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#666 蹴球論60|2006年 ドイツW杯 直前テストマッチ ~ドイツ&マルタ戦~
前回の手記で2006年ドイツW杯に向けた、アントゥーヌ・アントゥヌス・コインブラ改めジーコ監督が率いる、日本代表メンバー選考に対して忌憚のない投稿をしましたが・・・
とにかく決まってしまったものは仕方ないので、頑張れ日本代表!
という事で、ワールドカップ開幕を目前にしたジーコJAPANは、テストマッチを2戦行いました。
そのテストマッチに関して紹介したいと思います。
ドイツ戦
そんな感じで開幕1週間前の2006年5月30日、今回のW杯ホスト国のドイツとのテストマッチが行われました。
ドイツはEURO2004こそあっさり消えましたが、前回大会の日韓W杯では決勝に残っていますし、何と言ってもバラックがブイブイ言わせており、W杯男のクローゼも相変わらず、そしてシュバインシュタイガーなどの若手も出てきており、結果3位という輝かしい成績を残しただけあって、とにかく強かったですね。
ドイツ代表 スターディングイレブン
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ドイツ代表のスタメンはこんな感じです。
ラームが出ていませんが、ほぼスタメンと言っても過言では無いでしょう。
前回大会のMVPのカーンもゴールマウスはレーマンに譲っていました。
GK|レーマン
DF|ヤンゼン、メッツェルダー、メルテザッカー、シュナイダー
MF|フリンクス、ポロウスキ、シュヴァインシュタイガ―、バラック
FW|クローゼ、ポドルスキ
日本代表 スターティングイレブン
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そして我らが日本代表もこの時点でのベストメンバーですね。
しっくりきていた3-5-2で、ヒデと俊さんを同時に起用したいので縦の関係を保たせて、FWは柳沢と高原。
高原は当時ハンブルガーに所属してたので、ホームタウンデジジョン的なのもありましたね。
GK|川口
DF|坪井、宮本、中澤
MF|中田英、福西、中村、加地、三都主
FW|柳沢、高原
キックオフ
そうして始まったこの試合ですが・・・僕は寝ていました!見てません!
たしかド平日で27時キックオフとかそんな感じだったと記憶してますが、社会人1年目でヒーヒー言っていた僕が勿論そんな時間に見れるわけが無く、惰眠を貪っていたのですが、起きて携帯見たら祭りになってましたね。
「高原エグい!」
「高原は人生のピークが早くも来てしまったな笑」
「この試合はおもれー!」
こんな内容が後輩や留年した奴らから飛んできてました笑
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そんな感じで高原祭りだったこの1戦ですが、日本の先制点はマジで芸術的。ジーコジャパンの流れの中で決まったゴールで、1~2を争う芸術的ゴールでした。
ドイツのCKのこぼれ球を柳沢が頭でつないで、俊さんが巧みなフェイントでかわして柳沢にリターンし、柳沢は巧みなループパスを前方の高原に送り、ドフリーの高原がズドーン!名手レーマンも棒立ち!
中田英がこのゴールに一切絡めずちょっとかわいそうでしたね笑
高原の2点目のゴールも凄く良かったですし、高原祭りでした。
そしてシュバインシュタイガーのアホがヤケクソのタックルで加地さんを傷つけたのも忘れてはいけません。
結局追いつかれはしたものの、ジーコジャパンのベストバウトだったりもするのでは無いでしょうか?
リアルタイムで見ていたら相当楽しかったでしょうね・・・
マルタ戦
そんな感じで激アツだったドイツ戦に続いたマルタ戦は、非常にしょっぱい試合で終わってしまいました泣
見たか見てないかも覚えてないんですが、玉田のゴールで開始2分で先制した後は追加点が奪えず、景気づけに勝つべく相手だった格下相手に攻めあぐねて、1-0という結果に一抹の不安を多くの方が覚えたのでした。
ジーコ氏も一抹の不安を覚えていたようですが・・・何という責任転嫁!
君が作ったチームじゃないですか!!
まとめ
そんな感じで直前の親善試合、1勝1分けという結果でしたが、称賛された引き分けとパッとしない勝利という、2戦を終えてリアクションが難しい結果に終わってしまったんです。
まぁドイツ戦が終わったままオーストラリア戦に挑めれば良かったのかも今となれば分かりませんが・・・とにかく残念でした。
そんな感じで次回からドイツW杯編に突入しますが、カイザースラウテルンの悲劇をちゃんと書かないわけには行かないので、あまり気ノリしないですが書きたいと思います笑