたし笑

とにかく仲が良く、素敵な連中です。
子供のまま大人になった人達ですね。


電気グルーヴを聞いたきっかけ

あんまり覚えてないんですけど、アーティストとしてというよりかは芸能人、コメディアンとして瀧を認識していて、卓球もそれとなく存在は知っており、テクノをやっている人達という認識はしてました。

で、大学入ってからですかね?
THE MAD CAPSULE MARKETSを聞いたり、ATARI TEENAGE RIOTを聞いたり、Polysicsを聞いたりで僕の中でデジタルが結構好きかもという時期に、テクノに進出しようと思い、テクノを知る登竜門として電グルを聞こうと、イルボン2000を買って聞き、「いいかも…」と思って、それ以降もちょくちょく聞いてましたね。


電気グルーヴの好きな曲BEST10

10位 Shangri-La

電気グルーヴで一番売れて、一番メジャーな曲ですね。
電グルだったり、コの曲のタイトルを知らない人でも、この曲のサビの「夢でKISS KISS KISS、KISS KISS KISS、どこへもどこまでも」のフレーズは聞いたことがあるのではないでしょうか。
もはやテクノでもなんでもなくドリカムを意識したと卓球が言ってるくらい、自分たちの音楽ジャンルに潔いくらいこだわりが無い曲ですね笑
ソープランドで撮影したPVがアホで良いですね。
昔はよくカラオケで歌ってましたが、何気に高いんですこの曲。卓球は音域広いですね。


9位 N.O.

この曲がデビューシングルと思ってましたが違いました。3枚目でした。
そこそこスマッシュヒットになったようで、僕も幼い頃に聞いていた聞き覚えがありましたね(確かCDTVで歌っていた記憶)
「学校ないし 家庭もないし ヒマじゃないし カーテンもないし 花を入れる花瓶もないし 嫌じゃないし カッコつかないし」と、とにかく何もない現状を憂うという、それだけの曲です笑


8位 虹

この曲はCMとかで使われていたようですが普通に良い曲です。
電グルで唯一と言っても良い、普通に良い曲ですね笑
幻想的なテクノサウンドと、シンプルなメロディ構成が秀逸であり、聞いていて気持ちいい曲ですね。
フェスで野外で聞いたら上がるでしょう。虹が出てたら完璧ですね。


7位 Nothings gonna change

この曲を初めて聞いたのはイルボン2000というライブアルバムなんですけど、繋ぎで流れるこの曲がすごく清涼感があって聞いていて気持ちよかったんです。
女性コーラスが入って、男(卓球と瀧)はほとんど、というか全く歌ってない感じで、やはりJ-POP全盛期の90年代後半では時代的に早すぎたのでしょう。


6位 Flashback Disco

そしてこの曲もゴリゴリのテクノサウンドでカッコいいんですけど、Shangri-Laの次のシングルとしてリリースしたが故に、「前作と全然ちがうやんけ」と謂れのない批判を食らった不遇の曲との事です。
Shangri-Laが異質なだけだっただけに、悲しい曲ですね。

この曲も聞いていて気持ち良い曲ですね。


5位 Volcanic Drumbeats

そしてNothing~Flashbackと続いて、このVolcanic Drumbeatsもインストでゴリゴリのテクノサウンドで、「That's テクノ」という感じの曲なのですが、この曲もカッコよくて好みですね。
ベストにも収録されていて、ゴキゲンでロックテイスト含みカッコいい曲ですね。


4位 誰だ!

この辺からはメロディも入る曲ですが、この曲「誰だ!」もライブで盛り上がる曲ですね。
wikiでこの曲の制作秘話を見ましたけど、マジで頭悪いですよ笑
レコーディング合宿で遊んでばっかいて、ディレクターがいる手前仕事をしているフリをしなきゃならない感じで作ったとか、そんなゆるい感じですからね笑
ただ、そんな曲ですが、今なおライブのここ一番という所で演奏されている(と思う)ので、分からないもんですね!


3位 電気ビリビリ

この曲もカッコいいです。
ライブでめっちゃ盛り上がる感じの曲ですね。
電グルの曲の中で一番カッコいいのは僕はこの曲と思っておりますが、カッコよすぎてちょっと違和感だったりするという笑
smorgasとか、それくらいのミクスチャー・バンドが歌っていても違和感ない感じの曲ですね。


2位 富士山

そして最高のパーティ・チューンですね。
とにかく歌詞は「富士山!富士山!高いぞ高いぞ富士山!」とかで、基本的な構成はこれのみ。だけれども最高に盛り上がるし、最高に楽しい曲です。
FUJI ROCK FESTIVALで歌うべくして歌われた曲だったりして、配信していた21年のライブでも歌ってましたね。
僕が昔見たライブ映像では、瀧が富士山の着ぐるみきたり、ケンタウロスのコスプレしたり、まぁふざけてましたね笑


1位 Cafe de 鬼(顔と科学)

そしてこの曲がメッチャ好きですね。
もうアホ、アホ、アホ!という感じの曲で、とにかく頭悪すぎなんですけど、すげー好きです。
大学時代にリリースされたベストの最後に収録されている曲で、確かベスト用に新録されて作られた曲なんですが、とにかくゴキゲンのテクノサウンドで、ライブで最高に盛り上がる感じなんですが、サビがなぞにスローテンポで沖縄民謡になるという意味不明な曲です笑
今聞いてもテンション上がる曲ですね!


まとめ

そんな感じの電気グルーヴ、もう一定の立ち位置におりますが、引き続きのアホ活躍に期待ですね!
いつかライブも見てみたいと思います!


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