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#934 アルバム論66|GOLDEN YEARS Singles 1996-2001 / THE YELLOW MONKEY(2001)

そんな感じのアルバム論でございますが、
イエモンに関してTRIAD時代のベストを紹介させていただいた所、
actⅠのPV数がエグイことになっており、「これは熱い!」と思って元々書く予定だったactⅡを公開するも、いつもとそう変わらないグルーヴでした笑

そんな感じでイエモンを聞いていて、改めてイエモンはいいバンドだったなと思い返し、彼らのキャリア後編に関しても紹介したいと思い、うってつけの「GOLDEN YEARS Singles 1996-2001」を紹介しましょう。


GOLDEN YEARS Singles 1996-2001 とは?

JAMでブレイクし、SPARKでスパークしたイエモンでしたが、レコード会社を移籍し、そのタイミングで「SICS」という超・名盤をリリースするんですが、その辺から「楽園」「BURN」「バラ色の日々」とヒット曲を連発し、カラオケで歌いたい若者、通好みのサウンドに魅了されるバンドマン、元々のファンである女性陣など以外にも、かなり幅広い層に支持されていたんじゃないかなと思っております。

僕は何度も言っていますが、どちらかというとJ-POPとして聞いており、バンドではハイスタとかそっち系をやっていたので、アルバムの曲まではじっくり聞いたりはしなかったのですが、それでもシングル曲はほとんど記憶にありましたし、このアルバムも結構聞いていましたね(MDで)

イエモンが活動休止し、そして解散した理由はよく分かっていませんでしたが、吉井さんと吉井さん以外のメンバーのすれ違いが原因だったようですね。トップアーティストならではの苦悩があったのでしょう。

しかし、2016年に15年ぶりに再結成し、現在も精力的に活動しております。
やはりこうして再結成してくれるのはやはり嬉しいですよね。


GOLDEN YEARS Singles 1996-2001 全曲紹介

1. 楽園

当時から普通に良い曲だと思っていて、カラオケとかでもよく歌っていた記憶がありますが、この曲の本当の魅力を知ったのは2017年くらいですね。
当時の職場の同僚でバンドを組んでおり、初回のライブはミッシェル、2回目はTOKIOを演奏し、3回目はイエモンをコピーしたんですが、この曲のHEESEYのベースラインはメチャクチャ弾きごたえがあり、楽しかったです。

これだけベースがグネグネ行って、ギターリフやリズムもまさにロックな感じで、ヒットチャートを賑わせたのはやはり凄い。センスを感じます。


2. LOVE LOVE SHOW

この曲は凄く好きでシングル買っちゃいましたし、みんな好きだったのでこの曲もライブでコピーしました。とにかくゴキゲンな曲ですね。

冒頭の「おねえさん」のセリフはよく分からなかったですが・・・笑
イントロのギターリフの時点で相当ポップで、そのあとの特徴的なブリッジとか、ひたすらミュートのAメロ、盛り上がるBメロ、そして爆発するサビ!すべてが超ポップでカッコいい、そんな曲です。

そして「愛とは?」を3つで言いきっている歌詞も何気に深いです。

  • 愛とは「あなたのため」と言ったら疑われる

  • 愛とは「自分のため」とか言ったら嫌がられる

  • 愛には「形が無い」ので、触れられないのは寂しい

まさに愛とは、この3つに集約されるのではないでしょうか?
そんな感じでメロディも歌詞も思い出に残る曲ですね。


3. BURN

この曲がイエモンのシングルで最も売れた曲だったんですね。
「職員室」という浅野温子と仲村トオルが出ていたらしいドラマの主題歌だったようです。
とにかくピアノが美しく、前作とは180度違って大人な雰囲気のイエモンを聞かせてくる曲ですね。
この曲は高校時代に仲良かったDがかなり好きで、カラオケで毎回歌っていたので、吉井さんが歌うBURNより、Dが歌ったBURNの方が多く聞いていた気がします笑


4. 球根

この曲がイエモンで最後で最後の1位獲得曲のようです。
よりによって、とにかくダークでヘヴィーなこの曲が笑
生前、hideがこの曲を愛していたそうですね。

初めて聞いた時はあまり琴線に触れなかったのですが、やはりある程度年を取ってから「かっこいいな・・・」と思うようになりましたね。
とにかく吉井さんの才能が爆発しています。
THE BACK HORNがトリビュートで歌っていたのもカッコよかったですね。


5. 離れるな

シングルの印象がビックリするくらい無いですね笑
メンバーからもシングルカットは消極的だったというのを見て、やっぱそうだったんだなと思ってしまいましたし笑


6. MY WINDING ROAD

この曲はすごく好きでした。
中3の秋ごろと記憶していますが、このようなダンスチューンとロックが融合した曲をこれまでにあまり聞いたことが無かったので、ディスコでミラーボールなこの曲の演奏は新鮮でしたし、そんな中でもしっかりと王道ポップスのロックを融合させる吉井さんは流石でしたね。

当時は「WEDDING ROAD」と誤認識しており、結婚の曲と思っていましたが笑


7. SO YOUNG

この曲も染みましたね。
前曲とは対照的に演奏も構成もどシンプルで、腕一本で勝負した感じが非常に秀逸でした。
曲調もメロウで本当に素晴らしい曲ですね。
「それはなんて青春」の一節は、中学校を卒業しようとしている僕には結構刺さりました。名曲ですね。


8. バラ色の日々

そして後期イエモンを代表するのがこの曲でしょう。

SO YOUNG発売から半年くらい活動休止していたイエモンの復帰第一弾シングルなのですが、とにかくこの曲はフォロワーが多く、色々な所で歌っていましたね。
高校時代の友人が学祭でコピーしていて、ベースが「マジで覚えるの時間かかる」と言っていたのを覚えてますが、実際に自分がライブで演奏した際、覚えるのマジで時間掛かりましたね笑

ファンからの人気も高く、後のファン投票の上位をアルバム収録するZIGGYのORDER-MADEのようなベストで、晴れて人気投票1位を示す「1曲目」に輝いた佳曲であり、この曲のPVで使われている中世的な建物は、僕の地元の帯広の「グリュック王国」なのも嬉しいですね。
今は廃墟になっているようですが・・・


9. 聖なる海とサンシャイン

独特のイキフンの曲で、ダークな側面のイエモンの曲ですね。
正直そんな印象に無いんですが、吉井さんはかなりフェイバリットのようですね。


10. SHOCK HEARTS

この曲は、このアルバム論の投稿を書いていて初めて知ったんですが、ハイスタのLOVE IS A BATTLEFIELDと同日発売だったんですね。
活動休止以降、大人な感じのイエモンのシングルが続いていたんですが、今作はなかなかゴキゲンで、楽しい感じの曲ですね。
HEESEYのベースラインも相当楽しくて、聞いていて楽しい曲だったりですね。


11. パール

この曲も好きですね。
亡くなった恩人の方に捧げるレクイエムであり、非常にストレートなロックでありながらメロウな感じの曲です。
改めてこのバンドの引き出しの多さを感じさせてくれましたね。

サビの単音のギターが印象的で、ギタリスト的にはこの辺が美味しいのかなと思っていたんですけど、高校時代の友人も、僕らがコピーした時も、どっちもギターが「この単音のパートはミスったら目立つし弾きごたえがないからやりたくない」と言ってましたね笑


12. BRILLIANT WORLD

この曲は個人的な印象はそんな無かったんですけど、大学時代の友人であり、イエモンを知ってロックに目覚めた友人がかなりこの曲を愛しており、カラオケで結構歌っていたので彼が歌っていた記憶が強いですね。

歌詞が印象的ですね。下記のフレーズが非常に好きです。

何十年 何百年 何千年 何万年 何億年 何光年 何秒間 君といれるだろうか


13. プライマル。

そしてアルバムのラストを飾るのは、解散前のイエモンのラストシングルですね。
やはり別れを示唆する歌詞が印象的であり、当時どう思ったか記憶は定かではないですが、何となく解散するのかなと思ったような気もしますが、曲調は超ポップで素晴らしい。これも好きな曲ですね。

やはりこの曲は歌詞が素晴らしい。

VERY GOOD だいぶイケそうだ
振り切ったら飛べそうじゃん
今度は何を食べようか
卒業おめでとう プラプラプラ・・・

2001年の春の曲なので、僕は当時まだ高2なので卒業時期にドンズバな曲ではなかったのですが、卒寮ライブで友人バンドがラストにこの曲をやっていたので、やはり卒業時期を思い出す青春の曲ですね。



まとめ

そんな感じでイエモンのベストアルバム3部作を紹介させて頂きましたが、改めてバラエティに富んだ楽曲を持ち、演奏力も高く、マニアックでありポップでもある本当に希少なバンドでしたね。

そして色々あって解散し、再度再結成して音楽を楽しめている感じが非常に良いですね。
まだまだ「Moonlight Drive」とか、それこそSicksの「天国旅行」「双生児」「TVのシンガー」などなど、まだまだ名曲は多いのですが、一旦こちらでイエモンは終了!

次回以降のアルバム論ではHUSKING BEEを紹介します!

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