#721 ライブ論45|MAXIMUM SOUND STYLE-evolving the vibes of "B.F.S" 2009.04.29 新木場STUDIO COAST(BACK DROP BOMB/BRAHMAN/LOW IQ 01/ACIDMAN/凛として時雨etc...)
このライブは、僕のライブ史の中でもBEST10に入るくらい、思い出に残っているライブイベントですね。
MAXIMUM SOUND STYLEとは?
当時、このイベントに関しては下記のように紹介されておりました。
BAD FOOD STUFFはその後の2012年と、2024年に開催されましたが、今回のMAXIMUM SOUND STYLEは、そのBAD FOOD STUFFを進化させようという趣旨のものであり、ハスキンが解散していたのでMARSを、SCAFULLも活動停止なのでFBYを、そして新進気鋭のACIDMAN、凛として時雨などの新世代も呼ぶ、BAD FOOD STUFFの進化系イベントでしたね。
行かない理由は一切なかったのでチケットをGETしましたが、いつもライブに行く大学時代の友人だけではなく、関西に住む友人もこのライブのために東京に来たので、如何に温度感が高かったかがわかるでしょう。
ライブ当日
14:00~14:20|fam
オープニングアクトのfamは現在活動していないスリーピースバンドで、ドラムのダゼがLOW IQ 01とRHYTHM MAKERで活躍しております。
我々は車で向かっており、このライブに間に合うことができず・・・
14:40~15:10|MARS EURYTHMICS
つづくはイッソン率いるMARS EURYTHMICS(マーズ・リトミック)です。
イッソンがHUSKING BEEを解散してから、再始動までの間結成していたバンドですね(磯部正文BANDというソロプロジェクトもありましたが)
このバンドの曲はハスキンのトリビュートに参加している「ANCHOR」しか認識していませんでしたが、イッソンが歌うだけで世界はハスキンに、エモくなる感じなので楽しみにしていたんです、が!
そしてこのバントも着いてからモタモタしていたのであまり見れず泣
15:30~16:05|凛として時雨
見たことある常連のバンドが多かったので、初めて見るという意味ではある種一番楽しみだった凛として時雨。僕らの界隈で「カッコいい」と評判だったので、音源聞いて楽しみにしてました。
セット中、ドラムのピエール中野はアホ極まりないので、セッティングのマイクチェックで「シンゴー!シンゴー!」と叫びだして、その後のMCでも「アンテナ良し!どうも、スマップです!」と言って、当時世間をにぎわしていたニュースをパロっていまいたが、笑いましたが、こうしてふざけているのはMCだけで、演奏は超上手くてド変態という素晴らしさ。
TKはメチャクチャ変態でした。あの高速アルペジオはやば過ぎるスキル。
一番聞きたかった「nakano kill you」はメチャクチャ上がりました。
「Telecastic~」「DISCO FLIGHT」も上がりましたね。
好き嫌いが分かれるバンドではありますが、メチャクチャカッコ良かったです。
16:25~17:00|FRONTIER BACKYARD
続いてはFRONTIER BACKYARD(FBY)です。
このバントはSCAFULL KINGのTGMX、KENZI、TDCで結成されたパーティー・チューンバンドですね。
何曲かしか分からなかったですが、ポップチューンで会場はダンスホールと化してました。
17:20~17:55|BRAHMAN
そしてBRAHMANです。昨年末のロンナイぶりですね。
会場はBRAHMAN Tシャツが一番多く、この日一番の人気で開演前から客席はぎゅう詰めでした。
で、いつものSE「お母さん、お願い」が流れ、昨年末同様、定番の上がる曲をMCと休憩一切無しで、畳み掛ける鬼のセットリスト。
4曲目辺りで身の危険を感じ、最前列グループから離脱しましたがそれでも蹴られる蹴られる笑
終盤のLose Allが個人的には◎。そしてラストはあまりやらないRoots Of Treeですしっぽり占めて終了。
18:15~18:50|LOW IQ & THE BEAT BREAKER
そんな感じでBRAHMANと同じく、ロンナイぶりの01です。
2008年に3回見たので若干食傷気味と思いつつも、なんだかんだで楽しみました。
ツネはやっぱりカッコよかったですね。
19:10~19:45|ACIDMAN
そしてACIDMANは初めて見ました。
大学の時流行ったので、1st~2ndまでは聞いてましたが、乾いた感じでカッコいい新世代のバンドで、人気があるのも頷けるバンドです。
「波、白く」と「飛光」を聞けたので良かったですが、1stの曲も聞きたかったですね。
オオキの「学生時代に聞いていた憧れの先輩たちと一緒に演れて嬉しい」的なMCも良かったですね。
20:05~20:50|BACK DROP BOMB
そうして今イベントの大トリを務めるヘッドライナーがBACK DROP BOMB。全然盛り上がらなかったSTREET CALLINGぶりです。
開演5分前位にホールに向かうと、閑古鳥が鳴きまくりで悲しくなりつつ・・・余裕で最前列をキープしてライブスタート。
今回はスペシャル・フォーメーションなので期待してたんですけど、最初はオリジナルの4人+ドラム。
そこで1曲目で「Great View」を演奏した時には「これは前回のSTREET CALLING再現では…」と一抹どころか二抹、三抹の不安でいたんですが・・・シノッピーとチャーベ君が加わって、キラーチューン「Remind Me」!
その後も上がる選曲が続き、現れたホーン隊のTGMX、NARI、AKIRATT。
そうして曲は「Bounce It」「Blaziin」「Turn On The Right」!鬼の3連発!
気がつくとさっきまでガラガラだったのが嘘のようにフロアはモッシュ&クラウドサーフ!思わず目頭が熱くなりました。
漫画BECKのグレイトフルサウンドのシーンが浮かびましたね。
で、大好きな「That's the way we unite」で更に上がって、最後はまさかまさかの「Back Drop Bomb」!マジでヤバい!
まさにスペシャル・フォーメーションにふさわしい最高のライブでした。
まとめ
そんな感じのあっという間の7時間でした。これで4,000円は安すぎです。
とにかく最高に楽しいライブでした。
そして残念ながら、このMAXIMUM SOUND STYLEという企画はこの1回で終わってしまったと思うので・・・笑
是非15年ぶりに開催して欲しい限りですね。