#554 バンド論106|氣志團
氣志團の登場はかなりセンセーショナルでした。
確か高3の秋くらいですかね?当時のインディーズシーンに熱かった雑誌「STREET ROCK FILE」という雑誌の第1号が、当時僕が好きだったゴイステが表紙だったので購入したんですけど、そこにコンピレーションCDがついてたんです。
そのCDでガガガSPを知ったんですが、そのCDには氣志團のONE NIGHT CARNIVALが確かワンコーラスのみ収録されており、そこで存在を知った記憶があります。
「ついにこんなバンドが出てきたか!」とおもったような記憶もありますね。
氣志團とは?
もう皆さんもご存じでしょう。
リーゼントや学ランに身を包む、80年代の不良が時を超えて2000年代の日本に登場。その本気なのかギャグなのかの境界線が一見分からず、多くのオーディエンスにインパクトを残しながらも、そのエンタメ性の高さ、メロディセンスの高さ、そして何よりも演奏力の高さで、あれよ、あれよと知名度を向上させ、日本中で愛されるヤンキーになりました。
中でもパロディセンスの高さは思わずニヤッとしてしまう感じで、こういうバンドが周りにそういなかったですし、そのビジュアルもあってかなり良いポジションにいましたね。
あと、木更津キャッツアイの参加も非常に良かったですね。
あのドラマの出演でブレイクしたんじゃないかなと勝手に思ってますが、あの出演はメチャクチャフィットしてましたね。
木更津キャッツアイの第7話はマジで何度も見る位面白かったです。
團長の綾小路セロニアス翔は、多彩極まりなく、色々なシーンで大活躍していますが、その中でも特筆すべきは氣志團万博のオーガナイズでしょう。
氣志團万博とは?
日本のロックフェスで一番ノージャンルというか何でもありのイベントです。DragonAshとかマキシマムザホルモンとか10-Feetとかのフェスの常連から、他のフェスには絶対出ないであろう矢沢永吉や和田アキ子などの超大御所まで、とにかくノージャンルで、何でもあり。
毎回アーティスト発表が楽しみな、とにかく熱いイベントでした。
自分も2013年から2016年までは毎年行ってましたね。まぁ99.99%ももクロ目当てだったりでしたが、レアな「黒夢」「シャ乱Q」「中島美嘉」「TUBE」とかを見れたのは熱かったですね。
氣志團は見ないで帰ったりした年もありました笑
まぁそんなことも許されるイベントでしたね(ちょっと家から遠いのが難点)
氣志團の聞いておきたい10曲
10位 No Rain, No Rainbow
この曲は正直そんな知らないんですけど、とにかくジャケットにやられましたね。
「これを再現するか!」ととにかくテンションあがりました。
PVもいい感じに「あるある」だったりが含まれており、いい感じですね。
9位 族
この曲は大学の時、カラオケでアルバイトしている時にスペシャか何かのパワープッシュでよく流れていて、バイトの同僚がよく口ずさんでましたね。
タイトルがもうあからさまに(暴走)族の曲ですが、「俺」と「Ole」をかけて、更にはカフェオレのCMにもなるというメチャクチャな展開でした笑
8位 恋人
この曲はVシネの帝王とも呼ばれた清水宏次朗とダブルネームでシングルをリリースし、注目された曲ですね。
同じくセカンドシングルで坂上二郎を起用したユニコーンと通じるグルーヴがあるとも言われてましたね(プロデューサー阿部ですし)
7位 喧嘩上等
この曲は氣志團万博で歌っていたのを覚えてますが、何故か実写版が作られた「極悪がんぼ」の主題歌でしたね。
本当になんでこの漫画が実写化したのか謎でしかないですね笑
夏目に竹内力を起用したのはGood Jobでしたが、神崎が女性という時点でカオスというか何というか…
6位 SECRET LOVE STORY
そんな感じで曲についてほぼコメントしてませんでしたが、そろそろしましょうか。
この曲はクリスマスソングなんですけど、この人のAll My Lovingという曲にクリソツで、もう狙ってるのか狙ってないのかが分からないという(まぁ前者だと思いますが笑)
まぁそんな感じで既視感は感じるものの、名曲です。ももクロも歌ってますね。
5位 結婚闘魂行進曲「マブダチ」
この曲も大学時代に流行りましたね。
普通に良い曲ですし、もうちょっと流行ってもいいのにとか勝手に上から思ったりしたものでした笑
先輩が「結婚式で氣志團やるって言われたからリーゼントのヅラかって行って、ONE NIGHT CARNIVALの振り付け覚えてから行ったんだけど、”マブダチ”って曲で一切分からなかったよww」と言っていたエピソードがありましたね笑
4位 デリケートにキスして
この辺は初期の曲ですね。
普通にいい感じに乗れる曲です。途中の「Fu」とかはカッコいいですね。
そして何といってもこの曲もブランキーの名曲「風になるまで」の歌詞をパクってきて、「キスしてくれないか、俺(ブランキーは"僕")のこのナイフに」を引用しているのがGood。
名曲です。
3位 黒い太陽
これは普通に良い曲です。
普通にこういう曲も作れるのに作らない辺りが渋いですね。
大学時代の友達がこの曲好きで、よくカラオケで歌っていたので本人たちよりもそいつが歌っていたののほうが多く聞いた記憶がありますが…
名曲ですね。
2位 スウィンギン・ニッポン
これは超名曲ですね。大学の時好きで結構聞いてました。
普通にメロディが最高に綺麗ですし、その上でしっかりロック調になり、そして歌詞でふざけたり、ライブでコール&レスポンスができたりなど、とにかく楽しい曲ですね。
「ふるえるぞハート 燃え尽きるほどヒート」みたいなジョジョからパクってくる歌詞とかも相変わらずで良かったですね。
1位 One Night Carnival
そしてやはりこの曲は外せないでしょう。
氣志團でブッチギリで有名な曲で、僕等の世代は全員カラオケでこの曲を通過しており、全員この曲が踊れるでしょう。
この曲を先に聞いて、「あ、これ尾崎豊の歌詞パクってるんだ…」と思った人も多いでしょう笑
80年テイストをしっかり残しながら、哀愁漂うギターイントロ、そしてサビのメロディラインやタメ、そして歌詞もなんだかんだで熱い。
青春の1曲ですね。
まとめ
やっぱりこういうバンドにもっと頑張って欲しいですね!
氣志團万博も全然行ってないですが、また行きたいと思います!