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#969 バンド論149|BOOM BOOM SATELITES(ブンブンサテライツ)

バンド論も何気に149回ということで、次回節目の150回目を迎えますが、本日は日本のみならず世界中から愛されているバンドであるBOOM BOOM SATELITES(ブンブンサテライツ)を紹介しましょう。

ジャンルは違いますが、前回紹介したフィッシュマンズと通じる所があるバンドですね。


BOOM BOOM SATELITESとは?

BOOM BOOM SATELITES(ブンブンサテライツ)はギターボーカルの川島道行と、ベース&プログラミングの中野雅之が大学で出会って1990年に結成され、1997年にベルギーのレーベル「R&Sレコーズ」からデビュー。
デビューが海外で尚且つベルギーと言うのが渋いです。幼き日のエデン・アザールやロメル・ルカクも聞いていたことでしょう。

で、後に日本ではソニー・ミュージックエンタテインメントからデビューし、けしてメジャーでは無いですが知る人ぞ知るのポジションで、ロック通はもちろん、ロックは聞かないけどダンスミュージックが好きな人とかも対象に愛されるカッコいい人達でした。

しかしながら世は無常、ロック界の天才は何故か早めに天から迎えがきてしまい、2016年に川島は47歳の若さで逝去し、翌2017年のラストライブで活動休止となってしまいました。


BOOM BOOM SATELITESの魅力

wikiには下記のような記載がある通り、その音楽性は独特で唯一無二なんですね。

一般にテクノの細分類の一つビッグ・ビートにカテゴライズされるが、ギター、ベース、ドラムの演奏はマシンではなくメンバー自身が演奏するロックに近いサウンドである。

そしてこれもカッコいいですよ。
前述のベルギーでのデビューにおいて、ヨーロッパのメディアはこう報じたようです。

「ケミカル・ブラザーズ、プロディジー以来の衝撃」

ケミカルブラザーズは「DANCE」、プロディジーは「DIGITAL HARDCORE」で僕は分類していますが、とにかくジャンルのカテゴライズが難しいこれらの世界のバンドと肩を並べて紹介されるあたりがエグイですね。
恐らく日本より海外の方が人気があると思ってしまうバンドです。

僕らが大学の頃にDIVE FOR YOUが少し流行っていて、そこでみんな聞き出した記憶がありますね。
そして僕は2006年社会人1年目で「ON」を買ったので、KICK IT OUTを聞くとあの辛かった時期を思い出します笑


BOOM BOOM SATELITESの名曲BEST10

10位 Joyride

この曲が収録された1stミニアルバム「JOYRIDE」はBOOM BOOM SATELLITESが初めて日本でリリースした音源で、この曲がリードトラックですね。
前述の通り、ヨーロッパのメディアがこぞって「ケミカル・ブラザーズ、プロディジー以来の衝撃!」と絶賛したのはこの曲を聞いての間奏であり、UK音楽誌「MELODY MAKER」のシングル・オブ・ザ・ウィークを獲得した曲なんですね。

とにかく何と言うか、ずっと聞いてられる感じの曲です。
僕はこの時期、電気グルーヴも聞き始めていたのですが、電グルにも通じる所がある曲です。


9位 Push Eject

この曲は1thアルバム「OUT LOUD」に収録されたリードトラック的な曲で、BOOM BOOM SATELLITESの1stシングルとして発売された楽曲だったりします。
曲の頭から最後までずっとピアノ的な高音が鳴り続けて、その中でドラムがいい感じのリズムで乗り、そしてノイジーなギターと歪んだ英語のヴォーカルが更に乗る感じの曲なんですが、ライブと音源で聞くので大分印象が変わりますね。ライブの方がカッコいいです!


8位 Easy Action

2007年にリリースされた曲です。
「ベクシル 2077日本鎖国」という映画の劇中歌だったとのことですが、かなり近未来的な映画で、BOOM BOOM SATELLITESの楽曲が非常にマッチしていたのですは無いでしょうか?
ヴォーカルは淡々と繰り返して進む感じなんですが、プログラミングとかドラムとかが大分変態的ですね。好きな人はすげー好きな感じだと思います。


7位 Back on my Feet

SFアクションのアニメ「亡念のザムド」の主題歌にもなった曲です。
わりとハイテンポな曲で、イントロの電子音から結構リズミカルで好みなですが、Aメロが始まってからドラムが結構走っていい感じでカッコいいです。
サビで一瞬落ちますが、そこからドラムがまた激しくなったり、ゆっくりになったりするあたりが目まぐるしく、退屈しない曲ですね。


6位 Light My Fire

この曲は女性ヴォーカルが「Stay Away」と叫んで、歌詞を粒やいてという繰り返しなんですが何となくビョークのエッセンスを感じる曲です。
ドラムもトラックもかなり変拍子であったり、途中の変なタイミングで入ってきたり、相当マニアックなんですが僕は結構好きですね。
ライブはヴォーカルが流れて、2人はひたすら演奏と言うのも良いです。


5位 Moment I Count

2005年に発表されて以来、BOOM BOOM SATELLITESの楽曲陣の中でも大人気な曲で、イントロでオーディエンスが狂喜するこの曲は、フェスの定番局として鬼盛り上がる曲だったとのこと。
そして一切記憶ないですが、この曲はiriverのCMソングだったようです。
iriver持ってましたので懐かしいですし、この曲にも親近感が湧きますね笑


4位 Dress Like An Angel

僕が初めてBOOM BOOM SATELLITESの曲を聞いたのはこれでした。
按摩覚えてないんですが、当時この曲が結構有名だったので、何となく聞いていた記憶があります。
当初は難解だった記憶もありますが、ある程度年を重ねて何度か聞いていたらカッコいいと思うようになりましたね。
一定のリズムがありながら、ギターもベースも変態で、ラップ調の曲もカッコよく、最初から最後までいい感じでカッコいい曲です。
ライブで聞いたら栄えるでしょうね。


3位 Girl

この曲は僕が唯一BOOM BOOM SATELLITESで持っていたアルバム「ON」に収録されている曲でして、映画のDeath Noteの主題歌でも使われていたようです。
なかなかポップな曲で、BOOM BOOM SATELLITESにしては珍しくメロディアスと言うかポップな曲で、恐らくこの曲が一番メジャーなのかなとも思います。
懐かしい曲ですね。


2位 Kick It Out

そして同じくアルバム「ON」の1曲目にしてリードトラックがこの曲ですね。この曲も結構色々な所でタイアップだったりがあったので有名かも知れませんね。
調べてみると6つタイアップがついているようですね笑

他の曲の様に電子音ガリガリというよりかは、割とストレートで正統派ロックンロールな曲ですね。
1回目のサビが終わって楽器隊が全部入ってくるところとかライブで聞いたら痺れるくらいカッコいいですね。
ライブで聞いたら最高にあがるでしょう。

歌詞はメッチャシンプルで「Yeah」「Kick It Out」がほとんどです笑


1位 Dive For You

そしてやはりこれでしょう。
一般的には分かりませんが、この曲が大学当時は一番僕らの中で熱い曲でした。車の中で結構友達が流していた記憶があります。
電子音とロックの融合で、更にメロディアスであるこの曲には死角は無く、とにかくライブでも盛り上げられるゴキゲンな曲ですね。


まとめ

そんな感じで改めて聞きましたがオシャレでカッコいいBOOM BOOM SATELLITES、是非聞いて見てください。
「FULL OF ELEVATING PLEASURES」か「ON」がいいかなと思います!

てなわけでバンド論、次回の150回目はひとつの節目なので、これまで勿体ぶっていたアーティストを紹介しましょう。
僕は10代はハイスタ、30代はももクロでしたが、20代で最もリスペクトしていた人達ですね。

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