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#088 バンド論30|ゼリ→

「ゼリ→」はみなさんご存知でしょうか?
高1の終わりくらいから高2の冬くらいまで、爆発的に流行ったパンクバンドです。
俺の札幌の高校でも、地元でもみんなコピーバンドをやっていたので、結構多くの高校生たちがゼリ→のコピーバンドをやっていたのでは無いでしょうか(俺もやってました)

ゼリ→は当時天下を取っていた黒夢の清さんこと清春プロデュースでデビューしたのですが、デビュー当時は全員が髪を立てて、鋲付きの革ジャン着て、ラバーソール履いて、ファッションとしての「パンク」を保ちながら、音楽もどストレートなパワーコードとキャッチーなメロディ、そして真っ直ぐな日本語歌詞、その辺が魅力でしたね。
そして関係ないですが、当時ゼリーは髪ツンツンが3人で、モヒカンが1人なんですが、ほとんどの人間がビジュアルを見て「このモヒカンがドラムかと思った」って言ってましたね笑

僕は2ndまでしか聞いてないのですが、それ以降も継続的に活動しており、ちょっと悲しい事件が起きて解散し、そして先日20年振りに始動していた模様。
ボーカルのヤフミ以外はサポートメンバー(ドラムはSNAIL RAMPのISHIMARUだったり)でしたが、なかなかカッコ良かったですねえ。


ゼリ→の琴線に触れる曲BEST10

10位 おもちゃのピストル

デビュー曲ですね。これがCD屋に並んでいた時は衝撃でした。
「しまった!デビューさせちまった!」って書いてました笑

ほとんどのキッズ達が、その全裸で立つパンクスのジャケットを見てジャケ買いしてたと思いますが、僕もクラスメイトが買ってたのを借りて初めて聞いて、「いいじゃん」とハマった口でした。

この曲はシングルバージョンとアルバムバージョンでちょっと違うんですが、入りのギターのミュートはシングルバーションのが好きですね。
そしてこの曲はよくコピーしてたんで未だにベース覚えてます。結構動きのあるフレーズで好きですね。



9位 光を放つように

これは2ndシングル。これも流行りましたねえ。
高2の学祭で友達がこの曲を演奏していたんですけど、そのバンドのベースが忙しい人だったので、俺がスタジオとかでもヘルプで弾いていたので今でも多分弾けます(多分)

かなり楽器も歌詞もどストレートな曲で、恐らく多くの高校生がコピーしたのではないでしょうか。
僕はハイスタ派でしたが、ハイスタはドラムが鬼門なので、そういう意味ではゼリ→の方がバンドとしては合わせやすかったのかなと思ってます。

初めてPVフルで見ましたけどいいですね。まさに青春時代を思い出します。


8位 I’M STANDING

この曲は1stアルバム「RODEO GANG」の1曲です。
ちなみにこのアルバム「RODEO GANG」は高校時代にケイという男に貸して借りパクされた記憶がありますが、僕の部屋にも自分で買った記憶の無いCDとかたくさんあるので不問とします笑
当時はそういう時代でした笑

この曲はゆっくり目の曲ですが、メロウで良いです。
アルバムに1曲あっていい曲ですね。


7位 Siver Fox Fall Into A Pitfall

そしてこの曲も外せないですね。
おもちゃのピストルのc/wで、1stアルバムのトリ前に収録されているゼリ→でも大事(であっただろう)な曲です。

この曲はI'LL NEVER FORGET FUCKIN' SHITS!って言葉に集約できるんですが、まぁそういうことです。
最後まで楽しいパーティーチューンですね。

ベースがかなりいい感じに動いていて弾いてて楽しかった曲ですね。


6位 6/8

この曲は2ndの一番最後の曲なんですけど、壮大なロックバラードですね。
1stではひたすらパンク小僧だったゼリ→が、2ndのラストのこの曲で大人になってしまった感じがしましたね。
(「次の晴れた日に」のシングルにライブ版が収録されていた気が)

普通に良い曲です。
そしてググって知りましたが、この曲の6/8って意味は、人生が80年だとしたら20年終わったから残り60年(6/8)って意味みたいですね。深いですねえ。


5位 翼をください

これは僕の高校では結構流行りましたねえ。
合唱曲のパンク化というのは何気にゼリ→が先駆けだったのかなとも思います。
札幌の高校でも、地元でも友達が学祭でカバーしてましたね。

ましてやこの曲は合唱曲界でも人気のナンバーと思われるので、学祭とかでやるのはうってつけでしょう。


4位 NITRO GANG

これは大分ライブで上がる曲ですね。1stで一番BPM高いのはこの曲でしょう。
そしてなんと言ってもこの曲はサビが楽しい。
ボーカルのギターのモヒカン・カズキとの掛け合いというか、輪唱というかが◎です。

神様(神様)どうして(どうして)夜は(夜は)長いの(長いの)みたいな。

ライブで映える曲ですね。


3位 RODEO RADIO

そしてこの曲も好きですね。1stアルバム1曲目のこの曲。
タイトルの通りのロデオ・チューンでアルバムの1曲目に相応しいナンバーです。

この曲もベースが楽しいんですね。
ベースソロがいい感じでよく弾いてました。

しかしながらこの曲は高2の頃、ゼリ→のコピーバンドをしていた時に当時のギターが「ムズい、俺には弾けない」と言って、僕とドラムとボーカルから総スカンを食らっていた曲です笑


2位 DRUG IS DEAD

そしてこれです!
これはおもちゃのピストルのc/wで2曲目なんですが、みんな「おもちゃのピストルもいいけど、"DRUG IS DEAD"の方がいいね」とみんな声を揃えて言ってました。これは僕らの地元ではバニーガール現象と呼ばれておりますが、前にも書いた気がするので詳細は割愛笑

この曲はブルーハーツの少年の詩になんとなく通じる部分があるんですけど、Aメロ→Bメロ→サビまでの展開がよくて、メロディもメロウで綺麗で秀逸。そして終始ベースがフィーチャリングされているのも良い。
この曲もベース弾いててすごい楽しかったんです、ですが!

この曲も3位のRODEO RADIO同様に、当時ゼリ→のコピーバンドをしていたギターが、この曲のギターのフレーズ(ソロ)に対して「ゴメン、これも弾けない!」と言って、ボーカルとドラムと俺をドン引きさせた記憶がありますね笑
そして残る3人で「あいつクビにしようか」と、リストラを結構本気で検討したという笑


1位 次の晴れた日に

そしてゼリ→で一番好きなのはこの曲ですね。
これは5枚目のシングルだったんですけど、これだけシングルは買いました。
普通にこれまでのパンクロックとは一線を画したロックンロールって感じの曲で、Aメロもミドルテンポでこれまでに無い感じで、Bメロもそれに続いて、そしてサビは激しくなるって感じなんですけど、普通に名曲です。

kick in the back street 飛びだしたい裏通りのむこうへ 遠くへ遠くへなにもかも振りきって kick in the back street 冬に咲いたヒマワリのように ここにいる ここにある 鮮やかに kick in the back street そしてまだ俺は信じてる Another day Another way 強い雨に惑う日々が 次の晴れた日に歩ける力になるように

今聞いてもいい曲ですね。


まとめ

ゼリ→も久々に聞きましたが、マジで高校時代を思い出してメロウになりました。懐かしいなあ!
高校時代の友人は今何やってるかマジで分かんないんだけど、元気でやってたらいいね。
そして彼もゼリ→を聞いたら絶対俺を思い出すと思うんで、こうして音楽で繋がっていられるのは本当に素晴らしいですね。

てなわけでまだまだ高校時代に聞いていた音楽はありますが、次は趣向を変えて長渕剛編で!

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